舌の手術について、前回は必ず必要なものについて書きました。
実際には、治療の時間以外は余暇時間となります。
特に、経管からの栄養の間は食事をする時間がなく、余暇時間が長くなります。
食事が始まると、食事に時間がかかるので、ぐっと持て余す時間が少なくなる印象です。
余暇時間は、「話す」「食べる」以外は問題ないので、「積読本が読んだりできるかな~」と思っていました。
でも実際には、熱が出たり、よだれが出たり、鼻からの栄養の管が気になったりと積読本を一気に解決とはいきませんでした…
実際読んだのは2冊程度(持ち込んだのは5冊…)。
ほとんどは、AmazonPrimeで『シカゴ・ファイア』を見たのと病棟にあった漫画を読んで過ごしました。
特に良かったのは、漫画。矢島正雄先生(原作)、弘兼憲史先生(作画)の『人間交差点』です。
1話完結のリズム良い物語と1990年前後を取り上げた人間模様。
ふと気が付くと、わたしも登場人物と同じ40代。
20代に読んでた時は遠い先の話と思っていたら、いつの間にか追いついた(追い越した)感じ。
ショックを受けるとともに、しみじみと共感しながら読んでいました。
入院中の余暇時間は、当然ですが「身になるもの」よりも「浪費的に見れるもの」が良いようです。
1話完結で適度に目を休められて、連続性がなく楽しめるもの。
共感や憧れがあれば最適です。
わたしの場合は、『シカゴ・ファイア』と『人間交差点』でした。
退院した現在、「今、見たいか?」というと「そうでもない」。
これくらいの距離感が最適なんだと思います。
でもきっと、この作品をみたら手術のことを思い出し、口から食べれることの大切さを思い出すのだと思います。
これが年輪みたいなものなんだぁ~と実感しています。