第45回 社会保険労務士試験 合格発表 | 黒田社労士雑記帳

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本日2013年11月8日に 第45回社会保険労務士試験の合格発表がされました。
合格基準は午前9:30に発表され、ネット上でも色んな感想が投稿されてますね。

今回の試験は次のようになりました。

第45回試験は、去る8月25日(日)に全国21都道府県の会場で実施され、その結果は次のとおりです。
(1) 受験申込者数 63,640人(前年66,782人、対前年 4.7%減)
             うち科目免除者1,315人(うち公務員特例の免除者726人)
(2) 受験者数     49,292人(前年51,960人、対前年 5.1%減)
             うち科目免除者1,112人(うち公務員特例の免除者618人)
(3) 受験率          77.5%(前年  77.8%)
(4) 合格者数     2,666人(前年 3,650人)
             うち科目免除者97人(うち公務員特例の免除者62人)
(5) 合格率        5.4%(前年  7.0%)


本年度の合格基準は、次の2つの条件を満たした者を合格とする。 
(1) 選択式試験は、総得点 21 点以上かつ各科目3点以上(ただし、「社会保険に関する一般常識」は1点以上、「労働者災害補償保険法」、「雇用保険法」、「健康保険法」は2点以上) 
(2) 択一式試験は、総得点 46 点以上かつ各科目4点以上 


なんと合格率は恐らく史上最低の5.4%になりました。
受験資格のある試験でこの水準は難関資格といっても過言じゃないでしょう。

基準に関しても、選択基準点が21点と正当率約50%で、恐らく初の一般常識が1点救済、そして、労災・雇用・健保が2点救済と、かなり基準が低いにもかかわらず合格率は大幅に下がったことを考えると、やはり今回の試験は稀に見る高難度だったと思われます。

社労士の質を高めるために門を狭くするという話は聞きましたが・・・
そもそも試験制度を変えて、民法と憲法と民事訴訟法などが追加されると言う噂はかなり前から聞こえていますが、今後の水準や難易度がどうなるのか気になります。


以上、解釈間違いありましたらご指摘下さい。