先般、鹿児島県のいちき串木野市の方から、緑竹が採れるのだけど、日持ちがしない。採ったその日
は美味しいのだけど、翌日になると直ぐにえぐみが出る。どうにかなりませんか?と相談に来られました。
普通に冷凍するとふゃにゃふにゃになる。蒸して冷凍にしても数日しかもたない。どうしようも無いらしい。
こう聞くと、直ぐに実験に取り掛かるのが私の悪い癖かもしれない。いや、長所だと思いたい。
早速、実験開始!生のまま、私の得意とする鮮度保持剤に1日漬込み、冷凍してみる。もう一つは、一度
蒸した後冷凍してみる。一旦冷凍した物を解凍した物が、これです!
左側が生のまま冷凍した物。右側が一旦蒸した後冷凍した物です。
試食した所、生の物は蒸したものよりえぐみが強いでした。蒸したものは殆どえぐみは感じませんでし
た。ただ、収獲してから持って来られるのに2日程経過したようなので、この様な結果になったのかもしれ
ません。
でも、うちの店『豚珍館』の土川店長に料理を頼んだところ、こんな風に料理してくれましたよ!
筍を、バジルソースで頂きました。美味い!食感もあり、何時でも食べれる筍です。
こう言う事をすると、直ぐに和食の料理人からは「季節感がなくなる。」とお叱りを受けますが、皆さんはど
う感じますか?