松岡醸造(株)・松岡良治さん-4 | ようこそ、黒豚劇場へ!

ようこそ、黒豚劇場へ!

黒豚劇場の舞台には、彩の国・さいたまの黒豚を中心に、テーブルを彩る様々な食材、地酒、そして人々の物語すべてが主役として照明を浴びています。そのひとつひとつを丁寧に、紹介して参りたいと思います。

前回、税務署と酒蔵との関係は深そう、と
お話しましたが、今回はこんな話題から・・・



国税全体の1/3が酒税だったという時代があり、
大変厳しく生産量が管理されていました。

いかにもお役人さんを迎えた部屋、という
物々しさが伝わってきます。

こちらの管轄である「東松山税務署」の名が入った
当時の「酒造検査箱」という道具箱まで
残されておりました。

この先に貴重な生の吟醸酒を
貯蔵している蔵がありました。



ところで、搾ったばかりのお酒には、
まだ微細に浮遊物が残っていて白濁しています。

それをタンク内で数日間静置させて、
浮遊物を沈澱させる「澱引き」をしている貯蔵庫が
こちらです。



この蔵を出たところに、
井戸水が溢れ出る管がありました。

小川町の豊富な井戸水についてもお話頂きましたので、
次回はそんな話題からご紹介致します!