前回、税務署と酒蔵との関係は深そう、と
お話しましたが、今回はこんな話題から・・・
国税全体の1/3が酒税だったという時代があり、
大変厳しく生産量が管理されていました。
いかにもお役人さんを迎えた部屋、という
物々しさが伝わってきます。
こちらの管轄である「東松山税務署」の名が入った
当時の「酒造検査箱」という道具箱まで
残されておりました。
この先に貴重な生の吟醸酒を
貯蔵している蔵がありました。
ところで、搾ったばかりのお酒には、
まだ微細に浮遊物が残っていて白濁しています。
それをタンク内で数日間静置させて、
浮遊物を沈澱させる「澱引き」をしている貯蔵庫が
こちらです。
この蔵を出たところに、
井戸水が溢れ出る管がありました。
小川町の豊富な井戸水についてもお話頂きましたので、
次回はそんな話題からご紹介致します!