平成24年8月30日(木)に、黒部市民病院、あさひ総合病院、富山労災病院の3病院間にて、災害医療相互応援協定を締結しました。
これは東日本大震災の教訓を踏まえ、災害時の医療救護活動を行うためには病院相互の機能分担と連携強化を図ることを目的としており、必要な事項を定めた応援協定を締結しました。
今回の協定の内容は基本的な事項ではあるものの、新川医療圏内の関係機関との連携強化に向けた第一歩であり、非常に意義のあるものと考えております。
◆協定概要
(1)被災した協定病院は、医療救護班の派遣を要請するものとし、被災した病院以外の協定病院は可能な限りこれに協力する。
(2)被災した協定病院と連絡が取れない場合で、被災した協定病院の被害が甚大で速やかに応援が必要と判断したときは、応援の要請を待たずに自主的に医療救護班を派遣する。
(3)医療救護班の業務は、次の医療救護活動を行う。
傷病者に対する診断、治療及び応急処置、後方医療施設への転送の要否及び転送順位の決定、転送困難な患者、避難所及び救護所等における軽易な患者に対する治療など
(4)患者の収容及び治療依頼
協定病院が被災し、医療の提供が出来ないと判断した場合は、被災した協定病院以外の協定病院に患者の治療を依頼できる。
(5)防災訓練
協定病院のいずれかから防災訓練の要請があった場合は、医療救護活動の速やかな連携を図るため防災訓練に参加する。