ロマンティック・コメディの主人公たち (男性編) | kuroame-55のブログ

kuroame-55のブログ

猫ブログを別で書いてましたが、そちらはしばらくお休みをしておりまして、新規でAmebaで好きな芝居やドラマや映画の感想とかイラストとかその他もろもろ徒然なるままに書いていきたいなと思っています。

今日は男性の方の主人公のロマンティック・コメディについて書いてみたいと思います。

 

昔の映画だと、男性のロマンティックコメディの主人公といえば、ケイリー・グラントが最高の主人公だと思います。彼の出る作品は、ミステリーや深刻な作品もありましたが、ロマンティックコメディの主人公として、彼こそ最高の俳優でした。

 

次は、私的には随分時間が後になりますが、ヒュー・グラントかなと思います。ふたりとも誰がみたって素敵だと思うハンサムさんたちですが、ちょっと情けないところや、彼女に振り回されたり、それがまたいいんですよね。優しい雰囲気があります。

 

以前、『アクターズ・スタジオ・インタビュー』という極めて良質な番組があって、アクターズ・スタジオの副学長のジェイムズ・リプトン氏が著名な俳優たちに生徒たちの前でインタビューをするという内容だったのですが、そこにヒュー・グラントが出たとき、「素敵なコメディの2代グラントといえば、ケイリー・グラントとあなたヒュー・グラントですね。」と言ったら「光栄です。」と照れたヒュー・グラントの表情が忘れられませんね。

 

深刻なドラマに出るのが演技力の高い俳優なわけではなく、むしろ、ロマンティック・コメディを、こっちが観ていて恥ずかしくなるようなものではなく、楽しく、しかもうっとりとさせられてしまうような、そんな芝居は最高のエンターテイメントだと思います。

 

日本のドラマだと正直ロマンティックコメディといって思い当たる作品がありません。

 

でも、そうだった、そういえば田村正和のドラマはまず、面白かった。深刻な作品や時代劇も出ていましたが、彼には、素敵な顔だけじゃなくて、ちょっと洒落た雰囲気があって、あのしゃがれた声も含めて、味があったから、彼の作品は全て、田村正和の作品と言えるものになっていたのではないでしょうか。他の役者さんが演じるのはあまり考えられない雰囲気があった。ご本人の素顔は俳優としての自分のありかたにとってもストイックな方のようでしたが、作品の中では硬軟演じ分け、特にコメディのときに、田村正和の味、というものがすごく感じられたように思います。

 

かっこいいイケメンの俳優が演じてロマンティックになるポイントというのは、ただそこに立っているだけでは全然ダメですよね。そして、どちらかというとちょっと三枚目的要素というか、情けなかったり、誰にかに振り回されたり(とくに女性に振り回されるか、子供に振り回されるか)といった役柄をいかに演じるかにあるのかもしれないと思ったりもします。ただかっこよく出ているだけじゃ、観ているこっち側、なぜか「惚れない」んですね(笑)

 

わたしはつい最近まで宝塚も好きだったわけですが(過去形に敢えてします)。宝塚に出てくる男性たちは男性ではないとこちらはよくわかっていて、それでいて、理想的な姿や美しい姿を見せてくれてました。日本の現実には全くない夢の世界でした。

 

ロマンティックコメディの方は、こっちも現実とは設定も役者も違うんだけど、時折、微笑ましい日常の何かが重なるところが、またいいんですよね。

 

いまハマりすぎのイ・ミンギさんのドラマに戻りますが、昨年12月から韓流自体見始めたばかりなのですが、彼はロマンティックコメディがよく似合います!!

 

まあストーリー的にはロマンティックコメディというのは必ず、どういう背景などがあろうと、主軸は「最初は好感を持たない」からの「大好きになっちゃう」王道なわけですが、その辺を見ている側のわたしたちが照れない演技が求められます。

 

イ・ミンギさんは「女優の恋人」というのを2度演じていますが(『OH!Master』と『Beauty Inside』。邦題のタイトルよりもこっちのほうが好き)、『Beauty Inside』の方で、彼女(ソ・ヒョンジン)が次に出る芝居がロマンティックコメディだと聞いて、

 

「じゃキスシーンがあるの?」

 

と心配し、彼女から「当然でしょ」と言われたときの特別動かない表情だけで、「また映画に出て欲しいといっちゃったけれど、彼女は忙しくて一緒にいたいのにいられない上にキスシーンだなんて」と思ったことがよくわかります(笑) 脚本もいいんでしょうね。そのあと、ふたりで寝そべりながら、彼女の美顔器を彼女が彼の頬に当てたときに、まだ拗ねていることがわかります(笑) でも逆に観ている側のこちらにしてみると、俳優ってこうやっていろんな作品で恋人同士になって、ほんとに好きになっちゃわないのかしらなんて思ったり、キスなんて普通に役だと思ってできちゃうのかしらねえなんて思ったりしちゃいますね。

 

昨年観た、我がミュージカルスター、望海風斗さんの『ムーラン・ルージュ』ではキスシーンがありましたが、ファンミーティングなどで、「キスシーンあったけど、平気でしょ?(と我々ファンに)井上芳雄さんに<スポーツみたいなもんだよ>と言われました。」と言ってましたけど、イ・ミンギさんのキスシーンを観ていると、ほんとになんか、彼の方は積極的にキスしてます(笑) 素敵な顎とか、美しい横顔とか厚めの唇を見せつけながらゆっくりたっぷりキスしちゃってますね(爆)。だからやっぱりイ・ミンギさんは、ドラマの後に必ず共演女優と実は熱愛なんじゃないかっていう噂が出ちゃってますよね(笑)。実際は誰とも浮き名を流したことはないみたいですが。

 

私が最初に韓流ドラマにハマったナ・イヌーさんは、芝居上手いと思いますが、まだちょっと若さが感じられます。でもほんとうまいと思います。でもこれから30歳になるわけですよね。改めて『私の夫と結婚して』大好きシーンを見直して、やっぱりいいわあと思うところと、これからもっとよくなるわね、と思うところとあります。 先日ちょこっと、イ・ミンギさんの出世作のひとつ『この恋ははじめてだから』を見始めましたが、やっぱり若いわあ、イ・ミンギさん、と思うところと、でもやっぱりいまの作品につながるユーモアセンスと色気が感じられます。いい俳優が韓国はたくさんいて素晴らしいですね。

 

昔々、わたしがテレビを観ていて、いい俳優だなあと思った、当時の主役を取る若手俳優たち、唐沢寿明とか、江口良介、やっぱりいい俳優になりましたよね。そうそう、むかーし、唐沢寿明が化粧品のコマーシャルに出ていたとき、かわいいキスシーンがありましたよね。

 

 

今見ると髪型とかファッションが昭和ね〜

これは観てるとちょっと照れますね。俳優たちが若いからかな。

 

大人のラブロマンスというと、急にすごいハードなベッドシーンが出てくるのか、そういうの特にいらないので(笑)、ストーリーや会話でぐっとくる作品、出てきませんかね。そう、ロマンティックとは、決して行動ではなく、感情なのです。

 

時代がロマンティックじゃなくなっちゃってる、特に日本は、、、、なので、やっぱりこれからは韓流でロマンティックコメディに期待しましょう。

 

ブログランキングに参加しました!よかったらポチッとお願いします。

 

 

韓国ドラマランキング 海外ドラマランキング