ブログネタ:おじいちゃん、おばあちゃんに会ってる?
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以前ブログにも書いた事がような気がしますが・・・
母が小3で家を出て行き
父は愛人との間に生まれた妹3人で別居暮らし。
母が出て行った後残された私と姉は
父方の祖父母と暮らしていました。
祖父は一代で会社を作り中小企業まで発展させた人で、
お酒好きな厳しい人でもありました。
祖母は呉服屋さん育ちのいわゆる、ええとこのお嬢さんだったそうです。
祖母は私にとって母代わりでもあり、とても可愛がってくれました。
いつも明るく大らかで本当に優しかった・・・
お嬢さん独特の可愛い女性でした。
何故かしら持病の喘息の発作も祖母と居る時は治まってた気がします。
3人兄弟で末っ子の長男である父は相当可愛がられていました。
社長である祖父の下父は専務の職を与えられ
父と母は今で言う出来ちゃった婚でした。
父の豪遊は昔の映画スター並だったと聞いています。
昭和の時代にはよくある話だったのでしょうか・・・
私が小さい頃から崩壊してたのでしょうね。
祖母と居る時は毎日が楽しく、とても暖かかった。
そんな幸せもつかの間で、私と姉は借金取りから逃れる為親戚の家に預けられたり姉と2人で生活した事もありました。
それでも毎日が楽しかったのです。
唯一助かった事は、食べ物に苦労せず十分な、
お小遣いと住まいもあった事でした。
そんな生活が2年ほど続き小5になった頃に祖父母は父が暮らしていた別宅に行き
代わりに愛人と妹を連れて戻って来たのです。
そこからまた私の人生は大きく狂い始めたのですが、祖母が居たからこそ
その時代を楽しく生きてこれたのかも知れない。
祖母は祖父が亡くなった後一人で80代まで楽しそうに暮らしてました。
私が結婚し子供を産んでから疎遠となりましたが、
自分の中の家族は祖母のみだったかも知れません。
祖母の死に向き合った時に私は、ここにはもう魂はないのだなと感じたものです。
その後何度か祖母の夢を見ましたが、いつも笑顔です。
私は過去をあまり振り返る事はありませんが
会えるとしたら祖母ともう一度会いたい・・・
目まぐるしく波乱万丈な半世紀を過ごして来た今、ふと会いたくなる人
また来世で巡りあえる事を信じています。
この記事を書きながら色々と思い出される過去を振り返ると胸が苦しくなり涙が込み上げてきます・・・
戻ることがない過去だからこそ悲しみが溢れてしまう。
また今から切り替えて前を向かないとね。
そして、共に生きて来た尊敬する姉を大事にしたいと思いました。