不安症には潜在意識の積極化 | 不安症は「生き直し」のスタートメッセージ

不安症は「生き直し」のスタートメッセージ

パニック発作で死ぬのではないかという恐怖から、不安障害、病気不安に苦しむ。
病院に、失望し、
自らが起こした悩みや不安なのだから自らの力でも治せると信念し、自分で勉強、実践してほぼ克服。
日々の思いや、学んだことを書く。

潜在意識は記憶の倉庫と言われる。

赤ちゃんから現在までの日々の生活の全ての出来事を記憶していると言います。


私達は普段の思考で物事を判断しているつもりですが、実際は潜在意識の中にある過去の記憶と照合し、判断しています。

ケーキを見て、過去の美味しかった記憶が影響し、

美味しそうとか食べたいと思うのです。


喉の違和感を感じるだけで、その違和感に無意識にネガティブな連想をして頭から離れられなくなったりするのです。



不安症の人の中は、

不安や恐怖、心配、失望、悲しみなどのネガティブで消極的な素材が潜在意識にまみれている状態。


少しお腹が痛かったら、

このまま更に酷くなって、

病院に行ってガンとか告知されたり、

このまま死んだらどうしようと

ネガティブな連想ゲームをしてしまいます。


中村天風は、

「潜在意識の中を消極観念の代わりに、

積極的な観念に入れ替えなさい」

と言います。


今まで無意識に

ネガティブな思考を

潜在意識に投入していたものを、

自ら「意識」して、

積極的な素材を

潜在意識に投入していく。


それには、

心身統一道の

寝がけの暗示から、

朝の暗示、

日頃の生活時も、

意識して生活するなど、

やはり日々の生活習慣を変えていく。




潜在意識の材料を、

不安や心配、

苦しみに心が

全て占領されてしまった状態から

少しずつ嬉しい、

楽しい、

感嘆感動、

生きている喜び、

未来への希望へ

心を満たしていく。


病気不安だけでなく、

不幸な出来事が起きた時、

打ちひしがれるような時、

どんなに今が辛く、苦しくても、

日頃潜在意識を更改し続け、

どう捉え、

どう向かい合うかで結果が変わってくる。

必ず積極的精神で乗り越えていける。

辛い時ほど、積極精神。

痛みの先の快楽を考える。

痛みと快楽はセット。


その積み重ねが人生を復活させる。


無意識で流されて生きてきた過去から、

自分で思考を選び、

潜在意識を積極心で満たす。


心は負けない


あなたは何億年と生き抜いてきた

ご先祖様の力の結晶なのだから。

強いに決まってる。


中村天風の師であるカリアッパ師は、

中村天風がヨガの里で結核を完治させた時、


「病気を克服したのが強さではなく、

病気の時、心が負けなかった事が強さなのだ」


と言った。

治る治らない、成功失敗、出来た出来ないは、

強さではなく、

自分で完全にコントロールできる事でもない。


病や不運、苦難にある時、

心がそれに負けず、

挑戦し続ける事に

真の生きがい、強さがあると思う。

苦しみは苦しみで受け止めて、

何があっても前を向いて目の前の一歩を歩き出す。



不安症には中村天風の教えは大変意味があると思う。

教えを自分なりにまとめていきたいと思う。