不安症は「生き直し」のスタートメッセージ

不安症は「生き直し」のスタートメッセージ

パニック発作で死ぬのではないかという恐怖から、病気不安に苦しむ。病院に、失望し、自らが起こした悩みや不安なのだから自らの力でも治せると信念し、自分で勉強、実践、不安に苦しめられず対処出来るようになりました。

自分は、自己限定するのが嫌です。

「自分はこういう人間だから」

そう思っている自分に気づいたら、
そのまま諦めるのではなく、
違う人格を作り上げようと努力するようにしてます。

人は、自分のことを決めつけてしまいがちです。
「私は人付き合いが苦手だから」
「昔からこういう性格だから」
「自分は不安になりやすい人間だから」

でも、本当にそうなのでしょうか。
それが自分の本質なのでしょうか。
それとも、ただの心の癖なのでしょうか。
一度、立ち止まって考えてみる価値はあると思います。


人には、それぞれ立場があります。
そして、その立場に応じて、必要な自分を引き出しているという。

例えば、お母さんの前では、わがままになったり、甘えたりする人がいます。

でも、その人が仕事で部下と接するときまで、同じように甘えているわけではありません。
仕事では自分を律し、部下が甘えていれば注意する。
社長の前では、また違う振る舞いをするかもしれません。

私達は、相手や状況によって、必要な自分を引き出している。
いつも同じ人格で生きているわけではありません。

だから自分は、
「必要なときに、必要な人格を引き出す」
という教えを大切にしています。

今の自分にないのなら、育てればいい。
必要な人格やスキルを身につけていけばいい。

そう考えておかないと、失敗したときや困難にぶつかったとき、

「自分はこういう人間だから」
「昔からこうだから」
「仕方がない」

と、簡単に自己限定してしまいます。

そして諦めてしまう。
すると、成長する機会を失います。

同じような事が起こったとき、
また同じ反応をして、
同じような苦しみを味わうかもしれません。


人間の心身について、まだ分からないことだらけです。
世の中の知らない情報も沢山あります。
だからこそ自分で自分の可能性を決めつけたくはないと思います。


子供の頃、
できなかった縄跳びが飛べるようになったとき。
新しい知識を知ったとき。
今までできなかったことができるようになったとき。

人は、成長そのものを喜ぶことができます。

だから、
様々な人格やスキルを育てていくことも、
人生の喜びの一つだと思っています。

もちろん、疲れます。
めんどくさいです。

「これが自分だから」と諦めてしまうほうが、ずっと楽でしょう。

変わろうとすれば、自分と向き合わなければいけない。
今までのやり方を変えなければいけない。
精神的な体力も必要です。

それでも自分は、自己限定して諦めるより、
疲れるし、めんどくさいけれど、成長する人生を選びたい。

病気不安の時だって、
「これが自分なんだ」
「昔から不安になりやすいから仕方がない」

と諦めることもできました。

でも、それだけは絶対に嫌でした。
自分の可能性を、自分で閉じたくなかった。

だから何年もかけて、心の癖や意味づけ、感情に気づいてきました。

不安になったときも、そこで諦めるのではなく、どうすれば不安に支配されずに生きられるのかを考え、
時には自分を鼓舞しながら行動してきました。

すぐに変わったわけではありませんし、
何度も心が折れ寝込んでしまったときもあります。

それでも少しずつ、自分の中に新しい自分を育ててきました。

不安なときには、不安に飲み込まれない自分。
思い通りにいかないときには、感情に振り回されない自分。
苦しいときでも、今日やるべきことに向かえる自分。

そういう人格を育てていけばいい。

もちろん、
本当にどこまで人間が変われるのかわからない。
遺伝や環境の影響もあると言います。

でも
「変われない」と、「変わることができない」は同じではないと思います。

私はそこを、自分で決めたくない。
人間の心身は、まだ分からないことだらけ。

だから自分は、可能性の中で生きたい。

「自分はこういう人間だから」

と、自分の過去を理由に未来まで決めるのではなく、

「これから、どんな自分を育てていくか」

を考えていたい。


「これが自分だから」と諦めるのか。
それとも、
「まだ自分の中に育っていないだけかもしれない」

と考えるのか。

どちらを選ぶかは、自分で決められます。