前回の投稿からとんでもなく時間が過ぎました。
慌しく時が流れています。
今現在の私は・・・
東北・みやぎ復興Mの後、既に、
・2024年11月神戸M
・2025年1月東京ニューイヤーハーフM
・2025年2月別府大分毎日M
・2025年3月びわ湖M
と、予定通りレースを走り終えています。
更に、
・2025年4月赤羽さくらM(ハーフ)も走り終え、
今週末は、かすみがうらMを走ります。
そして、この歳で・・・
生れてはじめてランニングクラブに加入し、
生れてはじめて仲間と共にトラック練習しています。
色々・・・動き始めています。
引き続き、将来の自分のためにも、
私が経験した出来事を記録に残しておきます。
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東北・みやぎ復興マラソン2024の振り返りを続けます。
前回の続きです。
東北・みやぎ復興マラソン2024がいよいよスタートしました。
北風が強めでしたが、コンディションは悪くない。
コースをみてわかる通り、基本的に南下しますので、
北風だと追い風が多くなり、ランナーに有利なコンディションということになります。
私も、その他多くのランナーも、おそらくその恩恵にあずかって、途中までは気持ち良く走れたと思います。
私も、終盤までは、ちょっと申し訳ないくらい楽に走ることが出来ました。
ただ、開始早々というか・・・
スタートして3㎞過ぎの最初の橋(上り坂)で、強烈かつ巻き込むような逆風・突風に襲われ、かぶっていたPUMAの帽子が吹き飛ぶ事件が発生しました。
あっ!
後ろを見ると、私の帽子はランナーの波の中に消えていきました。一瞬止まりかけましたが、
いやいや、止まっている場合では・・・
ということで、諦めて橋を渡ります。
気持ちを落ち着けて走らなければ。
このレースは、
夏を乗り越え頑張ってきた成果があるのか、
姫路城マラソン2024のサブ3.5がまぐれだったのか…
の確認レースです。
色々な意味で重要なレース
メンタルがやられている場合ではありません。
出来るだけ前向きな気持ちになる事を意識しました。
さて、
前述の通り、追い風に助けられながら、
私はことのほか順調に走り続けました。
スタートから20㎞までのラップは、
良いペースです。
しかも、追い風で足は残っている感覚でした。
2回目のサブ3.5、いけるかも知れない…
真夏の頑張りが、報われるかもしれない…
姫路城マラソンがまぐれでは無かったと言えるかもしれない・・・
30㎞近くまで、
私は思いのほか順調に走り続けました。
でも
わかっていたことですが、
試練はこの後やってきました。
30㎞手前から徐々にペースダウンし始めます。
そして・・・
34㎞付近からの「大逆風」
追い風を逆に進む区間が「逆風」なのは当たり前。
それが強ければ強いほど「大逆風」になるのも当たり前。
わかっています。
わかっています。
・・・わかっています。
わかっていても、
34㎞付近から数㎞にわたる「大逆風」は、身体に大きなダメージが・・・
脳も、自分の身体を守るためなのか、
苦しいんだから、もっともっとペースを落としなよ
と悪魔のように私に語り掛けてきます。
頑張っても頑張っても、
足の回転が遅れ出します。
スピードが上がらない。タイムを維持できない。
周囲のランナーのスピードも、一気に落ちているのがわかります。
このままズルズル落ちてしまうのか…
2月の姫路城マラソンでサブ3.5を達成した後、
3月の「東京マラソン」と4月の「かすみがうらマラソン」は、30㎞前後から大失速。
臀部の激痛や両足攣りなどで、タイム的には思ったようなレースが出来ませんでした。
同じことを繰り返すのか…
いや、
かすみがうらマラソンのあと、
夏の暑さの中これまで経験したことが無いくらい走った。
必死に走り込んできたのは、自分の限界に挑戦してみたかったからだ。
暑さにやられても、諦めず走り続けた自分がいるじゃないか。
そして、今日は、ずっと追い風で、身体にパワーは残っているはずだ。
足だって、きっと残っている。
やれるはず!
崩れかけた私は、
逆風の中、ペース維持に全力を傾けました。
歯を食いしばって、腕を振る・・・絶対、大丈夫。
崩れを、最小限に抑える!
周囲のランナーは、明らかにペースが落ちています。
私は、ペースを維持しているだけなのですが、
どんどん抜いている!
前向きなマインドが・・・
戻ってきました。
イケる!!
このまま一気に落ちなければ、2度目のサブ3.5を達成できる。
40㎞を通過した時、そのことを確信しました。
残り㌔5分半でも達成できる。
後は、足攣りを何とか回避出来れば…
少しだけペースを落としました。
そして・・・
姫路城マラソンのサブ3.5は、
まぐれじゃなかった!
涙はありませんでした。
PBより、もう一度サブ3.5で走りたかったレース
一度達成したサブ3.5がまぐれじゃないことを証明したかったレース
その意味では、今回のレースは、姫路城マラソンより達成感がありました。
<追記2>
最後になりますが、
東北・みやぎ復興マラソンは、今回をもって終了となりました。
「来てくれてありがとう」
そう言って応援してくれた地元の方々に、改めて御礼を述べると共に、またいつか、この地を走らせてもらえることを信じて待とうと思います。
主催者、ボランティアの皆さん、沿道で応援してくださった皆さん、その他この大会を支えてくださった全ての方々に、心の底から
「ありがとう!!!」