東北・みやぎ復興マラソン2024②(振り返り④) | 50代から始めた挑戦の記録

50代から始めた挑戦の記録

50代半ばの夏、その時は…
自分がその後、登山・マラソン・ゴルフ・資格取得などに挑戦する日々が訪れるなど思ってもいませんでした。年を取ってからの挑戦は上手くいかない事ばかりですが、やりがいもあります。そんな自分が「生きた証」をここに綴っていきます。

前回の投稿からとんでもなく時間が過ぎました。

慌しく時が流れています。

今現在の私は・・・

 

東北・みやぎ復興Mの後、既に、

・2024年11月神戸M

・2025年1月東京ニューイヤーハーフM

・2025年2月別府大分毎日M

・2025年3月びわ湖M

と、予定通りレースを走り終えています。

更に、

・2025年4月赤羽さくらM(ハーフ)も走り終え、

今週末は、かすみがうらMを走ります。

 

そして、この歳で・・・

生れてはじめてランニングクラブに加入し、

生れてはじめて仲間と共にトラック練習しています。

色々・・・動き始めています。

 

 

引き続き、将来の自分のためにも、

私が経験した出来事を記録に残しておきます。

 

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東北・みやぎ復興マラソン2024の振り返りを続けます。

 

 

前回の続きです。

東北・みやぎ復興マラソン2024がいよいよスタートしました。

 

北風が強めでしたが、コンディションは悪くない。

コースをみてわかる通り、基本的に南下しますので、

北風だと追い風が多くなり、ランナーに有利なコンディションということになります。旅ラン|宮城【東北・みやぎ復興マラソン】大会・コース・ホテル宿泊・アクセス・ご当地グルメ~旅ランプラン情報 | 旅ラン夫婦 地球を旅する

 

私も、その他多くのランナーも、おそらくその恩恵にあずかって、途中までは気持ち良く走れたと思います。

私も、終盤までは、ちょっと申し訳ないくらい楽に走ることが出来ました。

 

ただ、開始早々というか・・・

スタートして3㎞過ぎの最初の橋(上り坂)で、強烈かつ巻き込むような逆風・突風に襲われ、かぶっていたPUMAの帽子が吹き飛ぶ事件が発生しました。

 

あっ!

 

後ろを見ると、私の帽子はランナーの波の中に消えていきました。一瞬止まりかけましたが、

 

いやいや、止まっている場合では・・・

 

ということで、諦めて橋を渡ります。

気持ちを落ち着けて走らなければ。

 

このレースは、

夏を乗り越え頑張ってきた成果があるのか、

姫路城マラソン2024のサブ3.5がまぐれだったのか…

の確認レースです。

 

色々な意味で重要なレース

 

メンタルがやられている場合ではありません。

出来るだけ前向きな気持ちになる事を意識しました。

 

 

さて、

前述の通り、追い風に助けられながら、

私はことのほか順調に走り続けました。

 

スタートから20㎞までのラップは、

良いペースです。

しかも、追い風で足は残っている感覚でした。

 

2回目のサブ3.5、いけるかも知れない…

真夏の頑張りが、報われるかもしれない…

姫路城マラソンがまぐれでは無かったと言えるかもしれない・・・

 

 

30㎞近くまで、

私は思いのほか順調に走り続けました。

 

でも

 

 

わかっていたことですが、

試練はこの後やってきました。

 

30㎞手前から徐々にペースダウンし始めます。

そして・・・

 

34㎞付近からの「大逆風」

追い風を逆に進む区間が「逆風」なのは当たり前。

それが強ければ強いほど「大逆風」になるのも当たり前。

 

わかっています。

わかっています。

・・・わかっています。

 

わかっていても、

34㎞付近から数㎞にわたる「大逆風」は、身体に大きなダメージが・・・

脳も、自分の身体を守るためなのか、

 

苦しいんだから、もっともっとペースを落としなよ

と悪魔のように私に語り掛けてきます。

 

頑張っても頑張っても、

足の回転が遅れ出します。

スピードが上がらない。タイムを維持できない。

 

周囲のランナーのスピードも、一気に落ちているのがわかります。

 

このままズルズル落ちてしまうのか…

 

2月の姫路城マラソンでサブ3.5を達成した後、

3月の「東京マラソン」と4月の「かすみがうらマラソン」は、30㎞前後から大失速。

臀部の激痛や両足攣りなどで、タイム的には思ったようなレースが出来ませんでした。

 

同じことを繰り返すのか…

 

 

いや、

かすみがうらマラソンのあと、

夏の暑さの中これまで経験したことが無いくらい走った。

必死に走り込んできたのは、自分の限界に挑戦してみたかったからだ。

暑さにやられても、諦めず走り続けた自分がいるじゃないか。

 

そして、今日は、ずっと追い風で、身体にパワーは残っているはずだ。

足だって、きっと残っている。

 

やれるはず!

 

崩れかけた私は、

逆風の中、ペース維持に全力を傾けました。

歯を食いしばって、腕を振る・・・絶対、大丈夫。

 

崩れを、最小限に抑える!

 

 

 

周囲のランナーは、明らかにペースが落ちています。

私は、ペースを維持しているだけなのですが、

 

どんどん抜いている!

 

前向きなマインドが・・・

戻ってきました。

 

 

イケる!!

 

このまま一気に落ちなければ、2度目のサブ3.5を達成できる。

40㎞を通過した時、そのことを確信しました。

 

残り㌔5分半でも達成できる。

後は、足攣りを何とか回避出来れば…

 

少しだけペースを落としました。
 

そして・・・

 

 

 

姫路城マラソンのサブ3.5は、

まぐれじゃなかった!

 

 
 
 
やれた。
本当に、やれた。
サブ3.5はまぐれじゃなかった😭
 
セカンドベスト😄😄
 
笑顔が出ました。達成感が凄かった…
ただ、笑顔にはなりましたが、姫路城マラソンの時のように出し切った感覚はありませんでした。
 
姫路城マラソンは、出し切った感覚があり、ゴール直後泣き崩れましたが、今回は、最後の数km、DNFしないよう抑えて走ったこともあり、若干余裕残しでのゴール。

 

涙はありませんでした。

 

PBより、もう一度サブ3.5で走りたかったレース

一度達成したサブ3.5がまぐれじゃないことを証明したかったレース

 

その意味では、今回のレースは、姫路城マラソンより達成感がありました。

 

 
こうして、2度目のサブ3.5をやり遂げた私は、連続サブ3.5を目指すべく、2週間後の「神戸マラソン」に臨んだのです。
 
神戸マラソンの記録も、後日、ここに記録しておきたいと思います。
<追記1>
レースが終わった日の夜、
美味しい牛タンをいただきました。
(かなり並びましたが、並んだ甲斐がありました!)
 
 

<追記2>

最後になりますが、

東北・みやぎ復興マラソンは、今回をもって終了となりました。

「来てくれてありがとう」

そう言って応援してくれた地元の方々に、改めて御礼を述べると共に、またいつか、この地を走らせてもらえることを信じて待とうと思います。

主催者、ボランティアの皆さん、沿道で応援してくださった皆さん、その他この大会を支えてくださった全ての方々に、心の底から

「ありがとう!!!」