難コース「松本マラソン2023」への挑戦 | 50代から始めた挑戦の記録

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50代半ばの夏、その時は…
自分がその後、登山・マラソン・ゴルフ・資格取得などに挑戦する日々が訪れるなど思ってもいませんでした。年を取ってからの挑戦は上手くいかない事ばかりですが、やりがいもあります。そんな自分が「生きた証」をここに綴っていきます。

マラソンへの挑戦の記録を続けます。

 

 

2023年10月29日の水戸黄門漫遊マラソンから2週間後の11月12日、私は「松本マラソン」にエントリーをしていました。間隔が2週間しかないことに一抹の不安を覚えていましたが、私には「松本マラソン」を走りたい理由がありました。

 

遠い昔(若い頃)、私は長野県松本市に5年間住んでいました。当時の経験が今の私を作っていると思う一方、決して褒められた生活を送っていなかったという「数々の反省」が私の心の中にいつもありました。

 

フルマラソンを走り切ることで、禊になるのではないか。

フルマラソンを走り切ることで、心の奥底にある松本への後ろめたさを少しは払拭できるのではないか。

 

そんな気持ちから、「松本マラソン」に挑戦しようと思ったのです。

 

 

 

「松本マラソン」は国内有数の難コース

 

私はエントリーしてからこのことを初めて知りました。

2023年4月29日~6月25日までがエントリー期間でしたが、予定人数に遥か届かず、8月31日まで応募期間を延長するほどエントリー者が集まらなかったのは、この「難コース」が影響したからではないか。という声が多かったように思います。

 

高低差122メートル

確かに普通ではありません。

タイムを狙うランナーであれば避けて当然?・・・なのかも知れません。

 

 

レース間隔が2週間のフルマラソンの調整。私にはよくわかりませんでした。水戸黄門漫遊マラソンが終わって5日目に初めてJOGをし、その土日に10㎞のペース走。翌週は5㎞の刺激入れを2回やっただけで、もう本番となりました。

 

妻と共に、レース前日、松本入りし市内を散策しました。

松本駅階段

 

市内を彩る大会旗

 

松本蟻ケ崎高校書道部の作品。心が燃え上がります。

 

松本城。明日は前半でこの城の周りを駆け抜けます。

 

 

 

 

いよいよレース当日の朝を迎えました。

 

これでいく! シューズはASICSの「S4」

 

 

朝の気温は、松本駅前の掲示板で「2℃」

送迎バスでスタート会場に向かいます。

 

 

無事到着。昔済んでいた場所の近く。良く知っている場所です。

 

 

スタートの号砲が鳴りました。

スピードスケートの小平奈緒さんや箱根の3代目山の神である神野大地さんが手を振って送り出してくれました。

(お二人とは、コースの途中でハイタッチ!できました)

 

最初は松本城までが下り。

でも、ペースが上がりません。

 

あれ?何だか身体がいう事をきかない。

 

不安な滑り出しでしたが、一歩一歩噛みしめるように進みました。

 

山の神ゾーン

 

12㎞付近からハーフ地点位まで上り基調。

基調・・・ではありません。尋常じゃない上りでした。

風も強い。途中キロ6分台近くまでタイムが落ち込みます。

気持ちも折れそうです。

 

でも・・・

 

走り切りたい。

過去の自分の嫌な記憶を払拭したい。

松本は、フルマラソンを駆け抜けた街!と心に刻み込みたい。

 


難所ばかり。

難所ばかりじゃないか。そして、この風・・・泣きたい。

苦しい記憶しかありませんが、気が付けば、気持ち一つで歩かず走り続けていました。

 

そして、

 

「走ってゴール」

 

 

ネット:3時間49分59秒

グロス:3時間50分26秒

これで、3回連続サブ4達成です。

 

 

私には、松本の街並みが、これまでと変わって見えました。

来てよかった。

挑戦して良かった。

 

これが、私の「松本マラソン2023」の挑戦の記録(記憶)です。2023年のマラソン挑戦はこの「松本マラソン」で終わりました。

 

2024年には4月までに3つのフルマラソンにエントリーしています。

 

そのうちの一つは、またもや奇跡的なエントリーとなりました。

その辺りは、この後記録していきたいと思います。