今年は様々なトンボを採取したので順を追ってブログで公開して行こうと思います。
ムカシトンボ

昨年のトンボ採取が終了した時から今年の最初の目標として決めていたトンボ。

ムカシトンボ・雄

ムカシトンボ・雌
Netで色々と検索し1つの場所に辿り着いた。
ようやく訪れた春を待ちきれないかの様に4月中旬に時期相応と思いつつも出掛けたが、案の定姿を確認出来ずゴールデンウィーク初日に再び訪れる事となった。
そこで偶然の出会いが…
dazai39さん。
東京農工大の学生さんで、昆虫研究会の方々とムカシトンボの採取に訪れていた時に出会い、ムカシトンボを頂けた。
その時の記事は➡新歓採集 in TAKAO ~天狗の住む森で~
その後、ゴールデンウィーク後半に私が雄をShun-Shunが雌を無事に採取する事が出来た。
ムカシトンボは生きた化石と呼ばれ、世界中で三種しかいない珍しいトンボだが、日本では環境が揃っていれば東京都にも生息するトンボである。
ムカシトンボはヤゴ(幼虫)の期間が5~6年で、綺麗な水の流れる清流の源流部にしか生息していない。
逆に言うと5~6年の期間、その場所の自然環境が整っていないとムカシトンボは生息出来ないので、自然環境の状態を示す指標昆虫に指定されている。
この様な自然環境が私の住んでいる場所から1時間足らずで行け、東京都に残っている事が見捨てた物ではないなと実感出来た。
来年も最初はこの場所でムカシトンボの採取をしたいと思う。