唐朝詭事録/唐朝诡事录の感想 | 中国ドラマの備忘録

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 唐朝詭事録(原題:唐朝诡事录)観終わりました。

2022年、全36話。杨旭文/楊旭文(ヤン・シューウェン)、杨志刚/楊志剛(ヤン・チーガン)がタッグを組んで奇怪な事件を解決していくお話です。 

 

           

 

【あらすじ】

 時はタイトル通り唐の時代。金吾衛中郎将・卢凌风/盧凌風(ロ・リョウフウ)は長安県尉の武大タイキ・タイキ)の溺死体に不審な点が多いため調べようとするが、そこに狄仁杰(テキ・ジンケツ)の弟子苏无名/蘇無名(ソ・ムメイ)があらわれる。狄仁杰に弟子入りを志願したが断られた過去がある卢凌风に対し、最初は敵意剝き出しだったが、徐々に協力し合い奇怪な事件を解決していく。

 

【感想】 

 背景には皇太子派と公主派の派閥がある。作中に出てくる天后とは武則天のことであるから、公主は武則天の娘、太平公主である。

 武芸には長けていないが、検視の知識、優れた頭脳を持つ苏无名と行動を共にするようになった卢凌风は徐々に苏无名を。武芸に長け、頭脳も優れているがプライドが高い卢に事件を通して自分の知識を教えて成長させていこうとする苏无名。そこに鬼市の名医、费鸡师/費鶏師(ヒ・ケイシ)、卢凌风のことが好きで追っかけてくる非常に鋭い観察眼と非凡な絵の才能を持った裴喜君(ハイ・キクン)、裴喜君の従者、薛环/薛環(セツ・カン)。この5人が知り合い、行動を共にするようになり、結束力が強まり、それぞれの持ち味が十分に引き出されて事件を解決に導いていく。

 その事件とは長安紅茶、石橋図、衆生堂、黄梅殺、甘棠駅怪談、鼍神、人面花、参天楼の8つ。それぞれの事件で登場する人たちが豪勢すぎる。王劲松だったり韩承羽だったり。

 事件ごとに下手人は推測できても動機がなかなか分からなかったり、実は・・・えっ、そうなの?みたいなのもあって。

詭事録というように普通の事件ではなく、奇妙な事件というのが現実味を帯びてなくて、いくつ事件が起きても全く見飽きない。

 今回の出演者は初めましての方が多く、薛环役の石悦安鑫(シーユエ・アンシン)は何作が観ているので大きくなったなぁ~と親戚のおばちゃんみたいな感じで観てた。杨旭文は自分の才能と家柄に自信があってプライドが高かったけれど、苏无名たちを見て成長していっているなぁというのを上手く表現してくれていたと思う。

 さらにシーズン2(唐朝诡事录之西行)は今年2024年公開。シーズン3も決まっているらしい。シーズン2に薛环は出ないみたいで残念。でも、楽しみ。 

 

【キャスト】 

   

 卢凌风/盧凌風(ロ・リョウフウ)役  杨旭文/楊旭文(ヤン・シューウェン)

                    1994.4.2生まれ

                    代表作:射鵰英雄伝、青雲志

 

 苏无名/蘇無名(ソ・ムメイ)役      杨志刚/楊志剛(ヤン・チーガン)

                      1977.11.14生まれ

                      代表作:打狗棍(原題)、勇敢的心(原題)

 

   裴喜君(ハイ・キクン)役       郜思雯(ガオ・スーウェン)

                    1999.8.6生まれ

                    代表作:伪装者(原題)、独孤加羅  

          

 费鸡师/費鶏師(ヒ・ケイシ)役           陈创/陳創(チェン・チュアン)

                    1974.12.19生まれ

                    代表作:魔幻手机(原題)、富贵(原題) 

 

 薛环/薛環(セツ・カン)役               石悦安鑫(シーユエ・アンシン)

                    2007.10.18生まれ

                    代表作:永遠の桃花~三生三世~、ミーユエ

 

 樱桃/櫻桃(オウ・トウ)役                 孙雪宁/孫雪寧(スン・シュエニン)

                    1993.8.16生まれ

                    代表作:夢幻の桃花~三生三世枕上書~、玉昭令