2007年から数えて12回目の開催となる東京マラソンが、間近に迫っている。

 

予報では天気良好、きっと清々しいレースとなること間違いない。

 

有数のマラソン大会、アボット・ワールドマラソンメジャーズのひとつとして数えられる今大会。世界的にも注目度は高く、それゆえにクオリティが求められる。特に交通・警備関連においては、2年後に控える東京オリンピック・パラリンピックの有効なリハーサルともなり、日本の実力が問われることは必至だ。

 

東京都が世界都市としての存在感をアピールするためにも、私たちは一丸となって東京マラソンを成功に導く必要がある。

 

  • 走るスピードは人それぞれ

 

出場する選手は多岐にわたる。10㎞コースまで含めると、下は16歳から上は80代、歴代では90代の方のエントリーもあり、年齢層はかなり幅広い。また、車いすの方や障害を持つ方も参加される。

 

そうなると参加者たちのスピードは一様ではない。東京マラソンには選考競技会としての側面がある一方、完走を目的とした一般の参加者も多く、みな走るスピードはバラバラだ。通り過ぎたら「ハイ、終わり」ではなく、しっかりと尺をとった規制が肝心となってくる。

 

  • ポイントは交通規制、迂回ルートの確認を

 

当日の交通規制に関するマップ――東京都HPより

http://www.koho.metro.tokyo.jp/2018/02/05.html

 

新宿都庁前をスタートとし、靖国通り、中央通り、永大通り、晴海通り、日比谷通りなど、東京都中の主要な通りをコースとする東京マラソンのキモは、道路の確保・保安だ。

 

都市を挙げての大イベントではあるが、東京では普段通り無数の人が行き交う。私たちはその方たちの歩みを止めることはできないし、そんな大それた権利は持ち合わせていない。

 

だからこその“お願い”となる。普段車両を使われる方々は、大会当日には迂回ルートの事前確認や、可能であれば使用を避け、別の方法を取って頂ければそれは力になる。

 

 

  • ひとりひとりが確認・周知

そしてこの規制を周りの方々にも周知していただきたい。皆さまのご協力は東京オリンピック・パラリンピックにも不可欠であり、それをもってイベントが成立する。

 

「東京マラソン財団アプリ」iPhone/Androidでは、東京マラソンのスケジュールやコースの確認のほか、「各種マップ」内にて交通規制マップも手軽に確認することができる。

 

私もインストールしてみたが、指先一つで簡単に安全確認が出来るようになった時代を迎え、2020年のテクノロジーの進化にますます期待できると感じた。

参加者でない皆さまにも、ぜひインストールして欲しい。

 

 

  • 決め手はストレスフリーな交通マネジメント

先日のブログでも述べたが、ストレスの少ない交通状況を生み出すことは、イベントの成否にも大きくかかわる。東京マラソンの成功をもって海外からの注目を集め、需要を加速させ、東京をさらなる飛躍にもっていくためには都民の皆さま一人ひとりの力が重要となる。

 

 

  • 東京の「あしたのために!」

 

 

特に今年の出場者は海外でも名高い選手が大挙して挑むと聞く。ここで評価されることは、2020年を見据えたのちの展開に大きな意味をもたらすだろう。いまこそ東京の真価が問われるとき

 

「あしたのために!」とは当ブログのタイトルではあるが、まさにこの言葉を心に邁進していきたい。それが未来のためになることと信じて。