2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の中で示された、国際社会が目指すべき指標は都の政策に対しても大きな影響を与えています。


指標の一つである「2030年までに食料廃棄を半分に」という目標の達成に向けて、都も様々な取り組みを行っていますが、解決に向けてフードロス問題の現状と今後向かうべき道筋について皆さんに共有していければと思います。今日は簡単なメモ書きまで。


■日本のフードロス発生量は日本全体の米の生産量に匹敵

日本のフードロス発生量は約646万トン。少し多めによそったお茶碗1杯を200gだとすると実にお茶碗323億杯分を捨てていることになる。


■なくなって始めて気づく無駄の多さ

食に対する意識や価値観を改めて問う機会となった東日本大震災。
内閣府による『平成24年版 食育白書』では、
「震災後の食生活で変わったと思うこと-減ったり、狭まったりしたもの」、「地場産物の購入-3.3%」「食べ残しや食品の廃棄」6.4% 「変わらない-83.4%」 である。
  「震災後の食生活で変わったと思うこと」でも、食の安全性を問う項目や食料供給への不安があるといった項目に次いで「食べ残しや食品の廃棄」は5.5%である。



■フードロスの半分は外食産業から

年間646万トンにも及ぶフードロスの約半分が外食産業から発生したものであると言われている。


それへの対策も進められている。コメダ珈琲店では食べきれなかった分の持ち帰りが許可されている。大手牛丼チェーン吉野家では、飲食店初のエコマークを取得し、メニューの量の見直しを行った。


■フランスのフードロス対策
美食大国・フランスでは食べ残しを持ち帰るのはマナー違反であった。

しかし、16年にドギーバッグ法が施行され、エチケットをどこよりも大切にするフランスに変化が起きている。1日180食以上提供する大規模なレストランでは、ドギーバッグを用意することが義務付けられた。
フランス政府は2025年までに食品廃棄物を50%削減する(2013年比)という目標を立て、いち早く実行している。

 

■ドギーバッグ(持ち帰り用容器)を常識に

これまでの五輪開催都市は飲食店の増加によってフードロスも増やしてきた。
日本人の「もったいない」スピリットは、世界でも認知されている。
日本の伝統的な食文化である「お弁当」は、"BENTO"として世界でも認知されるようになった。
その起点は世界に先駆けてフードロス対策を行ったフランス。日本のアニメやマンガで「お弁当」が登場することで認知度が高まったという。

フランスにも元々、食品を入れる「Gamelle(ガメル)」という容器があったとのこと。


日本でもドギーバッグを用意してることをアピールする飲食店が出てきており、食べ残しは家庭で消費することを常識にしようという動きがある。


特に2020大会に向けて、行政がそれらの動きを後押しする事はフードロス対策の一つになる得るのではないか。