障がいのある子もイキイキ通える
我孫子市の大野木音楽教室
勇気づけＥＬＭリーダー
栗原です
作業所に通う知的障がい・自閉症スペクトラムの大人の生徒さん。
現在ブルグミュラーの「タランテラ」に挑戦中です
彼は、「強く」とか「弱く」という意味はわかりますが、楽譜内の記号を見て判断し、演奏に反映することは難しいです。
音符は読むこともできるし、リズムも大体わかっているけど、この「強弱の表現」の部分がまだピンとこないんですね
これは、彼の”特徴”で、抽象的な表現の言葉は理解できなんです。
「雷のように力強く
」とか、「赤ちゃんが寝ている感じ」とか言っても伝わりにくいんです。
あとは、「だんだん」と言ってもわかりにくい。
でも、表現をつけた演奏をしてもらいたいと考えている私は、まずは、まねからでもいいと思って、「ここはだんだん大きくするよ」と言いながら、私が弾いて聴かせます。
すると、それをまねして弾くことはできるんです。
そのように部分練習をしながら先へ進めていくレッスン。
それでも、途中から弾くことも彼にとってはストレスなので、何回もくりかえして1部だけ練習とも言えないんですね。
彼自身、私との演奏の違いもなんとなくわかっているようで、できていない自分にイライラすることもあります。
そんな彼の様子を見ながら、少しづつ、レッスンを重ね、最初から通して強弱をつけながら演奏ができるようになった時の私たちの喜びと言ったら・・・
いつも静かに横で聴いてくれているお母さんも、思わず拍手
「かっこよかった～
」って言ってくれるお母さんを見て生徒さんも嬉しそうに「できました」と言います
そんな瞬間があるから、練習もレッスンも前向きに頑張れるんですよね
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ママが少し見方を変えることができたら、”変わる事実がある”ということを学んだら、今より苦しい時間が減ることはまちがいないです
私もまだまだ勉強中ですが、自分に自信を持って、イキイキと育っていく子どもたちが今より増えたらいいなと思って、勇気づけをおすすめしています
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