音大受験(音大編) | ジジイがハープ!

ジジイがハープ!

還暦ジジイがハープとは!

大変難易度が高く、注目度は低いです。

一体ジジイは何を考えてるのか?

社会人を受け入れてくれる音大があると聞いて、恥知らずにも体験レッスン(受験講習会)に行ってきました。



受付で、

「いえ、孫のお迎えではなくて、私自身が生徒(受験生)なんです」


「怪しい者ではありません。この通り年金手帳を持ってます。クリーニング屋のスタンプカードも所持する清潔感溢れるジジイです」


「はい、ここは葬儀場でも自宅でもなくて音楽大学ですね。自宅の帰り道は分かっています」


というスッタモンダを乗り越えて、いざレッスン教室へ。




課題曲はヘンデルのシャコンヌ。


人前で弾くのは初めてなので、もー心臓バグバグドキドキ

気を失ってそのまま葬儀場に運ばれてしまいそうでした。




……で、予定通り間違えるとこはキッチリ間違えて、講評へ。



「先生、如何でしたか?」


ピクピク(先生のこめかみが引き攣る音)

「オホホ。そうですねー、今日は良い天気ですねー」


「この演奏を引っ提げて、再来年あたりジジイは音大を受験してみる、とか?」


ピクピク

「オホホ。明日も良い天気だと良いですねー。お孫さんはお元気ですか?あ、自宅への帰り道、分かりますか?」


「分かります」


ピクピク

「それは良ござんした。じゃー暗くならないうちに。オーホッホ」


「で、どうでしょう?」

「オーホッホ」


「再来年あたり」

「オーホッホ」


ジジイは」

「オーホッホ!」


音大を受験してみる、とか?」

オーホッホッ!!ムカムカ




葬儀場と間違えることもなく、暗くならないうちになんとか自宅に帰り着いたジジイに、更なるスッタモンダが待ち受けておりましたとさ(続く)