メリッサ読書会でプレゼン
したランスロット・ロウ・
ホワイトさんのことが
気になってブログにしてみた
のでよければ読んでみてください  その2


前回ブログでご紹介した形態学者の
ランスロット・ロウ・ホワイトさんですが

形態をもとにして🌀
科学でも宗教でも芸術でも、
なんにでも考えが向くのはなんでだろ?
とおもったけど、

近代建築の三代巨匠の一人とかいわれる
ドイツのミース・ファン・デル・ローエとも
交流してたらしく、
結論美しいものにひかれるタイプなのか?

夕日🌅で悟るくらいだし!




ちなみに、葉巻オヤジのミースさんは🚬

少ないことは豊かなこと」とか、
神は細部に宿る」とか言って、
  〜本物のいい仕事は見えにくいけど
          たしかに全体を輝かせる〜
テキなことを言ってるので、
カタチにこだわってる感があるな。

カッコいいデザインを生み出しているしな




美しいカタチとは?

ところで、
ホワイトさんが自分の調和的協働の思想
表すのにピッタリくるのが、
シャフツベリ伯爵の美意識について哲学
というんすけど  それなんだっけ?
という感じではあるが

美術館で腕組みしながら絵を見たら動かない
タイプか?

当のシャフツベリ伯爵は、
1人だけじゃなくて12代もいて、
美意識にうるさかったヒトは、
18世紀の3代目シャフツベリさんのコト
らしい。
どこぞのグループみたいだが、


三代目いわく

美しさとか自然さとかは、三代目によれば
三段階があって、

一の段
美の第1段階目は、
様式美とか形態そのものの美とかで、
これらは単なるモノでしかなく、
動かない死んだ形態としての美であるという。

これはなんとなくわかる。

ニの段

美の第2段階目は、
美しい形態を作り出す精神性としての美の
ことで、
デザインの構想力とか、
カタチに対する知性・趣味性とか、
カタチを生み出すパッションとか、
力をかける作用そのものとか、
動的な形態としての美である。

これもまたカタチの違う美であるという。
うーむ美意識とかか?
この辺になるとそうか?という感じだが

三の段

美の第三段階目は、
なんか次元がぶっ飛んでしまうのだが
ヒトの精神性のバックグランドには、
生命を含むカタチを送ろうとする
愛の力があり、
この力が原因となって
精神や現象とかのカタチが発生するという。

ここがカタチを作り出す高次元の階層で、
美の源の最高原理で、至上の美とは
カタチをつくりたがる無条件の愛のこと
であり、
美意識を超えた次元の高い
創造性にあふれる宇宙的な美である
というのだが

なるほどぶっ飛んでしまっている。

高い秩序や生命や自然やヒトが発生する秘密
がそのような整合性のあるカタチに隠されて
いるというのだが、

虹=ドーム=調和的協働

なんかシャフツベリさんのいうことが
フラー博士のいうシナジェティクスとも
重なるな。

チベット密教の虹の世界観とも重なるな🌈

愛からのはじまり

ホワイトさんのいうイメージも
ほぼほぼこんな感じだが、

まず、無限のでかいま〜るい宇宙があって○
そのマルに「裂け目」ができて
動きが生まれる


ラセンの開始の最初には裂け目があるのだ。

裂け目は愛情によって自発的に起こったのだ
が、そこからすべてがはじまる。
          ↓
その裂け目から美しさのあるラセンが描かれ
はじめる🌀

          ↓
全体の中で構造を巻き込みながら
広がり、構造化してカタチが生まれてくる
          ↓
全体がラセンでつながると、
無関係だった個々の存在が、
重なり合ったり関係が深くなり、
満たされて合わさりはじめて、
生命の脈動がはじまる
         ↓
ラセンの美しいカタチは
愛情あふれる自然の力をカタチにして
その動きで生命の発生と生成と発展の方向を
教えてくれる。

すべてがつながる

愛情から生み出されたカタチは、
その全体性の愛情に気づく時、
愛情と共にあり、すべてがつながり、
同じラセンの川の流れに存在する事で
そこに還っていく。



そのカタチは、
個の力の主張ではない、
自分の財産を得るのではない、
静的な報酬的なカタチではない、

全体の中で個が生かされる、
参加型の生きたカタチで、
脈動する流れに無償参加することで得られる
感動体験みたいな動的なカタチ。

調和的協働は、
そのような裂け目から生まれて、
生きて、発展し、全体がつながって
できているという思想だ。

進化はコチラ

愛からはじまり、
精神も、言葉も、思考も、概念も、感情も、
物体も、元素も、素粒子も、宇宙も
巻き込みながら、
何らかの根本的なラセン状の法則の中で
すべてがつながって、愛に還っていくことで
進化の方向に歩み始める。

ホワイトさんのコトバをつかえば
「はじめに対称性の裂け目があって、
そこから非対称性を対称性に向かわせる
形態形成プロセスがある」というが、
何のこっちゃ?だが
言いたいのは上のようなことなのだ。

グルグルでつながる

ホワイトさんのやり方が
だんだんわかってきたな。

愛から始まる美しいグルグルは
シャフツベリーさん流

簡素さとか還元化はオグデンさん流か!

ラセンで混沌をからめとっていくのが自然
で、国産みのご神事にもグルグルのクダリが
でてくるな〜
ちなみに、イザナギ・イザナミの二神が
大地を完成させるため、
アメの浮き橋に立ってアメノヌボコという矛
で混沌とした地上を、グルグルとかき混ぜる
というご神事だな。


文明は四角

しかし近代文明は反自然なカタチを好む。
今の文明はラセンの美しさのない反省だらけ
なものだ。

◼️自己にこだわる
◼️全体を見ずにバラバラに見る
◼️理性的すぎる
◼️生命感が薄い
◼️思考と行動が一致しない
◼️完全な制御を好みミスはダメ
◼️合理性のない神秘主義なんかも許す
◼️めちゃくちゃな抽象性なんかも許す
◼️経験にもとづかない危ない思考
などなど



四角い見かた

具体的には、例えば細胞で体はできている
とかいう時、

細胞そのものの構造と働きは限定的に、
わかった気になる。

けれども、細胞がどーやって協働して働いて
カラダ全体を作っているの?とか、

どうやって全体が協働して生命活動を
営んでいるの?とか、

生命力が吹き出す感覚とかを表現できない。

細胞のみ見ると、特定の機能にのみ
目がいってしまい、脈動してシステム全体で
動いている絶妙なバランス感覚とか、
根本的な関係性とかがわからなくなり、
バラバラになって生命感のない見方を
してしまう。



細胞がなんで、全体の中で部分として
生かされていて、統一されながら、
協働して美しく体を作るのか?

関わりの中でどこに向かうのか?

そもそもどうやって発生してるの?
とかを教えてくれるヒトは少ない。

愛情で膨らんでいく感じとかのフラー博士も
いうシステムの背景にある、
あふれる自然な愛情とかの本質は、
見えないので理解されないし、
なんかよくわからないので抽象化してしまえ
とあきらめてしまう。 

知識は所有物で、自分好みに配置して
自己満足するような思考方法で、
勝手に色付けして遊んでいるだけ。

たいがいの技術も反自然で、
一見便利な生活をもたらすように見えるが、



四角い作品

たとえば、車のエンジンをみれば、

◼️排気ガスを出して空気を汚す☁︎
◼️石油を分解し構造を破壊して熱量を
    効率の悪い方法で取り出し熱をばらまく
◼️そもそも地球から石油を掘り出さなきゃ 
     動かない
◼️公害と消費をもたらす 
 などなど

現代の文明は
自己中心的で
表層とか部分とかモノとしてしかみないし

部分の説明とか利用はうまいけど
全体のシステムのことを説明できないし

専門的で自己本位な構造と数字を好むし
それに振り回されるし

商売とか評価とか経済性とか流通とか
換価し易い生命感のない仕組みを好む。

どーしましょ?

しかし、 全体性とか、つながりとか、
システムの働きを無視すると、
組織が混沌化して、資源を減らし、
どんどん公害とか無秩序を増やし、
自然が母なる地球が破壊されるのだ。

文明の工夫はすごいが
壊すことが果たして進化と呼べるか?

神が細部にやどるならば、
宇宙から素粒子にいたるまで
統一的なカタチでつなげれば、
全体性へ還元していくし、
進化の方向はそっちのカタチ
しかないよ、目には見えにくけどねと
ホワイトさんが言っとるが、

まあ結論、そっちのカタチは
グルグルでつながる話のことなのだが、
その内容が結構メンドーくさくて、
ワタシに説明できるのか疑問ではあるが、

話が長くなったので、また次回!
また良ければ読んでみてください!
それでは!✋