メリッサ読書会でプレゼン
した、ランスロット・ロウ・
ホワイトさんのことが
気になってブログにしてみた
のでよければ読んでみて
ください 〜その1 

工作舎から出ている「形の冒険」の作者の
ランスロット・ロウ・ホワイトさんは
形態学とかの学者であるけども、
形態学って何?

形態学は、ピタゴラスとか、アリストテレス、
ダヴィンチ、ライプニッツ、ゲーテなんかが、
自然とか生き物のカタチから、生命の発生の
原因とかを探ろうとして、ほそぼそと
つないできたマイナーな学問だという。

自然の意思とか力は、

川の流れとか、煙の流れとか、 台風とか、


巻貝の形とか、


ひまわりの花とか


松ぼっくりとかの



カタチにラセンで出てくるけれど、


カタチから現れる、目に見えにくい、

背後でなんかうまいこと働いている

自然の仕組みとか秘密を見つけられれば、


生命が発生したり、維持できたり、

増大したりするシステムの解明につながる

かもしれないし、


自然とヒトとの関係について学んだり、

どう行動したらいいかなんかの行動原理の

見直しにつながったりするかも、

という学問であったりするらしい。

ホワイトさんを紹介すると

ところでホワイトさんのことだけれども、
1896にスコットランド王の流れの名家に 
生まれたり、若い頃からスゲー頭が
良くて、しかもイケメンでスゲーもんだなと
顔写真を読書会のメンバーに見せたら、


なんか、
気難しそうだから友達にはなりたくないネ
との反応で ナルホドで ウケた😀



戦争に行ってみた。
学生時代には優秀で首席となったが、
大学に行くあたりで第一次世界大戦が
はじまっちゃって戦争に駆り出された。

アタマがいいもんだから、
砲撃の制度が高くて、
たくさんの戦果を挙げた。


戦争では怪我もしたけど勲章ももらった。


けれども、
科学技術がヒトの生き死にに深く関係したり、

実際に自分も大砲を使ったり、
そういう現実に直面したので、
ショックを受けた。


大学に行ってみた。

戦後はケンブリッジ大で物理学をまなび、
ラザフォードとかボーアとか、
そうそうたる先生に学んだが、

なんだか実験物理学も浅はか?で、
ヒトの生き死にに直結しないような、
生命感がないような気がした。

大学をやめて放浪の旅にでた。

漂泊してみた。

ブラジルとか、

フランスとか、

ドイツとか、

オーストラリアとか

3年にわたり漂泊した。

放浪のキッカケは、
チャールズ・ケイ・オグデンの影響とか
いうらしいけど、オグデンってだれだっけ?


オグデンさんは、イギリスの哲学者とか
言語学者で、限られたコトバで英語を表す
ベーシック英語の発案者で有名らしいが、
奇人とかアウトサイダーとも言われている
らしく、放浪はこのヒトの影響だとも
いうが、 

ホワイトさん、漂泊の旅のなかでは、
大自然🌲とか、現地でいろんなヒトと
交流とかしてるだろうし、

ワイト島に行ってみた。

漂泊の最後には、イギリスに戻ってきて
避暑地で有名なワイト島に渡った。


ワイト島はドーバー海峡にあるひし形の島で
ビートルズの曲「涙の乗車券」で歌われる
舞台らしい。



そこの見事な断崖で日がな過ごすうちに、

ある時、一休さんみたいに、
海に沈みゆく夕日を見ていて、
カタチについて直観を得た!


その直観というのがホワイトさんがいう、
調和的協働の思想とかいうやつで、

カタチは雑多な非対称から
美しい対称へと動く

という悟りで、この直観はかなりのスグレ
ものだけど、なんか難しい。

ザクッとテキトーにワタシなりに説明すると

調和的協働の思想とは

宇宙や自然や生命体とかの構造は、
パッと見、雑多でたくさんのカタチが
あるけれども、

それらはバラバラにただ置かれているので
はなくて、
いろんな階層におけるカタチは、
愛情あふれる高い次元のバックグラウンドが
働いて、今、構造化しているものだし、

その愛情あふれる働きに気づいて、
その大元に還っていくこと、

つまり、より大きな美しい協働体に、
(美しいラセンとかのカタチかな?)
全体の中で調和しながら、


個と個が協力して、はたらいて、
さらなる構造化を行うことで、
還ることが求められているし、

おおきな川の流れと一体化するような、
全体の中でさらに高い次元を目指す?
構成するようになるのが進化の方向だ
というもの。
この辺フラー博士のいう、
シナジェティックスとまるで同じだな。


大きなまーるい夕日が、
あたり一面を赤く染めていくなかで、
全体がおなじ赤になって
対称性を取り戻していくように感じたかな?



放浪をやめてみた。

ワイト島での気づきの後に放浪をやめて、
積極的にロンドンでは、理論生物学者たちと
交友したり、
ベルリンでは理論物理学を研究して、
アインシュタインとも親交を深めて、

生物学と物理学とを結ぶ方向を研究して、
1949年、自然における非対称性と対称性を
テーマにした生物学と物理学の統一原理を
発表した。

C・G・ユングとも親交があり、その辺も
思想に影響があったともいうけど、


モウソウ族をやってみた。

それにしても、時代が早すぎて、というか
未だにホワイトさんのアタマに追いついて
いないのがスゴいし、

虚言癖とか妄想家とか中身ゼロとか
ヒデーことも言われたりもするけど、

西欧科学の還元主義的な考え方に疑問を
投げかけるスタイルが、多くの科学者・
思想家に影響を与えたのだった。

さてはアマちゃんか?

いいところのお坊ちゃんでもあり、
様々な職業を変えたり、虚言癖とか
いわれたり、放浪癖があったりして、
あれ?もしかしてアマちゃんか?とも
一瞬おもったが、

なんと実業界でも成功してて、
ジェットエンジンの開発、世界初飛行に
携わったりして、収入もすごかったというし
アタマがスゲーよかったというし、
家柄もサイコーだし、イケメンだし、

あー俺がアマちゃんだ!残念とおもった🙏

美しいカタチでくくるとは?

そんなホワイトさんが、調和的協働の思想で
いろんな学問とか宗教とか芸術を
「美しいカタチで統合できる何かがある」
ひらめいて突っ走った方向とか未来には、

豊潤で美しい自然のエネルギーに満ちた
後日アップするかとも思う、単なる思想に
とどまらない冒険的な可能性が潜んでいるし
(利権とか財閥とかのしがらみもあったり
するが)

生き物を扱う動的な生物学と
数字がやたら出てくる物理学の統合とか、

ヒトのココロを扱う宗教と
分析、合理性、抽象性の科学との統合とか、

精神の精妙な働きを扱う心理学と
脳の生理的を扱う脳生理学との統合とか

一見すると相容れない同士でも、
「全ては美しいカタチに向かって動く」
という方法でエイやで統合できるという。

KJでエイやっと!

あれ?この辺、やはり自然とか生命力感に
こだわった文化人類学者の川喜田二郎さんの
いってたことに似ているな。


何かやらなきゃならないことがカタチに
なっていない状態の時に、
1次的な動物性や欲動とかイノチに関わる
ような切実な状態と、
2次的な感情的な運動性とか内的な衝動や
自由さに関わる状態と、
3次的な自由な運動性を制して理性を働かせる
状態で、
3つを1度にエイヤと飲み込んで動いて実践
して冒険的にやると、
創造的なエネルギーが発生して🌈

一般論とか合理主義とか現代社会のかかえる
矛盾を、実践的に、具体的に、独自的に、
個性的に解決できるというのと似ている。

夕焼けを絵にしてみた。

ホワイトさんの思想は、
思想というよりかは、
「宇宙とか、脳とか、精神とか、細胞とか、
素粒子とか、ありとあらゆる構造を超えて、
それらを統一してとらえることのできる、
飛び道具みたいな、基本的なカタチとか
仕組みがあるはずだから、
それを科学的な予言みたいな絵にして
みました。」
とでもいえるような内容なのだ。

その絵の内容は、深くて、美しい、豊潤な、
全体的な、自然にあふれる、脈動する、
専門家より、子供の方が理解できるような
懐かしい夕焼けの風景なのだ。
内容はないよう。

ホワイトさんは
内容のない科学的な予言をしたとか
ヤユされたりもするけど、

フラー博士も言うように、
先人が道筋をつけることこそが大事なのだ。

その科学的な予言に関わる部分は、
当たってはいるが、内容がかなりメンドー
くさくてワタシに説明できるのかも疑問では
あるが、長くなったのでまた次回!

また良ければ読んでみてください。

それでは!✋