2024.6.14 硫黄岳と横岳② 夏沢峠〜硫黄岳 | ムサママのおめでたい日々

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たのしいこと、みつけた!?

①の続きです

 

 

  夏沢峠から硫黄岳へ

 

9:00 夏沢峠を出発

 

夏沢峠から先は、こんな感じの明るい針葉樹林帯を20分くらい進みます

 

 

足下にはイワカガミやミツバオウレン

 

イワカガミはまだこれからなのかな? まだ数が少なくて小さい。

 

 

まばらになってきた木々の間から、北アルプス!

 

 

 

ミツバオウレンは、オーレン小屋の名前の由来になった花だそうです

 

精一杯咲いてる感じ

 

 

森林限界に飛び出すと、遥か下にヒュッテ夏沢の青い屋根。

手前は箕冠山(みかぶりやま)かな。奥に見えているのは北横岳。

 

 

視線を左に移すと北アルプス

 

 

森林限界を超えると、本格的に高山植物が現れます

 

お久しぶり!ツガザクラさん

 

 

お久しぶり!イワウメちゃん

 

 

 

これはイワヒゲ。ツガザクラよりちょっと小さくて、葉っぱがヒゲみたい

 

ときどきイワカガミ

 

 

夏山ですね!

 

 

硫黄岳山頂へのケルンが見えてくる

 

 

足元はガレ場

 

 

遠いな〜

 

ここは踏ん張りどころ。

標高がどんどん上がるので、足がどんどん重くなる。

 

 

この山は峰の松目

 

雲が湧いたかと思うと、また青空になったり…

この季節の高山ってそんな感じだったな〜

 

 

ケルンを辿って登っていきます。視界が悪い時は目印になります。

 

 

コケモモかと思ったけど、花が壷型なので、これはコメバツガザクラ

 

 

来た道を振り返ると、天狗岳。

 

 

硫黄岳の爆裂火口が間近に見えてきた。

 

 

ケルン、これでいくつ目だっけ?

 

 

苦しい道ですが、キバナシャクナゲに癒されて…

 

 

 

 

ずいぶん登ってきました!

 

 

爆裂火口の迫力に圧倒されながら…

 

 

10:25 硫黄岳山頂に到着です

 

 

メモ 6:40 中駐車場 〜 6:50 登山口 〜 7:18 夏沢鉱泉 〜 8:13 オーレン小屋 〜 8:47 夏沢峠 9:00〜 10:25 硫黄岳(爆裂火口見学)11:00 〜 硫黄岳山荘 12:00  〜 12:55 横岳(奥ノ院)〜 13:10 三叉峰 〜13:40 石尊峰?(ツクモグサ) 〜14:25 横岳(奥ノ院)〜 15:15 硫黄岳山荘 〜 15:45 硫黄岳通過 〜16:05 赤岩ノ頭 〜17:00 峰の松目分岐 〜 17:10 オーレン小屋 17:30 〜 18:30 登山口 〜 18:40 中駐車場

 

夏沢峠から硫黄岳はCT1時間10分(ヤマップでは1時間)ですが1時間25分かかってます。

年のせいもあるけど、まだカメラを使いこなせなくて、撮影に時間がかかります。

(その割に老眼でピントが合わなくてボケボケだったり…)時間配分がなかなか難しい…。

 

 

 

  硫黄岳山頂

 

硫黄岳(2,760m)山頂

 

 

だだっ広い山頂

 

 

北には天狗岳と蓼科山

 

 

望遠で北アルプスを抜く

 

天狗岳。西天狗と東天狗。その手前に根石岳。

奥は北横岳〜大岳。

 

 

北アルプスは雲に隠れて、チラチラっと。

 

 

赤岳・中岳・阿弥陀。奥に権現岳。この景色が見たかったんだ…

 

 

八ヶ岳の盟主・赤岳

 

 

赤岳頂上山荘や山頂標識も見えます

 

 

権現と阿弥陀。雪がほんの少し残ってますね。

 

とりあえず証拠写真(六十代初!)

 

 

硫黄岳は何度目だろう?

 

2012年の7月に、初めて連れて行ってもらい、行者小屋でテントを張って、硫黄岳〜横岳を歩いた。

ずっと雨で真っ白で何も見えなくて、足元に咲いているお花たちだけが妙に生き生きしていた。

そこから八ヶ岳にハマってしまい、8月も硫黄岳へ。硫黄岳山荘に泊まって、初めて赤岳に登った。

その時、爆裂火口を見忘れたことに気づき、同じ月に再び硫黄岳へ。

 

2013年にも、6月に山仲間と硫黄岳へ。この時はツクモグサ狙いで、一人だけ赤岳天望荘に泊まり、翌日は赤岳と阿弥陀岳に登った。7月には娘と今度は台座ノ頭のコマクサを見に行った。帰りに美濃戸で車が故障し、レッカー車で運ばれるというアクシデント。翌週は故障した車を諏訪まで取りに行くついでに赤岳に登ってきた。

 

その後は北アルプスや雪山にハマってしまい、夏の南八ヶ岳への熱は落ち着いてしまった。

雪の硫黄岳には二度挑戦して、暴風のため二度敗退。

ベテランの山友についてもらって、一度だけ登頂できたけれど、風がすごくて、ゴーグルが凍りついてしまい、とても怖かった。夏の穏やかな硫黄岳とは、とても同じ山とは思えない、手強い雪山だった。

厳冬期赤岳には二度登った。

 

それでも、毎年、夏になると南八ヶ岳にお花を見に行った。

2015年7月に娘と赤岳〜硫黄岳、

2016年5月にはソロで阿弥陀岳〜赤岳、6月に山仲間とオーレン小屋に泊まって硫黄岳、7月には行者小屋にテント泊して山仲間で硫黄岳〜横岳、

2017年7月に山仲間と硫黄岳山荘に集合して硫黄岳〜横岳、8月には初めての権現岳。

そして2018年、6月の横岳〜硫黄岳、7月の阿弥陀岳を最後に

6年間、夏の南八ヶ岳に行くことはなかった。

 

ずっとご無沙汰していた南八ヶ岳。

実際に登ってみると、改めて、さまざまな思い出が去来する。

 

今回、行く前に、再び南八ヶ岳に登ったら、どんな気持ちになるんだろう?と

自分でもちょっと怖い気がしたけれど

思っていた以上に、雄大で荒々しい高山の山容に、山への郷愁が掻き立てられた。

今回初めて南八ヶ岳に登った山友も、

これまでの山とは別世界のような迫力、展望、空気感に、すっかり心を掴まれたようだった。

 

数えてみたら、12回目の硫黄岳だった。

 

続きます。