大学時代の友人たちと鎌倉ハイキングに行ってきました
今回は、葛原岡〜大仏ハイキングコース。
天園ハイキングコースとともにメジャーなコースです。
このメンバーで行くのは去年の11月以来、4ヶ月ぶり。(というかまだ3回目)
月一で登る予定ではいるのですが、お天気やら何やらでなかなか叶わず…
ようやく、3月は実現できることになり、鎌倉でお花見登山をすることに。
▼前回(11月)は大山でした
9時に北鎌倉駅で待ち合わせ。
花曇りの日。少し肌寒いけど、なんとか桜はもってくれてるみたい。
…ということで、早速歩き始めたのですが、素敵なカフェを発見してしまい、一瞬で遭難💦
VERVE COFFEE ROASTERS(ヴァーヴ コーヒー ロースターズ)で朝ごはんを食べて
まったりしているうちに、出発は10時に(笑)
コーヒーもワッフルもとっても美味しかったです。
葛原岡コース
10:10 出発は浄智寺から。
浄智寺は鎌倉五山の一つ。
ヤマブキやシャガが咲いてる。もうすっかり春。
ここへ来るのは5年ぶりです。
前回は、もーさんと鎌倉を歩いたとき。浄智寺の前で登山靴を履き替えたのですが、
その時にお財布を切り株の上に置いたまま帰ってしまい、家の最寄駅でパスモを出そうとして、お財布がないことに気づき、パニックに…!
もしかして浄智寺の前に…?ということに気づいてお寺に電話したところ、
「はいはい、届いてますよ」とのこと。
その日は結局、家から北鎌倉を2往復。(ちなみに片道1時間半)
北鎌倉に着いた時はもう真っ暗で、コソ泥のように何度もセンサーライトに照らされながら、
浄智寺のご住職のお宅に伺って、お財布を受け取ることができたのでした。
お財布の中には、カードはもちろん、お金も入っていたのですが、すべて無事。
地獄に仏ならぬ、お寺に仏(当たり前なんだけど)を見たという事件があったのです。
本当にありがたいことだと思います。届けてくださった方にも、お寺の方にも感謝です。
この切り株だ…。
ハイキングコースは、浄智寺には入らず、横の道を歩いていきます。
最初はこんな感じ。気持ちいい道です。
お花もいろいろ
ニリンソウ(二輪草)・セントウソウ(仙洞草)・ムラサキケマン(紫華鬘)・シャガ(著莪)
白い花は飛んじゃいました💦
10:20 次第に道は山道っぽくなっていきます。
道標がちゃんといてるので迷うことはありません
すごい根っこ道とか
いかにも鎌倉らしい岩とか
こんなとこやあんなとこがあって
この階段を下ると…
10:35 葛原岡神社に到着です
神社にお参りしていきます
葛原岡神社は後醍醐天皇の忠臣として鎌倉幕府倒幕に尽力した
日野俊基という人をお祀りしている神社だそうです。
10:50 ちょっと寄り道。
源氏山公園で頼朝様を見ていきましょう。
源頼朝像の周りを飛び交うトンビたち
時代が違うとはいえ、倒幕を企てた日野俊基の墓所の近くに
幕府を開いた源頼朝がいるというのも、ちょっと皮肉に感じてしまいます。
11:00 さらに寄り道…銭洗弁天へ
平日なのに、すごい人だったので、写真はほとんどなし(笑)
本当は、宇賀福神社という名前だったんですね。
昔ここで、夫が一万円札を洗ってたけど、増えたんだろうか…?
11:10 ハイキングコースに戻ります
道標がたくさんあるので、よく見て行きましょう。
11:15 海が見える場所
この辺は民家があって、かわいい道標がありました。
黄色いのはキバナオドリコソウ(黄花踊子草)・スミレも園芸種かな?
謎の茶室跡へ
茶室跡…って、何の茶室だろう?
『悪路注意』というのが、ますます興味をそそってしまう…。
というわけで、一度は素通りしたものの、やっぱり行ってみよう!!ということに。
細い道です…
還暦過ぎてこんなところで探検してるなんて、ちょっと楽しい!
子供の頃は裏山探検とかしたよねー
途中、土地の方らしい人に教えてもらったのですが
よくわからなくなって変な道に入り込み、荒れているし蛇もいたので引き返しました。
ウラシマソウ(浦島草)
釣り糸を垂れた浦島太郎の姿に見立てて名付けられたそうです。
11:45 突然現れたベンチ。ここが茶室跡か?と思ったのですが…
よく見ると、ここは桔梗山山頂(標高113m)のようです
後から調べると、茶室跡はもっと奥にあったようです。(何の茶室かは不明)
この辺りには野村総研の建物があって、20年ほど前、鎌倉市に寄付されたそうです。
今では廃墟になっているので、どう活用するか検討されているとのこと。
グラウンドは野村総研のグラウンドだったらしい。茶室もその施設の一つなのかしら?
これらの道は、有志の山の会の方たちが、整備をしてくれているそうです。
よくわからないので、とにかく大仏コースに戻りましょう…
大仏コース
11:55 大仏コースに戻ってきました(ホッ)
ホッとしたのもつかの間…ここからはなかなか厳しい道です
とにかくよく滑る!
途中、カチャカチャカチャカチャ…とけたたましい鳴き声がしたかと思うと、
タイワンリスが何匹も走り回っていました。
目の前を横切ったタイワンリスが、東京のドブネズミなみに大きくてびっくり!
丹沢にいるニホンリスとは大きさが全然違います。
この先に、有名なカフェがあったらしいのですが、昨年閉店してしまったようです。
また必ず再開したいと、挨拶文が書かれていたので、再開のみぎりには、
ぜひ伺ってみたいと思いました。
急斜面。登りはいいけど、下りは結構大変です。
最後…ここが一番の核心部かも…
ようやく出口が見えてきて…
オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)がすごい!!
12:30 下山です!おつかれさま!!
階段の下で私たちを待っていたのは、またまた素敵なレストラン。
お腹も空いてるし、すぐに飛び込みました。
中の席はいっぱいで、待っている人もたくさんいましたが、
外の席ならすぐご案内できます…ということで、外の席に。
トンビは来ませんか?と念のため聞いてしまいました。(今のところ、大丈夫だそうです)
MOKICHI(モキチ)鎌倉店。
サラダも石窯ピザも飲み物(エルダーフラワーソーダ)も、メチャクチャ美味しかったです。
ここは『旧神奈川県営湘南水道鎌倉加圧ポンプ所』だった建物で、
景観重要建築物等に指定されているそうです。
長い間、廃墟だったそうですが、素敵なレストランとして生まれ変わったみたい。
建物に重厚な雰囲気があって、すごく贅沢な気分にさせてもらえます。
ここでまったり過ごした後は、長谷駅に向かいます。
コース: 10:10 浄智寺(ハイキングコース入口)〜10:35 葛原岡神社〜10:50 源氏山公園〜11:00 銭洗弁天〜11:10 大仏ハイキングコース〜11:25 茶室跡へ〜11:45 桔梗山山頂〜11:55 ハイキングコースに戻る〜12:30 大仏坂トンネル前に下山
タイム:2時間20分
距離:5km 歩数:9,750歩
ハイキングコース自体は、2時間ほどで終わってしまいます。
ただ、途中で源氏山公園や銭洗弁天に寄り道できたりするので、(謎の探検コースもあるし)
なかなか充実した内容のハイキングコースだと思いました。
注意点としては、登山道はとにかく滑ります。
以前、ウォーキングシューズを履いて行った時に、鎌倉で滑って転んで尾てい骨を強か打って、気分が悪くなってしまったことがあり、それ以来、街歩きがあろうと、電車に乗ろうと、
やっぱり登山靴を履いて、装備をしっかりしてハイキングコースを歩くことに決めています。
場所によってはロープや手すりも付いていますが、侮ると本当に危険です。
丹沢よりも、アルプスよりも、誰でも気楽に登ってしまう分、注意が必要です。
街歩きがあるので、登山靴を持って行って履き替える、という方法もありますが
前回はその方法で、履き替えている間に、お財布を置いてきたので、
自分のドジさも考慮して、やっぱり家から履いていくことにしています。
それから、トンビにも注意です。
前回の教訓があったので、今回は、外で何かを食べるのはやめました。
まぁ鎌倉には素敵なお食事処があるので、グルメや観光を併せたハイキングプランがいいかも。
というわけで、観光編に続きます。(といっても全て行き当たりばったりなんですが…)