もーさんの『怪しい尾根探検』について行きました。
ルートは大山周辺。上弁天ルート→弁天見晴コース→弁天御髪尾根という
誰も知らないような超マニアックなバリエーションルートです。
(登山詳細図には一部載っています)
ルートはなかなか面白かったです。
地形図と磁石で道を探していくもー隊長について行くだけでしたが
いきなり尾根といえるかどうかわからないような急斜面のよじ登りから入り、
気持ちのいいヤセ尾根や、ヒルの激増で廃止に追い込まれたキャンプ場跡や、
そのキャンプ場の荒廃したハイキングコース跡を辿ったり、
ワイルドなシンデレラ登山を満喫してきました。
(注:シンデレラ登山=子どもが学校に行っている間に山に登ってくること)
昨日買ったカメラ『タフ』を試してみましたが。
天気が良かったわけではなく、冬枯れの地味な景色なので
写りが良かったかどうかは…???ですが
使い勝手はなかなか良かったと思います。
ただ、モニターだとすごく鮮やかに見えるのに
写りは結構地味、というギャップがあるかも…。
カワセミさんやロッキーチャックさんがおっしゃっていたのは、こういうことか…
というのが納得できました。
では、山行記録を。
10:08 取りつき。鹿柵を越えて、暗い感じの植林帯へ。
結構な急斜面です。崩れる前に進まなくちゃダメ。
もーさんの虎の巻。 常緑の低木が生えていますが、シロダモのようです。
ようやく展望のいい稜線に出ます。スカイツリーなども見えていたのですが…
足元はかなりのやせ尾根。
11:07 上弁天到着。なかなか気持ちのいいところです。
11:28 中弁天。
11:37 下弁天。P515。土管の頂標があります。
さらにやせた尾根を下って行くと…
11:47 見晴広場…というには寂しい感じ。
実は、ここは廃道になっているらしいのですが、親切な方が小さな道標を付けてくれてます。
『注 ゲート直!急!ザレ!』
『安心 鹿柵右!くぐって…広場!』
キャンプ場方面に下ります。鹿柵をくぐって植林帯へ…
マイナールートを歩く同志でしょうか。親切に道標に書き込みが…
広場に出ました。誰もいません。寂しいけど結構好きです。
さっきまでいた尾根ですね。『ゲート直!急!ザレ!』は、この崖を直に降りるみたい。
キャンプ場方面に向かう。
クマ出没注意!ヤマビル注意!!初心者の方はご遠慮下さい。
なんと、すごくきれいな道です。
キャンプ場。ここはヒルの激増で人が来なくなり、閉鎖されてしまったようです。
お昼ごはんは誰もいないキャンプファイヤー跡で…。
私たちって、すっごく怪しい感じですよね…。
冬のこの時期、ヤマビルはいなくなりますが、夏はものすごいようです。
そりゃあ、ヤマビルだらけのキャンプ場なんて嫌ですものね…
誰も来なくなってから、どれくらい経つんでしょう?
バンガローも、炊事場も、管理棟も、トイレも、びっくりするくらいきれいです。
今も誰かが管理しているのでしょうか?
大変なお金をかけて作られたものなのでしょう。
少し前には、沢遊びの子供たちの歓声が聴こえていた明るい森だったに違いありません。
キャンプ場からのハイキングコースも、とても整備されているのに
今は誰一人、通る人もいません。
少しずつ、自然に戻ろうとしている道。
ふと、ヤマビルは、山の神様の使いなのかも知れないと思ったのでした。
人間に開発されてしまった山を、元の自然な姿に戻そうと
山の神様がヤマビルを遣わして、人を追い出したのかもしれません。
ここは、あの『山の神隧道』のすぐ近く。
神様の領域なのかもしれません。
後編に続く。