9月9日、鳥ちゃんと丹沢に行った時の続きです。
気持ちのいい稜線を塔ノ岳から丹沢山に向かって歩いています。
真っ赤なバライチゴ(薔薇苺)がたくさん成っています。花も咲いていました。
シソ科の植物は、イヌヤマハッカ(犬山薄荷)でしょうか?
そしてシロヨメナ(白嫁菜)
わー、群生してる~!!
丹沢山一帯、シロヨメナが咲いています。
毎年こうなんですって。これもシカの忌避植物なんですね。
シードトラップです
11:23 丹沢山(1,567m)通過です♪♪
この焼け焦げみたいな残骸は何でしょう?
答えは、バイケイソウです~!!
花の命は短くて…何もこんな姿にならなくても…
数年後の我が身を見るようで怖い…
あのコバイケイソウの揺れる天国のような風景も、
こんな残骸だらけの地獄絵図のようになってしまうのでしょうか…
丹沢山を過ぎると、不動ノ峰、棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭を越えて、丹沢最高峰の蛭ヶ岳です。
ここの稜線は最高です。どんな稜線歩きもこれ以上のものはありません(私的には)
丹沢山から蛭ヶ岳まではCT2時間。
お昼になったら折り返さないと下山が遅くなります。
せめて不動ノ峰までは行きたいねー、と言いながらズンズン進みます。
ようやく、蛭ヶ岳山荘が見えてきました。
と、後ろを歩いていた鳥ちゃんが
「いたーっ!!」
いました!! ヒルくん登場です。お初にお目にかかります。
「こんにちは!!」ヒルくんからのご挨拶です。
あら、ご挨拶してるのかと思ったら、人懐っこいヒルくん、どんどんやってきましたよ。
すかさず、ヒルバスターの任務遂行!!といきたいところですが、
『ヒル下がりのジョニー』を出そうともたついていたら、草むらに隠れてしまいました。
鳥ちゃんが、「ここです ここです」と草を指でどけたら…
びよーん!!と鳥ちゃんの指に飛びかかってきました。
あっという間に、鳥ちゃんの指に吸い付くヒル!!!
「ギャー!!」
と必死で指を振ったら、さすがのヒルもどこかに飛んで行ってしまいました。
すごかった。ヒルは飛んで来るって言うけど、本当なんだ。
それにしても、この稜線にまでヒルがいるとは…ショックです。
あまり標高の高いところにはいないと言われていたので、全く気にしないで歩いていました。
蛭ヶ岳山荘の方も、ここにはヒルはいないと断言していたのに。
やっぱり鹿によってここまで広がっちゃったのかなぁ?
不動ノ峰まで歩くつもりでいたのですが
ヒルと闘っているうちに12時近くなってしまい、ここで折り返すことにしました。
でも、まぁ、ヒルも見れたから満足というとで…
丹沢山でお昼を食べて、同じ道を引き返します。
稜線には、トリカブト(鳥兜)やヤマオダマキ(山苧環)も咲いてます。
時おりガスが出て、幻想的な景色に…
午後の光で素敵な色合いに…
13:26 塔ノ岳に戻ってきました。
さっきよりガスが晴れてきているようです。同角山稜も見えてきました。
左側は鍋割山稜
大倉尾根で下ります。わー、いつの間にか展望が開けてる!
日差しが出ると暑くて、花立山荘でかき氷をいただきました。
と、食べてるうちにまたガスで真っ白になり、最後は寒くてふるえながら食べました(笑)
あとはひたすら下ります。
大倉尾根の階段地獄を下り、天神尾根のジグザグを下り、
ひたすら下って戸沢に着いたのは4時ちょっと前。
死ぬほど疲れました(笑)
相変わらず、全天候型の丹沢、やっぱりいい山です。
でも、夏はちょっと暑すぎ~。
変態の修行にはピッタリですので皆さんもどうぞきてくださいね。
ヒルも待ってます。