もしもの時のための、ねこのきもち編。
今回は、『異変に気づいて! 猫が「痛みを感じている」ときに見せるサイン』についてです。
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異変に気づいて! 猫が「痛みを感じている」ときに見せるサイン
2020/6/26(金) 12:05配信 ねこのきもちWeb編集室
猫は話すことができないため、もし体のどこかに痛みや違和感があったとしても、飼い主さんに直接伝えることができません。だからこそ、猫が発する「痛みのサイン」には気づいてあげたいですよね。
この記事では、猫が痛みを感じているときに見せるしぐさや行動について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
■猫は痛みを感じる部位は?
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猫はもともと、本能的に身を守るために痛みを隠す動物と言われています。一見、愛猫が普通に見えても、じつは痛がっているということがあり得るのです。
猫が痛みを感じる部位
猫が痛みを感じる部位としては……
・口の中(口内炎、歯周病)
・運動器(関節炎)
・皮膚(皮膚炎、ケガ)
・内臓(膀胱炎、胃腸炎など)
などがあります。また、不妊手術や去勢手術などのあとにも痛みを感じることがあるでしょう。運動器の痛みに関しては、じつは12歳以上の猫の90%が関節炎にかかっていたというデータもあります。
■猫が見せる「慢性痛のサイン」とは?
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痛みを感じているときによくある猫の行動変化としては……
・爪をとがなくなった
・以前よりも怒りっぽい・気性が荒くなった
・隠れる・警戒する・逃げるようになった
・ジャンプをしなくなった
・グルーミングの頻度が減った
・トイレの外での粗相が多くなった
・高い所に登らなくなった
などです。これらは、慢性痛のサインになります。
■すぐに動物病院に連れて行くべき猫の「急性痛のサイン」とは?
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また、急性痛の場合は、すぐに動物病院に連れて行く必要があります。猫が見せる急性痛のサインには……
・横になったままじっとしている
・特定の部位を触るとうなる・ひっかく・噛み付く
・背中を丸めてケージなどに背中をくっつけて静かにしている
などがあります。猫にこれらの行動が見られたら、すぐに動物病院に連れて行ったほうがよいでしょう。
■痛みを感じている愛猫のために飼い主さんができることは?
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飼い主さんがすべきことは、まず動物病院に連れて行って今の愛猫の状態を知り、痛みの原因を診断してもらうことでしょう。
また、獣医師の診断と処方に基づいた痛み止めの薬やサプリメントなどを使用したり、自宅のバリアフリー化などを獣医師と相談して行なってみてください。たとえば、トイレや階段などの段差を最小限にしたり、窓からジャンプできないように工夫したり、食器皿を高くして食事を与えるなど工夫できると思います。
そして、定期的に動物病院を受診して、愛猫に痛みがないかどうかをチェックしましょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
参考文献/参考:動物のいたみ研究会、愛猫ロコモ.jp、アニマルメディア社:猫が飼い主さんに知ってほしいと思っていること
取材・文/sorami
ねこのきもちWeb編集室
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