「ママの近くに来るんじゃない」30代女性 自宅療養で感染拡大(まとめ) | Just One of Those Things

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もしもの時のための、コロナウイルス対策編。

 

データが多すぎるので、今回もピンポイントで1つにまとめて取り上げます。

 

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「ママの近くに来るんじゃない」30代女性 自宅療養で感染拡大
2021年6月2日 17時17分 NHK

©NHK

先月上旬に新型コロナウイルスに感染した札幌市の女性が、3人の幼い子どもがいる状況で、自宅での療養を続け、家庭内に感染が広がった経験を語りました。

札幌市に住む30代の女性は先月9日に感染が確認され、高血圧とぜんそくの持病がある夫と、4歳から8歳までの3人の子どもも感染しているのではないかと不安だったといいます。

「子どもを学校に通わせられないし、夫も仕事行けなくなるし、何よりも夫に基礎疾患があるので、重症化してしまったらどうしようかと焦りました」

その後、ほかの家族、全員の陰性が確認され、女性は1人でホテル療養となるはずでしたが、札幌市内の感染拡大の影響で入れなくなりました。

「『ホテル療養しましょう』と言われたので、『分かりました』と答えましたが、前日になって『入れるはずの部屋が、空かなかったので、ホテルでの療養は、難しくなってしまいました』という電話が来ました」


■「ママの近くに来るんじゃない」

©NHK

このため、基礎疾患がある夫は自費でホテルで生活してもらい、自身は子どもたちと、自宅での療養を続けることになりました。

「いちばんつらかったのは、甘えたい盛りの子どもたちに、『こっちに来るんじゃない、ママの近くに来るんじゃない』と言わなければならなかったことです。私も子どもたちも寂しくて大変でした」

そして、女性が陽性と判明してからおよそ2週間後の先月21日、のどの痛みを訴えた子どものうち1人の感染が新たに判明しました。

女性は、「私からうつってしまったんだと思います。『ホテルで療養できたらよかったのにな』と正直、思いました」と話していました。
 

 

■ずっと換気 すべて消毒しても…


女性は子どもがいる時の自宅での療養では、感染を防ぐのは難しいと訴えていて「家族全員、マスクをつけて、日中はずっと窓を開けて換気して、私が触ったところはすべて消毒をしても家庭内感染が起こってしまいました。『じゃあどうしたら防げたんだろう』と『教えてください』と思ってます」と話しています。
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コロナ感染後の「抗体量」 がん患者少ない傾向 抗がん剤影響か
2021年6月2日 18時22分 NHK

 


©NHK

新型コロナウイルスの感染によってできる「抗体」の量は、がん患者では少ないことが国立がん研究センターなどの調査で分かりました。
抗がん剤の治療が影響している可能性があるとする一方で、重症化するリスクに関係するかどうかは分かっておらず「がんの治療を継続し、ワクチンを接種してほしい」としています。

国立がん研究センターなどの研究グループは、去年8月から10月にかけて、がん患者500人と患者以外のおよそ1200人を対象に、新型コロナウイルスの抗体の量などを調べました。

その結果、感染の経験があったと言える量の抗体があった人は
▽がん患者で0.40%、
▽健常な人で0.42%とほとんど差がありませんでした。

一方で、感染したとまでは言えないものの、新型コロナウイルスにわずかにさらされるなどして、微量の抗体が作られたとみられる人もいて、全員の抗体の量を調べたところ、がん患者は患者以外の半分程度になっていたということです。

©NHK

さらに、がん患者の中では、1か月以内に従来のタイプの抗がん剤の治療を受けていた人は抗体の量が少なかったということです。

研究グループは、抗体の量の差が重症化するリスクに関係するかどうかや、ワクチンの効果についても解析を進めるとしています。

©NHK

国立がん研究センター中央病院の矢崎秀医師は「抗体の量が少ないという結果だったが、海外の研究ではがん患者もワクチン接種で十分な抗体が作られるという結果が出ている。抗がん剤治療を継続し、ワクチンを接種してほしい」と話しています。
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「なぜ入院できない」息子を助けたかった… 16日間の母の記録
2021年6月2日 21時28分 NHK



©NHK

「明日はもっと良くなるのを祈っている」

感染した息子の回復を願い、母親は毎日、日記を書いていました。息子の症状は日を追うごとに重くなり、ようやく入院できたときには重い肺炎と診断されました。

そして、入院からわずか6日後、35歳で亡くなりました。

「苦しかったのに頑張って くやしいよね」

母親が祈る気持ちで書き続けた、16日間の記録です。


■4月13日 息子の体調に変化

©NHK

神戸市の60代の女性は、数十年前から日記を書き続けています。

その日記で息子の優也さん(仮名)の体調の変化について触れたのは、4月13日のことでした。


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《4月13日の日記》
4月13日(火)
優也休んでた。
お腹の調子が悪いといいながら焼肉食べてた。
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35歳の優也さんは、日頃からたばこは吸わず、酒も飲まず、健康に人一倍気づかっていました。

勤務先には自家用車で出勤し、去年から家族以外の人との外での会食も控えていました。

優也さんは糖尿病の持病がありました。

©NHK

母親
「優也は基礎疾患があって、もし感染すれば危ないということは本人もよく理解していました。通勤に使う車のなかには除菌シートやマスクを完備していて、いつも気をつかっていました」

軽いせきと腹痛があったため、翌日からかかりつけの病院などを相次いで受診しました。


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《4月14日の日記》
4月14日(水)
セキが出てる。
内科に行ったら風邪と言われた。
コロナではないということらしい。
熱が37.7度あるみたい。
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《4月16日の日記》
4月16日(金)
自分で病院に行った。
先生によると、ロタウイルス。
コロナではないだろうとのこと。
セキあり。
胃腸炎といわれたらしい。
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診断はかぜや胃腸炎で、いずれも新型コロナではないだろうといわれました。

しかし、ほっとしたのもつかの間、事態が一変しました。

翌4月17日、熱が39度まで上がり、せきが止まらなくなったのです。


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《4月18日の日記》
4月18日(日)
朝、優也がラインで熱38.8といってきた。
とりあえずロキソニンのんだといってしばらくして少し下がり、汗をたくさんかいて着替えた。
時間がたつとまた熱があがる。
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■4月19日 新型コロナ「陽性」

©NHK

基礎疾患がある人は感染すると重篤化しやすいと聞いていたので、不安になりました。

すぐに救急相談センター「#7119」に電話し、すぐに検査を受けたいと頼みましたが、希望はかないませんでした。

その翌日の19日、かかりつけ医の紹介で病院で検査を受けることができました。

結果は、新型コロナウイルスの陽性でした。

母親
「最初にかぜと診断された時は、家族で『コロナじゃなくてよかったね』なんて冗談をいえていたのに、『まさかうちの子が』という気持ちでした。あんなに感染対策をしていたのに、なぜ感染したのか優也とも話しましたが、何も思い当たる節はないと話していました」

 


■4月20日 入院対象だけど入院できない

 


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《4月20日の日記》
4月20日(火)
保健所から電話きて優也とも話した。
入院対象だけど病院がいっぱいやからしばらく待つことに。
早く入院できたらいいわ。
保健所の人が夜にきたけどずいぶん忙しいようやけど対応がとても遅れていて気になる。
本来ならすぐに病院で隔離すべきなのに家族にうつるのも仕方ない気がする。
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《4月21日の日記》
4月21日(水)
優也は相変わらず熱が高くてしんどそう。
きょうは昼から病院の看護師さんがタクシーで迎えにきて診察にいった。
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この病院で優也さんは「肺炎」と診断されましたが、それでも「ここには入院できない」と家に帰されました。

持病のこともあり、すぐに入院させなければならないと、母親は保健所に電話をかけ続けましたが、入院はかないませんでした。
 

 

■4月22日 肺炎を起こしているから家では限界

 

このころ、兵庫県内の医療機関のコロナ重症病床はひっ迫していました。

「入院調整中」や「自宅療養」の人は、神戸市内だけでも、あわせて1400人を超えていました。


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《4月22日の日記》
4月22日(木)
優也は酸素吸引しても楽にならずに前の心不全の時と似ていると言っていた。
横になれずに浅い呼吸しかできない。
肺炎を起こしているから家では限界がある。
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優也さんはせきが続き、苦しみはさらにひどくなる一方でした。

家族は保健所に相談した上で、救急車を要請しました。

救急隊員が到着したとき、血中の酸素の状態を示す値「酸素飽和度」は90。

厚生労働省の手引きでは、呼吸不全のため酸素投与が必要となる状態でした。

救急隊員が保健所に連絡して状況を伝えましたが、それでも入院させるという判断はされませんでした。

母親は、目の前でもがき苦しむ息子を前に、背中をさすることしかできませんでした。

母親
「優也は咳がひどく、自分で話せるような状態ではなくなっていましたので、ほんの少しでも私にその苦しさを分けてもらいたいと願っていました。息子に代わって私がもっと詳しく状態を伝えてやれば救急搬送してもらえたんじゃないか、入院させてもらえたんじゃないかと、悔やんでも悔やみきれません。基礎疾患があると伝えたのになんで入院させてもらえなかったのかと考えてしまいます」

 


■「息子を入院させて」土下座する母


その日の夜、親子の元を1人の女性が訪ねました。

訪問看護師の藤田愛さんです。

神戸市からの委託を受け、自宅療養をしている患者の健康観察にあたっていました。

この日は朝からおよそ10軒を訪問し、午後9時すぎ、最後に訪れたのがこの家でした。

玄関で出迎えた母親の姿が目に焼き付いています。

©NHK

訪問看護師 藤田愛さん
「玄関を開けて家に入ると、お母さんから『病院の廊下の隅っこでもいいから、どうぞ息子を入院させてやってください』と土下座して両手を拝むみたいに合わせられました。同じ子どもをもつ親として『本当にそうですよね』としかこたえられませんでした。2階の部屋で寝ていた優也さんは、見たこともないくらい呼吸がとても速くなっていました。酸素濃縮器を使っていても苦しくて話もできない状態でしたが、『助けてくれ』というメッセージを感じました。一刻も早く入院して治療しないと命の危険が迫っていると感じました」

藤田さんが帰ったあとの午後10時すぎ、入院先がようやく決まり、優也さんは病院に搬送されました。

感染の確認から、すでに3日がたっていました。
4月22日 入院できるも「重症の状態」
ようやく本格的な治療が受けられる。

母親は安心しました。

入院直後は症状が改善し、食事も取れていることを知らせるLINEのメッセージが届きました。

ただ、医師からは「すでに重症の状態だ」と伝えられました。

家族は「できることはすべてやってほしい」と訴えました。
 

 

■4月24日 息子から返信「まだあかん」

©NHK

入院から2日たった24日午後。

母親がLINEで「家にいたときよりはましになっているの?」と呼びかけたところ、優也さんから短く返信がありました。

「まだあかん」この5文字の返信を最後に連絡は途絶えました。

この日の夕方、優也さんはICU=集中治療室に入りました。

母親が書き込む日記にも、優也さんのことを心配することばが増えていきました。


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《4月24日の日記》
4月24日(土)
優也のことがとても心配。
ラインをするのもしんどいのか返事が遅い。
昼に体調は自分では分からんと来たけど負けるなコロナに!しんどいのかあまりラインができない。
家にいたときと変わらんとかきたけど、やはりいつもの肺炎とはちがうんや。
何か私も辛くなる。
優也が早く良くなれば私も安心できるのにな。
明日はもっと良くなるのを祈っている。
私も食欲なくなるわ。
でも2人で頑張ろう!!
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《4月25日の日記》
4月25日(日)
いったいどんな状態なのか分からない。
不安やね。
病院からは何も連絡がないのでどうなのか。
お見舞いにも行けないし。
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《4月27日の日記》
4月27日(火)
まだICUにいて良くも、悪くもなっていないということだった。
熱は管を入れているせいもあるけど、下がっていないって。
意識はたぶん薬でもうろうとしているらしい。
とてもつらいわ。
2週間はそのままらしい。
動けないんだね、早く酸素濃度がいい状態になればいいのに。
本当にかわいそうで涙がでる。
頑張って優也!まだ若いから少しは安心かなと思う。
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母親は、会えない優也さんを日記の中で励ましながら、必ず回復して元気な姿を見せてくれると信じていました。

母親
「これまでも大きな病気や交通事故で大けがをしたこともあったんですが、いつも元気になってきたので、今回もきっと大丈夫だと信じていました」

 


■4月28日 早朝に病院から電話


そして4月28日の早朝、病院から家に電話が入りました。


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《4月28日の日記》
4月28日(水)
朝方4時頃、パパが2階に上がってきて病院から電話がきて優也の血圧が下がって危ない状態だというのだ。
うそやろ。
それからは先祖様、神様すべてにお願いしたけどダメだった。
信じられない。
何で母さんはこれからどうすればいいの。
いっしょにまだまだこれから結婚もして幸せにならないといけないのに、まだまだしたいことたくさんあるのに。
部屋はどうするの。
魚釣りしたり、キャンプいくんでしょ。
母さんもいっしょにいくから早く迎えにきて。
さみしいやろ。
泣きすぎて、悲しすぎて体がどうにかなりそう。
部屋はずっとこのままにしておくから遊びにいっててもたまに帰ってきてよ。
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体調の異変から16日。

入院してからわずか6日。

優也さんは亡くなりました。

母親は、新型コロナに感染していたため、最期に立ち会うことはかないませんでした。

家族がスマートフォンに送ってくれたなきがらの写真を手に、ひとり手を合わせました。

数日後にお骨を受け取りましたが、今もその死を受け入れられず毎日、優也さんのLINEにメッセージを送り続けています。

母親
「最期に手を握ったり、話しかけてあげたかった。どんな気持ちでひとりで逝ったのか、想像することもできません。いつか既読になる気がして、おはようとか、こんなことしたよ、とか。いまも生きていた時のようにふるまってしまいます」

 


■誰も同じような目にはあわないで



母親は、息子が亡くなった翌日の日記に、悔やみきれない思いを書きました。


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《4月29日の日記》
本気で聞きたい。
もし19日陽性が出たときに入院できてたら、また違っていたのかな。
21日の夜、救急車を呼んだ時病院に行けていたら違っていたのか。
これは一概にはいえないだろうけど、私の心のなかには一生残る思いやと思う。
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©NHK

突然やってきたわが子との別れ。

息子を助けることはできなかったのか、自問自答する毎日です。

母親は神戸市に対し、十分な医療を提供できなかった原因を究明し、教訓にしてほしいと考えています。

母親
「息子はコロナと神戸市に殺されたと考えています。先日、届いた死亡診断書には、19日の時点で『入院が必要とされたが入院できる病院がなく保健所から自宅待機を指示されていた』と書かれていました。コロナの感染は1年以上前から始まっていたのになぜ十分な医療の確保ができなかったのか、しっかりと原因を究明し、もう二度と同じことが起こらないようにしてほしい」

そして、残された家族は悔やんでも悔やみきれない。

だからこそ、「若くても一人ひとりが感染対策の徹底を」と話します。

母親
「若くても重症化したり、亡くなったりしてしまうことをもっと多くの人に知ってほしい。感染した人やその家族は後ろ指を指され、また、差別されることが怖くて周りの人に感染してつらかった気持ちを吐露できない。きっとあなたの近くにもそういう人がいるはずです。『自分は若いし、元気だから関係ない』とは思わずにもう一度、感染対策や日々の生活を見つめ直してほしい。そしてもう誰も息子のような目には合わないでほしい」


(取材:神戸放送局 記者 堀内新)

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新型コロナ重症患者増で全身麻酔薬不足 適正使用求める 厚労省
2021年6月2日 21時46分  NHK

©NHK

新型コロナウイルスで人工呼吸器を必要とする重症患者が多い状態が続き、医療現場で全身麻酔に使われる薬の供給が不足しています。厚生労働省は、医療機関に対して適正な使用に努めてほしいと呼びかけていて、今後、さらに不足した場合は、緊急性の高い手術以外は延期するなどして使用を控えるよう呼びかける対応も検討するとしています。

©NHK

新型コロナウイルスで重症患者が増加するのに伴って、全身麻酔を行う際に点滴で血液中に投与する鎮静剤「プロポフォール」の需要が大幅に増え、品薄の状態が続いています。

厚生労働省によりますとプロポフォールは、ことし4月中旬から重症患者が急激に増え、医療体制が破綻の危機に直面していた大阪などを中心に需要が急激に増え、全国的に平常時の1.5倍から2倍になっているということです。

このため厚生労働省は5月14日付けで医療機関に対して、必要な量のみ購入し適正に使用するよう求めるとともに、医療上問題がなければ、吸入する別のタイプの麻酔薬の使用を考慮するよう求める文書を出しました。

さらに、輸入量を増やせないかメーカーを通じて働きかけているほか、今後、さらに深刻な不足が予想される場合は、緊急性の高い手術以外は延期するなどして使用を控えるよう呼びかける対応も検討するとしています。

厚生労働省は「感染の拡大で海外でも需要は高まっており、不足がいつ解消するか見通せないのが現状だ。少しでも早く解消できるよう努めていきたい」と話しています。

一方、日本麻酔科学会も5月下旬からアンケート調査を実施していて、各地での供給状況を把握するとしています。

 


■大阪大学医学部附属病院は


全身麻酔に使われる鎮静剤の不足は、新型コロナの重症患者を治療する医療現場に大きな影響を及ぼしていて大阪の大学病院では急きょ、他の種類の麻酔薬を組み合わせて使うなどの対応に迫られています。

大阪 吹田市にある大阪大学医学部附属病院は、現在、府内で最大規模となる重症患者用の病床23床を確保していて、これまでに158人の重症患者を受け入れています。

病院によりますと、全身麻酔に使う鎮静剤「プロポフォール」は、新型コロナの重症患者の治療では、人工呼吸器を装着している患者の痛みや苦痛を和らげるため、点滴で投与していて非常に多く使う必要があります。

病院では府内で重症患者が急増した4月下旬から5月にかけて消費量が大幅に増え、大型連休明けには、病院内の在庫が一時的にほとんどない状況になり、現在も必要とする量の3分の1程度しか供給がない状態が続いているといいます。

大阪大学医学部附属病院薬剤部の山本智也副薬剤部長は「需要が高まって、買いたいという数に供給が全く追いつかず、納期も遅れてきている。今は2週間先のめどしかたっていない状況でそれ以降は未定だ」と話しています。

供給不足を受けて病院では、重症患者の治療に他の種類の麻酔薬を組み合わせるなどの対応に迫られています。

大阪大学医学部附属病院集中治療部の内山昭則副部長は「重症患者の肺の状態がよくなるまで待つ間、患者の苦痛が大きい場合は深く眠ってもらう必要がある。その際に1番使うのがプロポフォールなので、最も大事な薬が足りずに焦っている。薬には特性があるので本当はこっちを使いたかったのに、それができないというので、患者の経過に影響する可能性がある」と話しています。

さらに、プロポフォールは人工呼吸器が必要な他の病気の患者や、全身麻酔が必要な手術の際に幅広く使われるため、病院では新型コロナの重症患者が増え続けると、一般の医療にも影響が出かねないと懸念しています。

内山副部長は「もう1度、同じ波が来ると今度は本当に薬が足りなくなる。コロナだけではなくかなり広く使われているので、影響が大きいと思う」と話しています。

 


■製薬会社 在庫がひっ迫し欠品回避できず

©NHK

「プロポフォール」の輸入販売で国内の半数以上のシェアがある大阪市の丸石製薬は、5月14日、在庫がひっ迫し、欠品が回避できないとして医療関係者に向けた通知を出しています。

この中では、世界的な新型コロナの患者の急増に伴って、需要が高まり在庫がひっ迫しているほか、輸入元からの入荷も遅れ医療機関からの注文に対して、十分に供給できず欠品になることが避けられないと説明しています。

丸石製薬は「重症患者数の動向が予測しづらいために見通しが立たない。医療機関や患者にご迷惑をおかけしているので、安定供給確保のため、輸入元に対し、大幅な増産と早期入荷について常時、折衝しております」とコメントしています。

 


■医薬品卸売会社「全世界的に不足」

©NHK

大阪に本社がある大手の医薬品卸売会社は取引先と相談しながら、重症患者を受け入れている病院に優先的に鎮静剤を販売するなど、対応に追われています。

大阪 中央区に本社がある医薬品卸売会社「ケーエスケー」によりますと、全身麻酔に使われる鎮静剤「プロポフォール」は、世界的な新型コロナの感染拡大に伴う需要の高まりで、生産量が追いつかなくなり、さらに国内でも“第4波”で重症患者が急増して取引先の医療機関への安定した供給が難しくなっているということです。

会社によりますと、ことし4月と先月は大阪府内でのプロポフォールの需要は、前の年の同じ時期と比べて4倍から5倍に増えたといういうことです。

会社の倉庫にはふだんは府内の医療機関に卸す量の10日分を在庫として備蓄していますが、現在はその半分ほどに減っているということで、会社では歯科や内視鏡センターなどでは、ほかの鎮静剤を使うようにして納入量を減らしてもらうなどしながら、新型コロナの重症患者を受け入れている府内の病院に、プロポフォールを優先的に販売するなどの工夫を行っています。

「ケーエスケー」の平谷洋物流管理部長は「恐ろしいのはゴールが見えていないというところで、来月、再来月、商品が順当に流通できるのかも不透明な状況だ。今回のような全世界的に不足するケースは過去に経験したことがない。安全・安心に商品を届けるのが医薬品卸の使命だが、現状を鑑みると、『供給できます』という返事はしにくい」と話しています。
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東京五輪・パラ「今の感染状況で開催は普通はない」尾身会長
2021年6月3日 0時07分  NHK

©NHK

東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、政府の分科会の尾身茂会長は衆議院厚生労働委員会で「今の感染状況での開催は普通はない」と指摘したうえで、開催する場合には関係者がその理由を明確に説明することが重要だという認識を示しました。

この中で尾身会長は東京オリンピック・パラリンピックをめぐって「今のパンデミックの状況で開催するのは普通はない」と指摘しました。

そのうえで「こういう状況の中でやるというのであれば、開催の規模をできるだけ小さくして管理の体制をできるだけ強化するのが主催する人の義務だ」と述べました。

また「なぜ開催するのかが明確になって初めて、市民は『それならこの特別な状況を乗り越えよう。協力しよう』という気になる。関係者がしっかりしたビジョンと理由を述べることが極めて重要だ」と述べました。

さらに「国や組織委員会などがやるという最終決定をした場合に、開催に伴って国内での感染拡大に影響があるかどうかを評価し、どうすればリスクを軽減できるか何らかの形で考えを伝えるのがわれわれプロの責任だ」と述べました。

一方で、そうした考え方の伝え先や時期などについては「政府なのか組織委員会なのか、いつ伝えるべきかはいろんな選択肢がある」と述べるにとどめました。


■尾身会長「組織委も感染最小化へ最大限の努力を」


また、尾身茂会長は衆議院内閣委員会で開催する場合には組織委員会も新型コロナウイルスの感染最小化に向けて最大限努力する責任があるという認識を示しました。

この中で政府の分科会の尾身会長は「仮にオリンピックをやるのであれば、国や自治体、国民に任せるだけではなく組織委員会も感染の最小化に向けて最大限の努力をするのは当然の責任だ」と述べました。

また、競技の中継を観戦するパブリックビューイングについて「自分のひいきの選手が金メダルをとったりすれば声を上げて喜びを表すこともあるだろうし、そのあとみんなで『一杯飲もう』ということもありえる。感染拡大のリスクをなるべく避けることを考えればわざわざリスクを高めるようなことをやるのは、一般の市民には理解できにくいというのがわれわれ専門家の意見だ」と指摘しました。

 


■専門家の有志 非公式に意見交換


東京オリンピック・パラリンピックをめぐっては、尾身会長をはじめ専門家の有志が非公式に意見交換を重ねています。

関係者によりますと、感染状況が『ステージ3』であっても大会の規模を極力最小化しないと、終了後に再び感染拡大につながるリスクがあるといった指摘がこれまでに出されているということです。

また、選手の感染リスクの制御は可能だとする一方、来日する報道関係者などは行動規範が守られるか懸念があるといった意見なども出されているということです。

尾身会長らはこうした意見や懸念を関係者に伝えたい考えで、調整が進められています。

 


■菅首相「感染対策しっかり講じ 安全安心の大会に」

©NHK

菅総理大臣は2日夜、総理大臣官邸で記者団に対し「まず感染対策をしっかりと講じて、安全安心の大会にしたい。専門家の方々も感染対策をしっかりやるべきというご意見でしょうから、しっかりと対応していきたい」と述べました。

そのうえで、記者団が、東京オリンピック・パラリンピックを開催すべきだと考える理由を質問したのに対し「まさに平和の祭典で、一流のアスリートが東京に集まって、スポーツの力で世界に発信していく。さらに、さまざまな壁を乗り越える努力をして、障害者も健常者も、そうした努力をしっかりと世界に向けて発信していく。そのための安心安全の対策をしっかり講じたうえでやっていきたい」と述べました。

 


■組織委 武藤事務総長「規模縮小には同感だ」


大会組織委員会の武藤事務総長は「しっかり受け止めて準備に生かしていく必要があると思う。この1年間、大きな課題として注力してきたが、できるかぎり規模を縮小していくことには同感だ」としています。

そのうえで「最後は観客数の制限をどうするかが大きな課題だと思うので、尾身会長の考えも頭に置きながら関係者と相談していきたい」と述べました。

 


■加藤官房長官「説明し理解を得たい」


加藤官房長官は午後の記者会見で「これまで各国との首脳会議の際に、菅総理大臣から安全安心な東京大会を実現する決意を発信し、各国首脳からも支持を得ていて、2月のG7首脳テレビ会議でも同様だった。東京大会の開催に向けては感染対策を徹底すること、海外からの観客は受け入れないこと、安全安心な大会を実現していくことなど、引き続きそれぞれの国々に説明し理解を得ていきたい」と述べました。
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東京2020オリンピック・パラリンピック
東京オリンピック・パラリンピックに関する最新ニュースをまとめて掲載。
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≪おまけ≫

【全文掲載】五輪・パラ 感染拡大リスクに関する専門家の提言(06/18)

 

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ワクチン2回接種 若い女性ほど抗体量増加 千葉大学病院
2021年6月4日 5時04分  NHK

©NHK

千葉大学病院が、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した医療従事者、およそ1700人余りを対象に抗体の量を調べたところ、若い女性ほど多くなっていたことが分かりました。抗体の量が感染のしやすさなどに関係するかどうかは分かっておらず、今後さらに分析することにしています。

©NHK

これは、千葉大学病院がワクチンの効果などを調べるために設置した「コロナワクチンセンター」の最初の研究結果として発表されました。

それによりますと、2回の接種を終えて2週間から1か月以内の医療従事者1770人余りについて、新型コロナウイルスの抗体の量を調べたところ、ほぼすべての人で大幅に増え、ワクチンの有効性を確認したとしています。

さらに分析した結果、男性よりも女性で、また年齢が若いほど抗体の量が多くなる傾向があったことがわかりました。

具体的には20代の女性では60代の男性と比べて抗体の量は2倍近く多かったということです。

ほかに「毎日飲酒する」人は「週に2、3回」や「飲酒しない」人に比べてやや少なくなっているなど、飲酒習慣も影響する可能性が示唆されたとしています。

抗体量が感染のしやすさに関連するかどうかは分かっていませんが、引き続き分析を進める方針です。

©NHK

中島裕史副センター長は「接種する動機と安心につながっていくのではないかと思う。今後は副反応などとの関連も調べたい」と話しています。
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「変異ウイルスがこれほどとは」40代女性 肺全体に炎症広がる
2021年6月4日 18時14分  NHK 

©NHK

熱は高くはなく、自分は大丈夫だと思っていました。
入院するほど悪化するとも思っていませんでした。
でも、現実は違いました。

自宅療養中に急速に容体が悪化して入院。
肺の機能が低下し、人工呼吸器の使用も一時検討されました。

変異ウイルスがこれほどとは…。
埼玉県の40代の女性の証言です。

関節の痛みが3~4日…、感染判明
5月10日。

女性は体調に異変を感じました。

熱はそれほど上がりませんでしたが、関節や筋肉の痛みが続きました。

「“なんだろう”と思っていたんですけど、それが3日も4日も続いて、ただただ痛い…。熱はなかったので、買い物に行くくらいはできそうな感じでした。だけど風呂に入ったあと床に座り込んでしまったり動けなくなることがありました」

検査の結果、感染が判明。

女性には軽い基礎疾患がありました。

ただ、年齢や症状などから重症化のリスクは低いとされ、自宅療養となりました。

 


■「変異ウイルス」と判明 酸素マスク必要なほどに


数日後、事態は一変します。

血液中の酸素の値が急激に低下しました。

重症の手前の「中等症」のレベルでした。

女性は急きょ入院することになりました。

また、詳しい検査の結果、感染力が強い「N501Y」の変異があるウイルスへの感染が判明したのです。

入院した時点で酸素マスクで吸入をしなければならないほど悪化していたといいます。

 


■肺全体に炎症広がる

©NHK

入院直後に撮影された女性の肺のCT画像です。

肺の両側に白い影がうつり、肺全体に炎症が広がっている様子が確認できます。

すぐに抗ウイルス薬などが投与されましたが、肺炎によって肺の機能は低下していきました。

吸入する酸素の量も日に日に増えていきます。

症状は悪化し、一時、人工呼吸器の使用も検討されました。
 

 

■「変異ウイルスがこれほどの感染力とは」


入院後5日間ほど一進一退の状態が続きましたが、治療の結果、酸素マスクを外すことができるようになりました。

職場の往復や生活用品の買い物くらいでしか外出していない。

マスクも着けて消毒もして、感染対策はとっていた。

変異ウイルスがこれほどの感染力とは。

女性はこう振り返ります。

「なんだかんだ自分は大丈夫かなと思っていたが、全然大丈夫じゃなかった。すんなり治ることはないと思っていたが、入院するまで悪化するとは思わなかった」

 


■医師「手遅れになりかねなかった」


5月下旬。女性はまだ入院中でしたが、症状は改善され、自分の体験を多くの人に知ってもらいたいと医師が代理で質問する形で取材に応じてくれました。

©NHK

治療にあたった埼玉医科大学総合医療センターの岡秀昭医師は「病院へ搬送する判断が極めて適切で、このタイミングを逸していれば悪化して手遅れになりかねなかった。あと1日、2日搬送が遅ければ間違いなく人工呼吸器になっていた。変異ウイルスでは、40代や50代で必ずしも重篤な持病がなくても重症化してしまうケースがみられます」と話しています。

岡医師によると、この病院では5月25日の時点で患者13人のうち検査中の3人を除く10人が、変異ウイルスに感染していたということです。

岡秀昭医師
「アメリカやイギリス、大阪でも変異ウイルスに置き換わっていったので、首都圏でも同様の状況になることは容易に想像できました。しかし、実際に起きてみるとスピードが早く、5月は1週間ごとに20%、50%、70%、90%と変異ウイルスの患者が占めるようになりました」

 


■次に警戒すべきは“インド型” 感染対策徹底に尽きる


岡医師は、“新たな変異ウイルス”のまん延に警戒を強めています。

岡秀昭医師
「“N501Y”が通常の流行になったので特別視する必要はなくなり、次に警戒すべきなのは、“インド型”だと思います。ウイルスが急速に置き換わるというのは、それだけ脅威的なウイルスだということなので、現場としてはそれが患者の急増、重症者の急増として跳ね返ってくるのが一番怖い。“インド型”が主流になっていくことはもっとも警戒しなければいけないシナリオなので、全力で防いでもらいたい」
「これらのウイルスがさらに変異を起こさないためには、マスクの着用や消毒の徹底、密を避けることなど基本的な感染対策を徹底して感染を拡大させないことに尽きると思います」


(取材:首都圏局 記者 古市駿)
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※溜まりに溜まっており、かなり飛ばしておりますが、6/4上限となってしまいました。6/4日からの続きは次回へ回します。次回ののピンポイントのデータも飛ばしていきます。

 

 

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