【COP25】まとめ:その1 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

科学オタクの主婦が一人でこねくっております、危機管理シリーズ。地球温暖化対策データ編。
 

現在開催されている「COP25」の報道をまとめて取り上げていきます。

 

 

12月9日。スペインで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議、「COP25」は、議長国チリが各国に目標の引き上げを呼びかけていて、今週から始まる閣僚級会合で対策強化に向けて一致できるかが注目されます。
 

----------------------------------------------------------
「COP25」今週から閣僚級会合 対策強化実現なるか
2019年12月9日 4時15分 NHK
 
©NHK

スペインで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議、「COP25」は、議長国チリが各国に目標の引き上げを呼びかけていて、今週から始まる閣僚級会合で対策強化に向けて一致できるかが注目されます。

190を超える国と地域が参加して、今月2日からスペインで開かれている「COP25」は、交渉の7日目を迎えます。
 
議長国チリのシュミット環境相は、来年から始まる「パリ協定」に向けて、各国が温室効果ガスの削減目標を引き上げると約束することを、会議の成果に盛り込みたい考えで、非公式会合を開くなどして支持を訴えています。
 
また、議長国と国連のグテーレス事務総長は、政府だけでは対策の強化に限界もあることから、自治体や企業の代表などに対して独自に対策を進めるよう呼びかけることにしています。
 
削減目標の引き上げをめぐっては、COP25の開幕に先立ち、フランスやドイツといったヨーロッパの国々や、島しょ国など70か国が目標の引き上げを約束しているほか、これまでの交渉で複数の国が前向きな姿勢を示しているということです。
 
COPに合わせて、若者の運動を世界的に広げたグレタ・トゥーンベリさんも参加して大規模なデモが開かれるなど、各国政府に具体的な行動を求める声は強まっています。
 
日本の交渉担当代表の外務省国際協力局の高杉優弘審議官は「対策の強化は当然、必要だと考えている。日本としても努力していきたいし、交渉をまとめる役割を果たしていきたい」と話していました。
 
COPは、10日から小泉環境大臣も出席して閣僚級の会合が始まり、対策の強化に向けて各国が一致できるかが注目されます。

■マーシャル諸島大統領 日本に「注文」

地球温暖化の影響で水没するおそれがあると訴えているマーシャル諸島のハイネ大統領は、自身の公式ツイッターに「日本のリーダーシップに期待している。削減目標を引き上げてもらいたい」と投稿しました。
マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ大統領は、「COP25」に参加したあとの今月4日、自身の公式ツイッターで、「太平洋の国々は日本のリーダーシップに期待している。2020年に温室効果ガスの削減目標を引き上げてもらいたい」と投稿しました。
 
この要請を安倍総理大臣に直接伝えたとして、「彼自身、気候変動について私たちはもっと強い行動をとらなければいけないと言っていたのだから」と書いています。
 
太平洋のマーシャル諸島は地球温暖化に伴う海面上昇で、水没するおそれがあると訴えていて、去年11月、「パリ協定」の締約国の中で最も早く削減目標の引き上げを国連に提出しています。
 
この中で、2030年には2010年と比べて温室効果ガスを少なくとも45%削減するなどとする目標を掲げています。
----------------------------------------------------------
 
 
12月9日。地球温暖化対策を求める若者たちの運動を世界的に広げた16歳、グレタ・トゥーンベリさんがスペインで開かれている国連の会議、COP25で発展途上国の若者たちと記者会見を行い、温暖化の影響で途上国ではすでに深刻な被害が広がっているとして、対策の強化を呼びかけました。
 
----------------------------------------------------------
グレタさん「私は話しません」途上国の若者の声を聞くよう訴え
2019年12月9日 22時34分 NHK
 
©NHK

地球温暖化対策を求める若者たちの運動を世界的に広げた16歳、グレタ・トゥーンベリさんがスペインで開かれている国連の会議、COP25で発展途上国の若者たちと記者会見を行い、温暖化の影響で途上国ではすでに深刻な被害が広がっているとして、対策の強化を呼びかけました。

スウェーデンの16歳、グレタ・トゥーンベリさんは9日、スペインで開かれているCOP25の会場を訪れ、世界各国で温暖化対策を求める運動に参加している若者たちとともに記者会見を行いました。
 
記者会見に多くのメディアが駆けつける中、冒頭、グレタさんは「きょうは、私は話しません。メディアの関心を生かすことが自分の責任だと思っています。途上国では、すでに温暖化によって多くの人が犠牲になっています。きょうの会見の機会を彼らに譲りたい」と述べて、一緒に記者会見に臨んだ発展途上国の若者の声に耳を傾けるよう訴えました。
 
このあとマーシャル諸島の男性が、自分の国では海抜が2メートルしかないところが多く、海面水位の上昇で多くの人が住まいを追われているとしたうえで、「私たちの国に何が起きようとしているのか知ってほしい」と訴えました。
 
また、アフリカ東部のウガンダから来た22歳の女性は「あとどれくらいの命が失われれば行動を起こすのか。温室効果ガスをほとんど出していない私たちからすると、温暖化は環境における人種差別だ」と述べ、先進国が排出する温室効果ガスで途上国が深刻な被害を受けているとして、先進国に対策の強化を呼びかけました。
 
COP25は10日から日本の小泉環境大臣も参加して、閣僚級の会合が始まり、各国がこうした若者たちの声にどう応えるか注目されます。
----------------------------------------------------------
 
 
12月10日。地球温暖化対策を話し合う国連の会議、「COP25」は10日から閣僚級の会合が始まり、「パリ協定」の実施に必要なルールなどについて交渉が本格化します。
 
----------------------------------------------------------
COP25「パリ協定」実施に必要なルールなど交渉が本格化
2019年12月10日 6時12分 NHK
 
©NHK

地球温暖化対策を話し合う国連の会議、「COP25」は10日から閣僚級の会合が始まり、「パリ協定」の実施に必要なルールなどについて交渉が本格化します。

190を超える国と地域が参加して今月2日からスペインで開かれている「COP25」は、10日から小泉環境大臣ら各国の閣僚級による会合が行われます。
 
会合では、来年始まる温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の実施に必要なルールのうち、まだ合意できていないものについて交渉が本格化します。
 
他国への技術支援などで削減できた温室効果ガスの排出量を、自国の削減分として計算する際のルールが主な論点で、削減量をどのように確認するかや、国連への報告内容や手続き、それに二重計上を防ぐ方法などについて協議が続いています。
 
これまでのところ、先進国が二重計上を防ぐために報告内容や手続きを厳格にすべきだと主張しているのに対し、途上国の一部は反発しているということです。
 
9日出発にあたって小泉大臣は、「パリ協定が来年から本格稼働する上で残された課題があるので、交渉に全力を尽くしたい」と述べました。
 
「COP25」は、各国が温室効果ガスの削減目標を引き上げることで一致できるかどうかも焦点となっていて、今月13日まで議論が続きます。
----------------------------------------------------------
 
 
12月10日。地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」は10日、閣僚級の会合が始まりました。会合を前に小泉環境大臣は「できるかぎり前向きなメッセージを発したい」と述べ、石炭火力発電の利用に対する批判を受け止めたうえで、取り組みをアピールしていく考えを強調しました。
 
----------------------------------------------------------
COP25 閣僚級会合 小泉環境相「前向きなメッセージを」
2019年12月10日 18時59分 NHK
 
©NHK

地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」は10日、閣僚級の会合が始まりました。会合を前に小泉環境大臣は「できるかぎり前向きなメッセージを発したい」と述べ、石炭火力発電の利用に対する批判を受け止めたうえで、取り組みをアピールしていく考えを強調しました。

190を超える国と地域が参加してスペインで開かれている「COP25」は10日、各国の閣僚らによる会合が始まりました。
 
会合では、温暖化対策の国際的な枠組み、「パリ協定」が来年始まるのを前に、実施に必要なルールのうちまだ合意できていないものについて交渉が本格化するほか、各国が温室効果ガスの削減目標を引き上げることで一致できるかどうかも焦点となります。
 
国連の気候変動枠組条約のエスピノサ事務局長は「あと数週間で2020年を迎えてしまう。気候変動を止める機会はまもなく、なくなる。あなた方の決断とリーダシップが必要だ」と述べて、出席した閣僚らに対策の強化を迫りました。
 
日本については、二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電の利用を続けていることに対して国際的な批判が高まっています。
 
会合を前に小泉環境大臣は記者団に対し、「石炭火力発電に対する批判から逃げず、正面から向き合うことが今回、とても大事だと思う。そして日本も何もやっていないわけではなく、できるかぎり前向きなメッセージを発したい」と述べ、批判を受け止めたうえで、取り組みをアピールしていく考えを強調しました。
 
COP25の閣僚級の会合は今月13日まで続きます。
----------------------------------------------------------
 
 
12月10日。地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」の閣僚級会合で、地球温暖化が原因とみられる海面上昇の影響を受けている島しょ国の代表からは、温室効果ガスの削減目標の引き上げなど、具体的な対策を求める発言が相次ぎました。
 
----------------------------------------------------------
COP25 島々の国が海面上昇など被害訴え「対策を」
2019年12月10日 21時20分 NHK
 
©NHK

地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP25」の閣僚級会合で、地球温暖化が原因とみられる海面上昇の影響を受けている島しょ国の代表からは、温室効果ガスの削減目標の引き上げなど、具体的な対策を求める発言が相次ぎました。

南太平洋の島国、トンガのトゥイオネトア首相は「私たちはこれまでになく海岸浸食や洪水にさらされている。世界平均よりも3倍も海面が上昇していることで悪化し、サイクロンも強さを増している」と述べて、温暖化による被害を訴えました。
 
そして、自国の電気を100%再生可能エネルギーで賄うため取り組みを進めていることなどを強調し、先進国にも具体的な対策を求めました。
 
同じ南太平洋のキリバスのマーマウ大統領は「科学者や、学校を休んでストライキをする若者からの訴えにもかかわらず、また世界各地で影響が出ているにもかかわらず、変化のために必要な行動がまだ不足している」と述べて、各国の閣僚らに温室効果ガスの削減目標を引き上げるよう訴えました。
----------------------------------------------------------
 
本日はこれまでですが、今回も、閉会されるまで続きます。
 
次回は、オホーツク海の流氷が消滅する危険性の報道が上がっていますので、COP25をお休みして、オホーツク海の記事を取り上げます。
 
 
※ここ数日の疲れか、体調不良で、休み休みで巡回しておりましたが巡回等がしきれておらず、申し訳ございません。今回は、記事が削除される前に取り急ぎ取り上げました。
 
 
ペタしてね