「はやぶさ2」小惑星探査終え地球帰還へ 本格的な飛行開始(まとめ) | Just One of Those Things

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はやぶさ2の続報を取り上げます。

 

≪これまでの話≫
はやぶさ2 着陸成功 世界初のミッションで(まとめ)」、「はやぶさ2 着陸の画像を公開 JAXA~すごい!「はやぶさ2」数々の成果(まとめ)」、「「はやぶさ2」着陸動画を初公開 JAXA~誤差わずか60センチ」、「「はやぶさ2」のカプセル 来年末ごろ豪の砂漠「ウーメラ」に帰還へ」、「はやぶさ2 一時「セーフホールド」状態に 装置の異常検出~問題なく2日後回復」、「「はやぶさ2」小惑星を出発 地球への帰還目指す (まとめ)」。
 
※これ以前のものは検索などで観ることができます。

 

 

12月3日。日本の探査機「はやぶさ2」は、およそ1年後の地球への帰還を目指し、メインエンジンを使った本格的な飛行を開始しました。
 

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「はやぶさ2」小惑星探査終え地球帰還へ 本格的な飛行開始
2019年12月3日 12時10分 NHK
 
©NHK

日本の探査機「はやぶさ2」は、およそ1年後の地球への帰還を目指し、メインエンジンを使った本格的な飛行を開始しました。

小惑星「リュウグウ」のおよそ1年半にわたる探査を終えた日本の探査機「はやぶさ2」は、先月13日、地球に向けて小惑星を出発し、メインエンジンであるイオンエンジンの試験運転を行ってきました。
 
そして、4基のイオンエンジンがいずれも正常に作動することが確認されたため、3日午前11時から本格的に噴射して地球に向けて飛行を始めました。
 
「はやぶさ2」は現在、地球との距離が2億5000万キロ余りの位置にあり、およそ1年後の来年11月から12月に地球近くに達し、「リュウグウ」の岩石の破片が入ったと見られるカプセルを分離して、オーストラリアの砂漠に落下させる計画です。
 
そして、回収した岩石の破片は国内の研究者を中心に配られ、再来年の夏ごろから分析が行われる予定です。

■“生命の起源につながるような成果を”

「リュウグウ」の岩石の破片は、国内の研究者などに配られ、再来年の夏ごろから詳しい分析が行われることになっています。
 
分析は、有機物や鉱物、それにガスなど6つの班に研究者がわかれて行います。
 
そのなかでも特に注目されるのが有機物です。
 
有機物の分析チームの代表の広島大学の薮田ひかる教授は、IOMと呼ばれる有機物を分析する計画です。
 
IOMは、炭素原子が多数連なった複雑な構造をした有機物です。
 
これまで宇宙では、構造が複雑な有機物は、ほとんど存在しないと思われてきましたが、分析技術の向上などで広く存在することがわかってきたのです。
 
一部の隕石(いんせき)などで検出されていて、このIOMが分解されると生命が利用できるような有機物になって、生命誕生の材料になった可能性があるとする研究者もいます。
 
X線顕微鏡という特殊な装置を使うとIOMは白く見え、岩石のどの部分にあるか調べることができます。
 
薮田教授は「IOMが宇宙でどのように作られてきたのか解き明かすことで、生命の起源にもつながるような成果を出したい」と話しています。
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来年末帰還の予定です。
 
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はやぶさ2、地球向けてイオンエンジン点火 来年末帰還
石倉徹也 2019年12月3日10時30分 朝日新聞デジタル
 
 地球帰還に向けて小惑星「リュウグウ」を先月に離れていた探査機「はやぶさ2」が3日午前11時過ぎ、メインエンジンであるイオンエンジンに点火し、地球に向けて加速を始めた。来年末までの1年に及ぶ約8億キロの旅ののち、小惑星の砂や石が入ったとみられるカプセルを豪州上空に送り届ける。
 
 この日は、はやぶさ2が2014年に打ち上げられてちょうど5年だった。

 小惑星で1年半に及んだ探査の間、4基あるイオンエンジンは動かしていなかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は先月から、1基ずつ念入りに点検した。

 初代はやぶさでは故障が相次いで帰還が危ぶまれたイオンエンジンだったが、はやぶさ2で改良されたエンジンは点火や推進力に問題はなく、帰還の時期を迎えても正常なことが確認できた。地上では3日午前11時42分、エンジン点火と、加速を確認したという。

 はやぶさ2は今後、予備を除くエンジン3基を噴射して軌道を変える。太陽の周りを4分の3周して地球に戻ってくるのは来年末の予定だ。
 
 最大のポイントは、2度の着陸で採取できたとみられる砂や石が入ったカプセルを豪州の砂漠地帯に落下させる任務だ。JAXAはカプセルの放出後、はやぶさ2を別の天体への新たな探査に向かわせようとしている。地球にぶつからないように軌道変更するには時間がかかるため、はやぶさ2は地球から数十万キロ離れた月の軌道付近でカプセルを放出することを、JAXAが検討している。

 カプセルには軌道を変えるエンジンや装置がないため、豪州の指定した地域にピンポイントに落下させるには、はやぶさ2の正確な放出が頼りだ。落下地点がずれれば回収が難しくなる。極めて正確な方向やタイミングがカギで、JAXAは放出の2カ月前から精密な誘導を始める計画だ。

 津田雄一・プロジェクトマネージャは「はやぶさ2が地球に近づくチャンスは一度きりで、逃せばカプセルは回収できない。今後も気が抜けない運用が続く」と話している。(石倉徹也)
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本体は、次のミッションに向かいます・・・。
 
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はやぶさ2、帰還へ加速 主力エンジンを噴射
2019/12/3 12:01 日本経済新聞
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機はやぶさ2が3日、主力のイオンエンジンを噴射し、地球への帰還に向け加速を始めた。順調なら来年11~12月に地球周辺に到達し、小惑星りゅうぐうで採取した岩石試料入りのカプセルを地上へ投下する計画だ。
 
©日本経済新聞 はやぶさ2と小惑星りゅうぐうのイメージ(JAXA提供)=共同
 
はやぶさ2は11月13日、姿勢や軌道の制御に使っていた化学エンジンを噴射し、りゅうぐうを出発。20日からはイオンエンジンを試運転し、問題がないことを確認した。

帰路は太陽の周りを1周弱して地球に近づく。飛行距離は約8億キロ。カプセル投下後、本体は残った燃料を使って別の天体の探査に向かう。

はやぶさ2は2014年12月3日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、出発から5周年を迎えた。〔共同〕
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下記は先月の記者会見のものです。
 
 
次は、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。
 
 
※巡回途中ですが、取り上げないといけないデータが溜まっているため、取り急ぎ、連続投稿で取り上げます。
 
※体調が安定しないため休み休みで不規則となっております。巡回等が大変遅れております。申し訳ございません。
 
 
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