【定例検討会】6月度・南海トラフ巨大地震「特段の変化 観測されず」~7月度・「特段の変化なし」 | Just One of Those Things

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今回から、南海トラフで巨大地震が起きる可能性を評価する定例の検討会のデータを積み上げていきます。

 

6月7日、南海トラフで巨大地震が起きる可能性を評価する定例の検討会が開かれ、「特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。
 

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南海トラフ巨大地震「特段の変化 観測されず」検討会
2019年6月7日 22時01分 NHK

南海トラフで巨大地震が起きる可能性を評価する定例の検討会が開かれ、「特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。

7日、気象庁で開かれた検討会では、想定震源域やその周辺で観測された先月から今月にかけてのデータを専門家が分析しました。
 
このうち、先月10日に宮崎県で震度5弱の揺れを観測した日向灘を震源とするマグニチュード6.3の地震やその前後に起きた地震について、日向灘では過去にもマグニチュード6を超える地震が時々発生していることなどから、「南海トラフ沿いのプレートと呼ばれる岩盤の固着状態について、特段の変化を示す現象ではない」とする見解をまとめました。
 
一方、四国や東海でプレートの境目付近を震源とする「深部低周波地震」と呼ばれる小規模な地震が観測され、これに伴って複数の「ひずみ計」でわずかな地殻変動が観測されたということです。

これは想定震源域の深いところでプレートの境目がゆっくりずれ動く、「短期的ゆっくりすべり」が原因とみられ、過去にもこの領域で起きているということです。
 
このほかのデータも含めて判断した結果、検討会は「巨大地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。
 
評価検討会の会長で東京大学地震研究所の平田直教授は「大規模地震の可能性が『平常時』と比べて高まったわけではないが、いつ地震が起きてもおかしくない状態が続いていることに変わりはない。油断せずに備えを進めてもらいたい」と話していました。
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7月5日、南海トラフで巨大地震が起きる可能性を評価する定例の検討会が開かれ、「特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。
 

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南海トラフ巨大地震 「特段の変化なし」評価検討会
2019年7月5日 18時50分 NHK

南海トラフで巨大地震が起きる可能性を評価する定例の検討会が開かれ、「特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。

5日、気象庁で開かれた検討会では、想定震源域やその周辺で観測された6月から今月にかけてのデータを専門家が分析しました。
 
紀伊半島や東海ではプレートの境目付近を震源とする「深部低周波地震」と呼ばれる小規模な地震が観測され、これに伴って複数の「ひずみ計」でわずかな地殻変動が観測されたということです。
 
これは想定震源域の深いところでプレートの境目がゆっくりずれ動く、「短期的ゆっくりすべり」が原因とみられるということです。
 
また、九州北部や四国西部で観測されている地殻変動はプレートの境目が年単位でゆっくりとずれ動く、「長期的ゆっくりすべり」が原因と考えられ、いずれも過去に同じような変化が観測されているということです。
 
このほかのデータも含めて判断した結果、検討会は「巨大地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。
 
評価検討会の会長で東京大学地震研究所の平田直教授は「南海トラフ沿いの大規模地震、マグニチュード8から9クラスの地震が30年以内に発生する確率が70%から80%という極めて高い状態が続いている。引き続き十分注意をしてほしい」と話していました。
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積み重ねてみていくと、地殻変動の流れが見えてきますね。

 

地震はいつくるかわかりませんが、十分な備えを・・・。

 

 

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