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愛猫を危険から守るための玄関や窓の脱走防止対策
2019年3月2日(土) 17:35配信 ねこのきもちWeb編集室

猫が脱走してしまうと再会できないこともあるため、充分な対策が必要です。今回は、猫が脱走する原因や脱走しやすい場所、脱走防止対策やマイクロチップについて解説します。簡単にDIYできる脱走防止柵の作り方も、画像付きでご紹介しているのでお見逃しなく!
 
■猫はなぜ脱走するの?
 
① 好奇心から
 
外で暮らしていたことのある猫は、外の世界を知っているため脱走してしまうことがあります。また、窓から他の猫や小鳥などが見えたときに、それに興味を持って外に出てしまうことも。今まで外に出たことがない猫の場合は、帰り方がわからず、そのまま迷子になってしまう場合もあるため注意が必要です。
 
② 発情期
 
外猫が発情する時期になると、未去勢・未避妊の猫は外に出たがる傾向にあります。とくに未去勢のオスは縄張り意識が強いため、縄張りを広げようとして外に出ようとすることが多いといわれます。ちなみに、猫の発情期は日照時間や人口の明かりにも左右されるため、明るい室内で過ごしている猫は、年に3~4回発情期を迎えることもあるとされています。
 
③ 環境の変化による不安
 
猫は環境の変化を嫌うため、引っ越しをしたときや、保護したばかりのときなどは、元の環境に戻りたいという不安から脱走することがあります。
 
■脱走しやすいのはどんなとき?防止方法とは?
 
① 窓や玄関からの脱走に要注意!
 
猫が脱走しやすい場所は「窓」や「玄関」だといわれています。特に暑い季節は、飼い主さんが玄関を開けっ放しにしていたり、猫が網戸を開けたり破ったりして脱走するケースが多いといいます。また、家族が玄関を開けた瞬間や、玄関から荷物を運び出している間などに飛び出してしまうこともあるので、家族全員が玄関や窓の開閉に注意する必要があります。
 
② 脱走防止のためにできること
 
愛猫の脱走を防ぐためには、柵や室内ドアを利用して行動範囲を区切り、なるべく玄関に近づけないようにすることが重要です。暑くて窓を開けたい場合は、ストッパーを使って網戸を開けられないようにしたり、破っても出られないように金属製の柵を取り付けたりするなどの対策が必要です。
 
また、未去勢・未避妊の猫の場合は、手術をすることも脱走防止対策として有効といえるでしょう。
 
■飼い主さんの手作り脱走防止対策をご紹介!
 
飼い主さんの中には、脱走防止の柵をDIYで作っている方もいます。
 
【すのこで作られた脱走防止柵】

この柵は、長さのあるすのこを4枚用意し、100円ショップの蝶番でびょうぶのように固定したものです。家で作業するとルルちゃんがネジを誤飲しないか心配だったので、ホームセンターのDIYコーナーで作ったそうですよ。ホームセンターによっては、工具を無料で借りられるところもあるので、家に工具がない方でもチャレンジできそうですね!
 
【階段の上部分の転落防止に】

2階建て以上の家に住んでいると、猫が手すりを歩いていて足を滑らせたり、飛び越えたりして、階段の吹き抜け部分から落ちてしまう心配がありますよね。
 
axico_catsさんのお宅では、これまで低いフェンスをつけていましたが、それでも何回も乗り越えられてしまったそうです。そして、猫が落ちてしまったことをきっかけに、天井まである柵を作ろうと考えたといいます。
ご覧の通り、天井までがっちりガードされていて、愛猫のケガを防ぐための飼い主さんのあたたかい愛情が感じられますよね
 
【玄関の脱走防止に】

axico_catsさんのお宅では、玄関にも脱走防止の工夫がされています。転落防止の柵とともに、ホームセンターの突っ張り間仕切りや突っ張り棒、100円ショップのワイヤーメッシュなどを組み合わせ、結束バンドで留めて作ったそうですよ。
 
玄関のスペースに猫が入らないように、しっかりと柵が張りめぐらされているので、脱走の心配はなさそうですね!
 
【万が一に備えてマイクロチップの装着を!】

マイクロチップとは、脱走したときや災害のときなどのために猫の体内に埋め込み、身元を証明できるようにするものです。長さは約12mmで、個体を識別するための番号が搭載されています。猫が迷子になってしまうと飼い主さんの元に戻ってこられる可能性は低く、運よく再会できたとしても、やせ細ったり汚れていたりして自分の猫だと確信できないケースもあります。万が一に備えて装着しておくと安心ですよ。
 
【装着方法は?】

猫の皮下にマイクロチップを埋め込むことに関して、抵抗や不安を感じる飼い主さんもいるかもしれません。しかし、猫にとっての体の負担は皮下注射を打つときとほぼ同じくらいとされています。費用は数千円~1万円程度で、動物病院で装着できます。
 
ちなみに、装着後は獣医師から渡される登録用紙を日本獣医師会に送付することによって情報が登録されます(登録料あり)。情報が登録されないと意味がないため、早めに手続きを行いましょう。
 
室内飼いの猫が外に出てしまうと、迷子になるだけでなく、交通事故や感染症のリスクもあります。愛猫が危険な目に遭わないためにも、飼い主さんがしっかりと対策を取ることが大切ですよ。
 
参考/「ねこのきもち」2017年8月号『愛猫を守るためにできることが見えてくる!イマドキ猫の健康事情(今月のテーマ 猫の迷子とマイクロチップ)』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
監修/ねこのきもち相談室獣医師
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