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「がんゲノム医療」100超の遺伝子を1度に調べる態勢整備へ
2019年3月8日 4時28分 NHK
 
がん患者の遺伝子を調べて効果のある薬を選ぶ「がんゲノム医療」が来年度から国内で本格的に始まるのを前に、100以上の遺伝子を1度に調べる新しい検査態勢が整えられるなど準備が進んでいます。
 
「がんゲノム医療」は、遺伝子の検査を行って、その患者に効果を示す可能性がある薬を探す新しいがん治療の手法で、国は来年度から、検査に公的な医療保険を適用することにしていて、標準的な治療ができなくなった患者でも、再び治療が受けられるケースが増えると期待されています。
 
国立がん研究センターなどの検査を請け負う川崎市にある施設では、最新の遺伝子解析装置や特殊な試薬を準備し、がん患者の組織などから114の遺伝子を1度に検査する態勢を整えています。
 
こうした、がんゲノム医療の検査は全国146の医療機関で受けられる予定で、この施設では医療機関からの依頼で、年間で最大2万件程度、解析を行うことになると見込んでいます。
 
一方、がんゲノム医療では、検査を受けても新たな治療薬が見つかるとは限らず、これまでの研究では薬の投与につなげることができたケースは全体の1割程度に限られるという報告もあり、選択肢となる薬を増やすことが課題となっています。
 
検査を行う会社の久保田守執行役員は「大量の検査を行うことになるが、しっかり行っていきたい」と話しています。
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ちなみに、「がんゲノム医療」についてのものを補足で取り上げます。
 
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がんゲノム医療とは 多数の遺伝子を同時に解析
きょうのことば
ヘルスケア 科学&新技術
2019/1/15付 日本経済新聞
 
がんゲノム医療 多数の遺伝子を同時に調べてその患者に効果の高いがん治療につなげる治療法。中核となるのは「がん遺伝子パネル検査」と呼ばれる技術で、がん組織から100種類を超える遺伝子を一度に調べ、遺伝子の変異を解析する。がんは様々な遺伝子の変異が積み重なることで発症し、変異は患者ごとに異なる。薬の効果も異なる場合があり、患者一人ひとりにあわせた薬の選択に役立つ。
 

検査は胃がんや肺がんといった固形がんにかかり、専門医が推奨し保険適用されている治療法で効果が出なかった患者が対象だ。治療の選択肢が広がるほか、確実性が高まり、不要な投薬を減らせるメリットもある。
 
厚生労働省はシスメックスと中外製薬の検査キットの製造販売を承認することを決めた。114~324種類の遺伝子の変化を一括で調べることができる。ゲノム解析装置の性能向上やコストダウンが進めば、日本も米欧並みに普及する可能性がある。革新的な新薬の開発次第で最適な治療薬の見つかる確率も上がる。
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人からペットへ反映されるよう、一日も早く進むことを心からお祈りしています。

 

 

次は、究極に溜まりに溜まったネイチャーを取り上げます。

 

 

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