冬はとくに要注意 致死率高い「猫パルボウイルス感染症」~くしゃみの原因は猫カゼ? 対処法や防止法 | Just One of Those Things

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冬はとくに要注意 致死率高い「猫パルボウイルス感染症」
2019年2月12日(火) 21:15配信 ねこのきもちWeb編集室

強い感染力で知られる「猫パルボウイルス感染症」。冬はとくにウイルスが活性化するので、感染・発症が多くなる病気です。子猫となると致死率が80%以上にもなる恐ろしいこの病気はどのように対処すればいいのでしょうか? 
 
くわしくご紹介します。
 
■とにかく強い! パルボウイルスの脅威
 
猫カゼ以上に警戒したい理由が、その感染力と伝染力。たとえば、猫カゼの場合は、ウイルスの感染力は長くても約1週間といわれています。しかし、パルボウイルスはなんと6カ月間ほども持続!
 
その感染力をもって、さらには猫同士で伝染するので、1匹の猫がひとたび感染し発症すれば、一気に周りの猫に伝染し、最悪すべての猫が命を落としてしまうことも珍しくありません。
 
■激しい嘔吐や下痢を繰り返します
 
この病気は、感染から発症までが1週間ほどととても短く、急激に白血球が減少します。おもに激しい嘔吐や下痢といった消化器系の症状を繰り返し、あっという間に衰弱。
 
発見時は即受診すべきですが、この病気は伝染力が強いので、病気が疑われる症状が見られた際は、動物病院へ事前に電話をしてから向かいましょう。

■予防は「ワクチン接種」と「ウイルスの徹底排除」
 
猫パルボウイルス感染症を防ぐ、もっとも確実な予防法は、ワクチンの接種です。かなり高い確率で予防効果を期待できるので、こちらの図を参考に、タイミングなどを獣医師に相談のうえ接種するといいでしょう。
 
また、ウイルスを家に持ち込まないことも大切です。ワクチンを打っていない猫の飼い主さんが、下痢や嘔吐をしている猫に接種した際は、要注意です。
 
パルボウィルスに有効なのは、塩素系の漂白剤(30倍に薄めた次亜塩素酸ソーダなど)です。帰宅後、玄関で靴下を脱いで家に上がり、ビニール袋に着ていた洋服や靴下を入れて密封しておき、着替えたのちに靴の消毒や玄関の消毒をして。
 
■目に見えないウイルス。日頃からの意識が愛猫を守ることに
 
ウイルスは、目に見えません。完全には感染源を排除できないからこそ、ワクチン接種など、日頃からの意識が愛猫を守ることになります。「完全室内飼いだから平気」「部屋はこまめに掃除しているし問題ない」と思わず、日頃から愛猫の健康管理には配慮できるといいですね。
 
参考/「ねこのきもち」2019年1月号「冬こそ注意 猫カゼと尿石症」(ノヤ動物病院 野矢雅彦先生)
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続きます。

 

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くしゃみの原因は猫カゼ? 対処法や再発防止はどうすればいい?
2019年2月9日(土) 9:30配信 ねこのきもちWeb編集室

特にえ込みが激しくなる秋から冬にかけて、愛猫がくしゃみをしている場面を目撃したことがある人も多いのでは? くしゃみの原因として考えられる猫カゼは、重症化すると命に関わることもあるため、ただのくしゃみだと思って放置するのは危険です。ここでは猫カゼの対処法や予防法などを解説します。
 
■愛猫がくしゃみ!原因は猫カゼかも?
 
空気が冷え込む季節になると、よく見かける猫のくしゃみ。猫カゼが原因である場合もありますが、猫カゼは人のカゼとは違い、「軽い病気」として扱うのは大変危険です。おもに猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペスウイルス感染症)と猫カリシウイルス感染症のことをさす猫カゼは、くしゃみや鼻水、目ヤニなどの症状が出ることが多く、人のカゼの症状と似ています。
 
しかし、人のカゼよりも二次感染などにより重症化することがあるので注意が必要です。ちなみに猫カゼは人のカゼとウイルス自体が違うため、人にうつることはありません。
 
■猫カゼの放置は危険!後遺症が残ることも
 
【猫カゼの怖さ:二次感染】
 
猫カゼは、二次感染により重症化する危険性のある病気です。なかには、症状が複雑化して食事がとれなくなり衰弱していくケースや、気管支炎や肺炎を引き起こし命を落とすケースも。免疫力が弱い子猫などは、とくに注意が必要です。
 
【猫カゼの怖さ:後遺症】
 
カゼが重症化すると、慢性鼻炎などの後遺症が残る場合も。ほかにも目が強く炎症し、角膜などに癒着が起こることでまぶたが開かなくなったり、最悪の場合は失明したりするおそれもあります。
 
■「キャリア」になった場合は再発の防止に努める
 
猫カゼの原因となる猫ヘルペスウイルスと猫カリシウイルスは、一度でもかかるとウイルスを保有する「キャリア」の状態になります。症状が治まっても、ウイルスが潜んでいる状態なので、常に猫の体調管理に気を配ることが大切です。栄養や温度・湿度管理を徹底する、水分を充分にとらせる、強いストレスを与えないようにするなどの配慮をしてみましょう。

■定期的なワクチン接種のすすめ
 
猫カゼは定期的にワクチンを接種していれば、発症したとしても軽症ですむため、日ごろからのケアが重要です。また、猫カゼのウイルスは人に感染することはありませんが、人が外からウイルスを運んでくる可能性があります。完全室内飼いでも気を抜かず、ワクチンの接種を検討してみましょう。
 
人のカゼ感覚で「ただのくしゃみ」とは思わずに、症状が続くようならかかりつけの獣医師に相談してみましょう。寒くなる季節、猫も飼い主さんもカゼに注意してくださいね!
 
参考/「ねこのきもち」2017年12月号『甘く見ないで!猫カゼは人のカゼとは違うんです』(監修:Pet Clinic アニホス院長 弓削田直子先生)
文/takemori.m
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結局、五種の混合ワクチン接種をしておくと安心かと思われます。

 

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