ロシアの島に多数のホッキョクグマ 地元政府が非常事態宣言 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。データ編です。

 

温暖化が進めば、南極の生き物はほとんど滅びるであろうとこれまで考えられてきましたが・・・。ホッキョクグマの生命力は強いのですね。

 

ロシアの島に多数のホッキョクグマが泳いで上がってきているようです。

 

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ロシアの島に多数のホッキョクグマ 地元政府が非常事態宣言
2019年2月12日 21時33分 NHK

北極海に浮かぶロシアの島で合わせて50頭を超えるホッキョクグマが住宅地に現れ、地元政府が非常事態宣言を出して住民に注意を呼びかけています。専門家は地球温暖化の影響で海上の氷がとけていることが原因だと話しています。
 
ロシア北部のアルハンゲリスク州政府によりますと、北極海に浮かぶ島の沿岸の町ベルーシャグバでは、去年12月から多数のホッキョクグマが住宅地に出没しているということです。
 
ロシア国営テレビは12日、巨大なホッキョクグマがアパートの廊下を歩く様子や住民がクマに襲われそうになっている映像を繰り返し放送し、話題となっています。
 
町にはこれまでに合わせて50頭を超えるクマが現れたとみられ、つねに数頭から10頭ほどがいる状態が続いているということです。
 
およそ3000人が暮らす町では住民の不安が広がり、州政府は、9日、非常事態宣言を出して、住宅地をパトロールしたり、幼稚園などの周りにフェンスを設置したりして注意を呼びかけています。
 
住民たちは「これほど多くのクマが町に現れたのははじめてだ」と話しています。
 
専門家は「地球温暖化の影響でクマの生息地となっている海上の氷がとけていることが原因だ」と話しています。
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アザラシの子なんかは特に深刻です。体を休める氷が限られているからです。

 

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ホッキョクグマ50頭が村を襲撃、非常事態を発令
2019年2月12日(火) 13:06配信 Newsweek

<村の長老も見たことがない大群、しかも「人を追い回す」新種のホッキョクグマ。殺さずに排除する方法はあるのか?>
 
ロシアではこの数カ月、50頭を超えるホッキョクグマが住宅やオフィスに侵入し、人を攻撃する例も確認されており、当局が非常事態宣言を発令した。
 
村では車や犬を使って追い払おうとしているものの、ホッキョクグマはライトや吠え声に慣れて怖がらなくなっており、効果がない。空に向けて銃を撃っても、驚かないという。
 
場所はロシア北東部にあるノバヤゼムリヤ列島の定住地、ベルーシャ・グバ。常時6頭から10頭のホッキョクグマが居ついている。地元自治体のアレクサンダー・ミナエフ副首長によれば、その一部が「攻撃的」な振る舞いを見せており、地元住民は怯えて暮らしている。AFP通信によれば、同列島には約3000人が暮らしている。
 
「住民はホッキョクグマに怯え、家から出るのも怖がっている」と、ミナエフは述べた。「子どもを学校や幼稚園に行かせることもできない」
 
■温暖化で追いつめられる
 
同列島に暮らして35年以上になるビガンシャ・ムーシン首長は、ホッキョクグマがこれほどの「大群で押し寄せた」のは初めてだと語った。しかもこれらのホッキョクグマは「文字どおり、人々を追い回している」と彼はつけ加えた。
 
ホッキョクグマは国際自然保護連合のレッドリスト(絶滅の危機にある生物のリスト)で危急種(絶滅危惧種よりも緊急度が1段階低い)に分類されており、安易に銃は向けられない。公式発表によれば、同列島を擁するアルハンゲリスク州の自然管理当局の自然保護活動家たちは、ほかに何か方法があるはずだと考えている。
 
最善の対処法を考え出すため、専門家グループが現地に派遣される予定だが、やむを得ない場合には殺処分の可能性も排除していないという。
 
温暖化などによって餌不足が深刻化するなか、ホッキョクグマはこれまで以上に人間の居住区域に近づくようになっている。氷が解けて生息地は減少しつつあり、陸地で過ごす時間が増えているのだ。
(翻訳:森美歩)
キャサリン・ハイネット
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んー。困りましたね・・・。
 
当然、3年前には北極の観測地でもホッキョクグマに囲まれて立ち往生しているようです。番犬は犠牲になりました。
2016年9月14日(水)17時59分 Newsweek
 
 
 

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