”「可愛い」が猫を苦しめる?” | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

気になっていましたが、やはり、先天性疾患がある子がいたのですね・・・。

 

≪以下転載≫
 
この子は、スコテッシュフォールド(MIX?)の子猫です。
 
3匹の猫さんを飼い始めてから、
室内で繁殖し、13匹にまで増えたご家庭から引き取った子です。
お耳が折れているのが特徴の愛らしい風貌の種ですが…。
 
この子は、今、先天性の病気に苦しめられています。
 
この種によく見られる「遺伝性骨形成異常症」
そもそも、耳の先が折れているこの種は「軟骨異形成」により産み出されたと言われ、
その為に、手根骨や足根骨の不整列、関節軟骨の不全等の異常が現れることが多く、事例がいくつも報告されているようです。
 
愛情を持っている、きちんとしたその種の専門のブリーダーさんならともかく、今回のように、一般のご家庭で、しかも何十頭が一緒に暮らし、勝手に増えてしまった環境下では、先天性の異常があっても、恐らく見つかりにくく、そのまま繁殖を続けていたと思われます。
 
この子は、引き取りの際に、既に異常がある事はわかりました。触られると痛がるそぶりを見せていたのです。
メンバー宅へ移動した後も、
痛みのため、足を下につく事が出来ずに、ひょこひょこと歩いていました。
 
また、片方の爪は仔猫のように細くて小さいのですが、
もう片方の手の爪は、まるで老猫の表に、
平べったく厚みがあります。
 
急ぎ病院で診察を受けると…
 
すぐに、「遺伝性骨形成異常症」の診断が下りました。
薄々わかってはいたものの…。
やはり辛い。
更に、発育不全も…。
 
とても人に慣れた可愛い子ですが、
この先どのような異常がどのような形で現れてくるかはわかりません。
 
「子供に生命の誕生を見せたかった」という、
お母さまの思いはよく分かりますが、
「学び」の陰で、困しむ命が産まれている。
 
「可愛い」の陰で、痛みに耐える命が産まれている。
 
その方は、13匹全てに不妊去勢手術を終えられましたが、4匹連れて来られ、3匹だけねこけんへ託し、その他10匹は飼うとの事でした。
「生活が大変で…。でも、全部置いて行くと子供に怒られちゃう」
 
御家庭の事情は様々ですが、全て人間の都合。
猫達の都合は置き去りにされたままになってしまいます。
 
この黒子猫は、この先、足の関節の痛みに耐えながら生きていかなくてはならないかも知れないのです。
一生、キャットタワーに登れないかも知れないのです。
一生、他の子のように、跳んだり跳ねたりして遊べないかも知れないのです。
こんなに小さいうちから…。
 
子猫は可愛い。
猫が大好き。
もっともっと猫と暮らしたい。
しかし、素人が大量に猫を繁殖させる事は良い事とは思えません。
 
誰が悪いとか、何が悪いとかの話ではなく、
猫の種類によっては、飼育にも、繁殖にも、様々な知識が必要な場合があり、特に「可愛い」だけでは、命を増やし続けてはいけないと思うのです。
 
この可愛い子猫は「こまち」と仮名がつけられました。
これから暫くは、サプリメントをとりながら、様子を見て行くことになりました。

M代表は、痛みに耐える子猫を腕に抱えて
「ごめんね…でも、一緒に頑張って行こう」
 
いつもと同じ、約束をした。
「必ず幸せへと送り出すからね」
 
こまちちゃん、幸せになろう!
そして、負けないで、健康になろうね!
 
~転載ココマデ~
 
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ブリーディングは、実は難しいもので、例えば、柴犬のケース・・・
””GM1ガングリオシドーシス 〜最期のとき〜””

上記に参考資料と必要な情報や注意点などを取り上げています。

 

上記を見るだけでも、非常に難しいことがわかるかと思います。
 

この子たちのように、苦しむ子が少しでも多くいなくなりますように・・・。

 

どうか、こまちちゃんの痛みが少しでも和らげますように、心からお祈りいたします。

 

※多忙窮まり、ブログ活動が大変遅れております。申し訳ございません。

 

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