口永良部島で噴火についての情報:その1 | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

鹿児島 口永良部島で噴火~(追記:噴火速報発表~火砕流多方向に)」より。その後のNHKの報道を取り上げます。

 

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口永良島噴火 屋久島町 けが人 被害情報は入っていない
2019年1月17日 9時41分 NHK
 

口永良部島のある屋久島町によりますと、午前9時40分の時点では口永良島の噴火によるけが人の情報や被害の情報は入っておらず、引き続き、情報収集にあたりたいとしています。
 
口永良部島を管轄する鹿児島県の屋久島警察署は「防災無線で噴火に気付きました。被害の状況などを情報収集中です」と話しています。
 
鹿児島、熊本、宮崎の3県の周辺海域を管轄する第10管区海上保安本部は「現在、情報を収集している」と話しています。
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口永良部島噴火 気象台「噴火レベル 引き上げる状況にない」
2019年1月17日 9時46分 NHK
 
福岡管区気象台によりますと、午前9時20分ごろに発生した口永良部島の爆発的噴火では火砕流が発生しましたが、火口からおよそ2キロにある前田地区には届いておらず、今のところ「噴火警戒レベル3を引き上げる状況とは判断していない」ということです。
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口永良部島噴火 郵便局員「近くにも降灰 避難する」
2019年1月17日 9時51分 NHK
 

火口から3キロほど離れた簡易郵便局の職員は「噴火のあと、郵便局の近くにも灰が降ってきていて、いまも黒い噴煙が上がっているのが確認できます。住民たちは山の状況を見ながら町が用意した避難所に次々と避難していて、自分もこれから避難するつもりだ」と話していました。
 

■去年12月の噴火より大きい 島民は避難所に
 

口永良部島に住む屋久島町役場の出張所の職員、川東久志さんは「去年12月の噴火よりは大きな噴火で、ドンという衝撃があり、噴石も火砕流も発生したようです。今も山頂から噴煙が立て続けに流れていますが、今のところけがをした住民がいるという情報はありません。島民はそれぞれ避難所に向かっているところです」と話していました。
 

■小中学校 児童生徒24人けがなし
 

屋久島町教育委員会によりますと、口永良部島にある金岳小学校と金岳中学校では噴火が発生したときは授業中でしたが、児童生徒、それに教職員合わせて24人全員は、火口からおよそ4.5キロ離れた番屋ケ峰にある建物に避難してけがはないということです。
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口永良部島噴火 屋久島町 避難呼びかけ「まず安全確保を」
2019年1月17日 9時58分 NHK
 

口永良部島がある鹿児島県の屋久島町役場では、「状況がわからないので、まずは安全を確保してほしい」として、防災行政無線を通じてできるだけ西部の番屋ヶ峰など島内2か所ある指定避難所に避難してほしいと呼びかけています。
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口永良部島噴火 専門家「警戒区域に入らないよう」
2019年1月17日 10時16分 NHK
 
口永良部島の火山活動に詳しい京都大学火山研究活動センターの井口正人教授はNHKの取材に対し、「噴火の映像では噴石が飛んでいるのと火砕流が発生しているのが確認でき、注意すべきことだと言える。ただ、現時点ではこれまででている噴火警戒レベル3の火口から2キロの警戒すべき区域の中に影響がとどまっているので、この範囲の中に入らないようすべきだ」と話しています。
 
そして、今後の火山活動について「ある程度の間隔をおきながら噴火が繰り返されているので、少なくとも同じ程度の噴火が、すぐにではなくとも起きる可能性があると考える必要がある。今後は地盤変動や地震活動、それに火山ガスなどをみて、急激な変化がみられれば対応が必要になる。監視しているデータを注意して見ることが重要だ」と指摘しています。
 
また口永良部島の活動について、京都大学の中道治久准教授は「口永良部島では半年以上前に山が膨張するような地殻変動が見られて以降、地下にマグマが供給された状態が続いていて、火山活動が活発な状態が続いていた。今後も同じような噴火を続ける可能性があり、規制範囲を守って、危険な地域には絶対に立ち入らないようにしてほしい」と話しています。
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鹿児島 口永良部島で噴火 警戒レベル3継続
2019年1月17日 10時38分 NHK
 

17日午前9時すぎ、鹿児島県の口永良部島で爆発的な噴火が起き、火口の外に大きな噴石が飛んだほか火砕流が発生し、気象庁は、噴火速報を発表しました。噴石や火砕流は人が住む地域に達しておらず、気象庁は入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続して引き続き警戒するよう呼びかけています。
 
気象庁によりますと、17日午前9時19分ごろ、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的な噴火が発生して気象庁は、噴火速報を発表しました。
 
この噴火で、
▽噴煙は火口から500メートルの高さまで上がって雲に入り、
▽大きな噴石が火口からおよそ1キロ飛んだほか、
▽火砕流が火口の南西側と北西側におよそ1.5キロ流れ下ったのが確認されました。
 
噴石や火砕流は、人が住む地域には達していないということです。
その後も噴火が続き、午前10時前の時点で300メートルの高さまで噴煙が上がっています。
 
気象庁は、今後も同じような規模の噴火が発生するおそれがあるとして、入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続し、
▽新岳火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、
▽向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけています。
 
■噴火速報とは
 
「噴火速報」は、すでに噴火が発生している火山では、より規模の大きな噴火が発生した場合などに発表される情報です。住民や島を訪れている人は、身の安全を確保し今後の情報に注意してください。
 
■口永良部島とは
 
口永良部島は鹿児島県の屋久島の西北西、10キロ余りの場所にある周囲50キロほどの火山島です。
 
4年前の平成27年5月に新岳で爆発的な噴火が発生して噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火砕流が火口からほぼすべての方角に流れ下って一部は海岸まで達しました。
 
気象庁は、噴火警戒レベルを最も高いレベル5に引き上げ、島の全域に避難指示が出されたため、130人余りの住民全員が島の外に避難しました。
 
その後、噴火活動はおさまり、噴火警戒レベルは2まで引き下げられましたが、再び火山性地震や火山ガスの量が増えたため、去年8月15日に「避難準備」を示す4に引き上げられました。
 
去年8月末には「入山規制」を示すレベル3に引き下げられましたが、去年10月以降、ごく小規模な噴火が断続的に発生しさらに、先月18日には爆発的な噴火が起きて火砕流がおよそ1キロ流れ下るなど活動が高まっていました。
 
■屋久島町で「多量」の降灰の予想
 
気象庁によりますと、鹿児島県の口永良部島で午前9時19分に発生した噴火で、噴煙が火口から6000メートルまで上がった場合、1時間以内に降灰が予想される地域は次のとおりです。
 
▽鹿児島県屋久島町で地面が完全に覆われる「多量」の降灰が、
▽西之表市、中種子町、南種子町で地面にうっすら積もる「少量」の降灰が予想されます。
 
■屋久島空港にも降灰
 
口永良部島から40キロメートル近く離れた鹿児島県の屋久島にある空港管理事務所によりますと、島の中では噴火のおよそ30分後の午前9時50分ごろから灰が降り始め、車のフロントガラスなどに付着しているということです。
 
降ってくる灰の量は徐々に減ってきているということで、屋久島空港では今のところ、滑走路を閉鎖するなどの対応は取っていないということです。
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口永良部島噴火 火口近くの住民は全員避難し無事
2019年1月17日 10時42分 NHK
 
屋久島町によりますと、午前10時半現在で、火口からおよそ2.5キロ離れた前田地区と、3キロ前後離れた本村地区の住民は全員が避難場所に指定されている番屋ヶ峰に避難し、けがもしていないことを確認したと言うことです。
 
■建物倒壊などの情報もなし
 
屋久島町や地元の消防によりますと、午前10時20分現在、口永良部島の噴火に伴うけが人や、建物が倒壊したなどの情報は入っていないということです。
 
■避難した人「早くおさまってほしい」
 
口永良部島にある番屋ヶ峰の避難所に避難した、畠豊二さんは「噴火したときは、火口から3キロほど離れた場所にあるガソリンスタンドにいたが、何か音がして山のほうを見たら黒い噴煙が上がっていたので噴火したんだとわかった。避難所には住民が40人から50人ほどが身を寄せているが、避難所につながる道にはまだ車の列が続いている。噴火が続きこまっている。みな早く噴火がおさまってほしい、家に帰りたいと言っています」と話していました。
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口永良部島噴火 住民への避難呼びかけ解除 屋久島町
2019年1月17日 11時49分 NHK
 
17日午前、鹿児島県の口永良部島で起きた爆発的な噴火では、火口の外に大きな噴石が飛んだほか火砕流が発生しましたが、屋久島町によりますと、けが人はいないということです。
 
17日午前9時19分ごろ、口永良部島の新岳で発生した爆発的な噴火をうけて、屋久島町は口永良部島の住民に自主的に避難するよう呼びかけました。
 
町によりますと、火口からおよそ2.5キロ離れた前田地区と、3キロ前後離れた本村地区を含む、86人が避難場所に指定されている番屋ヶ峰に避難したということです。
 
今回の噴火では大きな噴石が飛んだほか火砕流が発生しましたが、いずれも人が住む地域には達しておらず、けが人はいないということです。
 
屋久島町は噴火警戒レベルの引き上げがないことなどから、午前11時に避難の呼びかけを解除し、住民は自宅に戻り始めているということです。
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今日のところはこれで動きはないようです。また情報が上がれば、取り上げます。
 
ついでに、共同通信からのものも取り上げます。
 
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口之永良部島噴火で噴石が約1キロ飛散
2019年1月17日10:18配信 共同通信社
 
 気象庁によると、口永良部島の噴火で大きな噴石が火口から約1キロ飛散した。火砕流は南西と北西に約1.5キロ流れ出たが、集落には達していない。
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と・・・。衛星で確認すると噴煙6000メートル、だそうで・・・。
 
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口永良部島で噴火 噴煙6000メートル
2019年1月17日11:17配信 MBC南日本放送 | 鹿児島

屋久島町の口永良部島で17日午前9時すぎ爆発的噴火が発生し、噴煙が火口から6000メートルの高さまで上がりました。この噴火で火砕流が流れましたが、集落には達しておらず、けが人などの情報は入っていません。
 
17日午前9時19分に口永良部島で爆発がありました。噴煙は火口から500メートルの高さまで上がり、雲に入りましたが、気象台によりますと気象衛星の画像で噴煙が火口から6000メートルの高さに上っているのを観測しました。この噴火で火砕流が火口から南西側と北西側に1.5キロ流れましたが、集落には達していません。大きな噴石は火口からおよそ1キロ飛散しました。
 
屋久島町によりますとけが人などはいないということです。口永良部島で火砕流をともなう爆発が発生したのは先月18日以来30日ぶりです。口永良部島では噴火警戒レベル3の「入山規制」が継続しています。
 
気象台によりますと、今回の爆発的噴火は、レベル3の範囲内だということです。
 
噴火は現在も継続中で、気象台は、新岳火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。口永良部島では2015年5月に爆発的噴火が発生し、噴火警戒レベルが5に引き上げられ、住民が一時全島避難しました。
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一緒に噴出したガスの量などの関係上、同規模の噴火がまた起こる可能性があるとの見方が出ていますが、何もなければ、この記事で終わるかもしれません。

 

現在も被害の報告は入っていません。

 

今回、被害が出なくて本当に良かったですね。

 

次は、究極に溜まりに溜まった恒例のネイチャーを取り上げます。

 

 

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