ロヒンギャの人たちの帰還実現を 支援の日本人医師が訴え | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。データ編です。

 

当ブログでは人間同士の問題を取り上げることはほとんど取り上げませんが・・・。

 

難民問題について・・・。現在問題になっていますので、まずは、ロヒンギャ問題を取り上げるとします。群馬県の方は身近な問題となりますね。

 

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ロヒンギャの人たちの帰還実現を 支援の日本人医師が訴え
2018年12月7日 19時57分 NHK

ミャンマーの少数派、ロヒンギャの人たちが隣国のバングラデシュに避難を余儀なくされている問題について、現地で支援にあたった日本人医師は、ロヒンギャの人たちの帰還の実現に向け、安全と人権を保障すべきだと訴えました。
 
ミャンマー西部ラカイン州では、去年、治安部隊が武装勢力に対する掃討作戦の中で少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの人たちを殺害したり暴行したりした疑いがあり、およそ73万人がバングラデシュに避難しています。
 
「国境なき医師団」の一員としてバングラデシュのキャンプで支援にあたった医師の平井亜由子さんが7日、都内で帰国報告を行い、避難が長期化する中、病院や医療従事者の不足で現地の状況はさらに悪化していると懸念を示しました。
 
また、ロヒンギャの人たちのミャンマーへの帰還について「ロヒンギャの人たちの気持ちを無視している」と述べ、帰還後に再び迫害を受けるのではないかと不安を募らせ、自殺を考える人まで出ていると指摘しました。
 
そのうえで、安全な帰還を実現させることが必要だとして、ミャンマー政府は人道援助団体の国内での活動を許可し、ロヒンギャの人たちの安全と人権を保障すべきだと訴えました。
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ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問。この非常事態を如何お考えでしょうか? かつてはあなたも人権を訴えてきたのではありませんか。ご自身以外は別ですか?
 

ロヒンギャ危機に対応拡大中 | 前例のない規模の危機(国境なき医師団のHPより)

 

で・・・、実はこの問題、一筋縄に行きません。詳細は下記をご覧くださいませ。

 

「ロヒンギャって呼ばないの?」日本からは見えない難民問題の根っこ

 

上記を見ると、

【アウンサンスーチー氏らが政権をとった翌2015年の総選挙では選挙権を与えられませんでした。】

このことから、ロヒンギャ「武装組織」が動き出したので、やはり根っこは、アウンサンスーチー氏が、彼らに国籍を与え、教育を受けさせるなどの権利を与える動きを見せるべきでしたね。

 

【 実は、群馬県館林市には200人近いロヒンギャの人々が住んでいます。河野太郎外相はこれまで何度も、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問と会談し、ロヒンギャ問題解決への全面的な支援を約束しています。

 ロヒンギャ問題解決のためには、国籍をどうするか、宗教的な違いをどう乗り越えるかなど、様々な問題が絡んでいます。でも、一つだけ言えることがります。それは、日本にとって決して他人事ではないということです。】
 
ということで・・・
 
 
【しかし、今回、ロヒンギャを迫害したとされる治安部隊は内務省や防衛省の管轄下にあります。そしてこれらの大臣は国軍のトップ、最高司令官が指名することが、軍政時代に作られた憲法で定められているのです。そのため、スーチー氏が軍や警察に自分で命令したり、動かしたりできないのが実情なのです。】
 
だからこそ、無理だったとしても、動きだけでも、事前に対応すべきだったかと・・・。
 

外相会談にて。

【 集まった日本、ミャンマーのメディアの注目は、ロヒンギャ問題について2人が何を話し合ったか。会談後の記者会見で許されたのはミャンマーメディア2問、日本メディア2問だけ。日本メディアの質問はロヒンギャ問題に絞られ、河野大臣は、「日本政府は問題解決のためにミャンマーを全面的に支援する」と述べました。

 会談では河野大臣から、日本政府は、ロヒンギャが住む西部ラカイン州発展のための約3億円の支援に加え、国際機関を通じた約22億円の追加の支援の予定があることをミャンマーに伝えています。
 河野大臣はその後、ラカイン州を訪れ、ヘリで上空から視察するなどした後、焼け落ちたロヒンギャらの村を見て、「事態は深刻だ」と報道陣に話しました。】
 
んー。中国の存在がなければ、すぐにでも対応できるのでしょうが、中国の存在が、うざいですね・・・。
 
【 丸山大使は、「この問題の解決のため、我々が協力しようとしても、ミャンマー政府や国軍、警察が我々の言葉に聞く耳を持たなくなったら、会わなくなったら何もできない。こちらの助言を聞いてもらう関係を築いておくことが重要だ」と言います。】
 
【 当時もミャンマーに勤務していた丸山大使は、「日本が軍事政権と一定の関係を持ってつき合ったことは『生ぬるい』と国内外から言われた。だが、軍事政権が民主化するためにいろいろな形で話していく必要がある」と語ります。】
 
【 記者としては、70万人近くの難民を出した点については、ミャンマー政府を厳しく批判するべきだと思います。一方で、今求められているのは、彼らが安心して帰還すること、その後も安全にミャンマーで暮らすこと。
 ロヒンギャが戻る予定のミャンマー政府ラカイン州を何度か訪れましたが、立派な「受け入れ施設」はつくられたものの、多くが村を焼かれた難民がどう暮らしていくのか、明確なプランはなく準備はほとんど進んでいませんでした。
 日本としてできるのは、安全な帰還のために何が必要か、ミャンマー政府に提案していくことではないかと思います。】
 
滞りなくうまくいくことを祈念するばかりです・・・。
 
群馬県にロヒンギャがいることを非難している声をインターネット上で拝見していますが、彼らの境遇をご自身に置き換えて考えて見られてみては・・・?と思います。
 
※多忙につき、相変わらずブログでの対応が遅れていますことを、心からお詫び申し上げます。今からまわります。
 

 

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