「いぶき2号」打ち上げ成功 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

まもなく打ち上げ 「いぶき2号」 温室効果ガスを観測~打ち上げ中継あり」より。(※ライブ中継が終了しましたがYouTubeなので、画像を見ることが可能です。)

 

----------------------------------------------------------
「いぶき2号」打ち上げ成功
2018年10月29日 13時28分  NHK

地球温暖化の原因とされる温室効果ガスを観測する日本の人工衛星「いぶき2号」を載せたH2Aロケット40号機は、29日午後1時8分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。「いぶき2号」は予定どおり、高度613キロ付近で分離され打ち上げは成功しました。
「いぶき2号」は29日午後1時8分、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットに載せて打ち上げられました。
 
ロケットは補助エンジンなどを切り離しながら上昇を続け、打ち上げからおよそ16分後の午後1時24分ごろ、高度613キロ付近で「いぶき2号」を予定どおり分離しました。
 
「いぶき2号」は、環境省やJAXA=宇宙航空研究開発機構などが開発した人工衛星で全長は5.8メートル、重さは1.8トンあります。
赤外線を検知する高性能センサーで温室効果ガスの二酸化炭素やメタンなどを宇宙から観測します。
 
9年前に打ち上げられた「いぶき」の後継機で、雲を自動的に避けて測定する新しい機能が備わったことなどから観測の精度はおよそ8倍に向上したということです。また、二酸化炭素が自然に発生したものか、工場などでの産業活動で発生したものかを見分けられるほか、粒子が極めて小さい大気汚染物質「PM2.5」の濃度を調べることも可能です。
 
国は地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に基づいて各国がどの程度、排出を抑制できたかなど温室効果ガスの実態の把握に「いぶき2号」を活用したいとしています。
 
「いぶき2号」は2か月半後に本格的な観測を始める予定です。
 
■いぶき2号とは
 
「いぶき2号」は地球温暖化につながる温室効果ガスを宇宙から観測する人工衛星です。
 
9年前に打ち上げられた「いぶき」の後継機として、環境省とJAXA=宇宙航空研究開発機構などがおよそ440億円かけて開発しました。
 
「いぶき2号」の機体は高さ5.8メートル、重さが1.8トンあり、赤外線を使って二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスを観測する高性能センサーのほか、観測の障害となる雲を自動的に避ける機能も備えています。
 
「いぶき2号」の観測精度は「いぶき」のおよそ8倍に向上し、観測範囲も1000キロメートル四方から500キロメートル四方とより細かく観測できるようになっています。
 
このほか、二酸化炭素が動物などから自然に出たものか、工場などでの産業活動で出たものか見分ける機能も追加されています。
また、極めて小さな粒子の大気汚染物質「PM2.5」などの濃度を測るセンサーも搭載しています。
 
環境省やJAXAは地球温暖化対策についての国際的な枠組み「パリ協定」に基づいて世界各国が報告する排出量の検証にいぶき2号の観測データを活用してもらうことで、世界の気候変動対策へ貢献していきたいとしています。
 
■H2Aロケットの飛行手順は
 
H2Aロケット40号機の打ち上げを担当するJAXAと三菱重工業の飛行計画によりますと、打ち上げから1分50秒後、高度43キロ付近で補助ロケットの燃焼が終わり、その15秒後、高度53キロ付近で補助ロケットは切り離されます。
 
次に、打ち上げから4分18秒後、高度129キロ付近でロケットの先端にある「フェアリング」という人工衛星を覆うカバーのうち「いぶき2号」を覆う上部のカバーが取り外されます。
 
そして、打ち上げから6分35秒後、高度269キロ付近で1段目のロケットの燃焼が終わります。その8秒後に1段目が分離し、分離の9秒後に2段目のロケットが稼働します。
 
さらに、打ち上げから15分25秒後、2段目のロケットの燃焼も終わります。この時、ロケットの速さは秒速7.5キロに達しています。ロケットはそのまま飛行を続け、打ち上げから16分15秒後、高度613キロ付近で「いぶき2号」を分離します。
 
さらに、打ち上げから19分50秒後、今度はロケット先端のカバーのうち、「ハリーファサット」を覆う下部のカバーが取り外されます。そして、打ち上げから24分20秒後、高度616キロ付近で「ハリーファサット」を分離します。
 
■H2Aロケット40号機とは
 
日本の主力ロケット、H2Aロケット40号機は温室効果ガスを宇宙から観測する日本の人工衛星のほか、UAE=アラブ首長国連邦が初めて国産でつくった地球観測衛星の2つの衛星を打ち上げます。
 
2つ以上の衛星を同時に打ち上げるのはH2Aロケットとしては9回目となります。
 
また、海外の衛星を受注して打ち上げるのは韓国とカナダの衛星に続いて3機目となります。成功するとさらに海外からの受注に弾みがつくことになります。
 
また、超小型衛星については今回、大学や町工場などが開発した4機を載せています。
 
開発コストが安い超小型衛星は近年、大学などの間で活用する動きが広がっていて、H2Aロケットでは搭載スペースの空いた部分を利用してこれまで33機の超小型衛星を打ち上げています。
 
日本の主力ロケットとして平成13年から打ち上げが始まったH2Aロケットは、失敗が平成15年の1回だけでそのほかの38回は成功していて、世界トップクラスの成功率を誇っています。
 
■ハリーファサットはUAEの観測衛星
 
H2Aロケット40号機は日本の「いぶき2号」のほか、UAE=アラブ首長国連邦が初めて国産の衛星として開発した地球観測衛星「ハリーファサット」を搭載しています。
 
本体は高さ2メートル、幅1メートル50センチほどの6角柱の形をしていて突き出たカメラが特徴的です。重さはおよそ330キロあります。
 
高度600キロメートル付近の地球を周回する軌道から地上を撮影し、およそ70センチのものを見分ける能力があるということです。
 
UAEではこれまで2機の人工衛星を海外から調達して運用していますが、国産で衛星を開発するのはこれが初めてです。
 
国の重要な事業と位置づけられ、衛星の名称はUAEの大統領の名前からつけられました。
 
UAEではこの衛星のデータを使って、地上の自然環境の変化の把握や都市計画のほか、災害対策などに役立てるとしています。
 
UAEは初の国産衛星の打ち上げに日本のH2Aロケットを選んだ理由について「ロケットの性能と運用の高い専門性、それにこれまでの成功実績を考慮した結果だ」と説明しています。
 
■4つの超小型衛星も搭載
 
今回は大学や町工場などがつくった4つの超小型衛星がそれぞれの軌道に投入されます。
 
内閣府によりますと超小型衛星は重さが100キロ以下の小さく軽い衛星とされています。
 
大学やベンチャー企業などの間では、高性能で価格が安い民生用の電子部品を使って超小型衛星を開発する動きが広がっています。
 
JAXAは宇宙空間を利用した研究やビジネスを促進する目的で、超小型衛星の打ち上げを無償か、有償の場合でも2700万円か5300万円、もしくは7800万円という3つの価格で引き受けていて、これまでに33機の超小型衛星を打ち上げています。
----------------------------------------------------------
 
「いぶき2」の運用は2か月半後となります。詳しい話は、ライブ中継の冒頭でありましたが、今後のことも踏まえてどうななっていくのかを知るに冒頭の30分だけでも見る価値があります。
 
 
世界の(研究者などの)人々に注目されていると言われていますが、それだけのものはあります。
 
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関であるMBRSCはまだ新しく、日本の宇宙部門とは10年間の付き合いになります。日本の技術力が買われ、それ以来ともに前進しています。2020年にはドバイで日本と打ち上げを行います。日本への信頼から今回もJAXAから衛星を打ち上げることにしました。彼らは、先々、有人火星探査や、火星移住、民間火星移住を計画しています。トランプ氏が宇宙軍事を進めているうちに、AREと日本がNASAより先頭に立つかもしれません。
 
0.5mmでも隙間があれば、エンジンを作動できませんから、三菱重工の統率力も凄いですが、部門工場の技術力は物凄いです。何しろ、90歳超えているのに手で研磨して補正しているのですから。若手も負けていないようです。
 
流れは下記で確認できると思います。
 
----------------------------------------------------------
「風呂に目薬2滴」の変化もわかる いぶき2号の進化
川村剛志
2018年10月28日23時20分 朝日新聞デジタル

 二酸化炭素(CO2)やメタンなどの温室効果ガスを観測する人工衛星「いぶき2号」が29日、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」で、各国の温室効果ガス排出量を検証する役割が期待されている。
 
 いぶき2号は宇宙航空研究開発機構(JAXA)、環境省、国立環境研究所が共同開発した。高度約600キロから地表で反射した太陽光を観測する。大気中にCO2やメタンがあると特定の波長の光が吸収される。反射光の波長などを調べることで、大気中のCO2などの濃度を割り出す。
 
 JAXAによると、CO2の観測精度は0・5ppmで、2009年に打ち上げられた初代「いぶき」と比べて8倍になった。また、メタンでは約7倍の観測精度だという。JAXAの平林毅プロジェクトマネジャーは「家庭のバスタブに目薬を2滴垂らした際の濃度変化がわかる精度」としている。
 
 パリ協定では、各国は温室効果ガスの排出量を報告することになっている。いぶき2号の観測データと各国が算出した排出量を比べることで、算出の精度を高めることに役立つという。
 
 環境省研究調査室の磯野賀瑞夫室長補佐は「各国が温暖化対策に取り組むうえで、排出量は政策決定の根拠になる。いぶき2号はその精度の向上に貢献できる」と話す。(川村剛志)
----------------------------------------------------------
 
全機種より10倍と報道されているところがありますが、正しくは8倍です。
 
 
----------------------------------------------------------
(大分)衛星、宇宙へ「地方から参入の礎に」成功祈る
寿柳聡
2018年10月28日03時00分 朝日新聞デジタル

 九州工業大学(北九州市)の超小型衛星「てんこう」が29日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられる。製作に携わったのは大分県内の中小企業4社で、1社をのぞき人口7万~3万人ほどのまちに本社を置く会社ばかり。関係者らは「地方から宇宙産業に参入する礎になる」と成功を祈る。
 てんこうは九工大の奥山圭一教授らによる地球低軌道環境観測衛星。直径約50センチの14面体で、重さは約22キロある。高度約610キロの軌道で1周90分で地球を周回しながら、宇宙放射線などを観測してリアルタイムでデータを地上に送る。
 宇宙放射線は人工衛星や探査機の故障の原因ともされている。現在、太陽の活動が低迷期に入りつつあるといい、データは太陽の影響が少ない遠くを飛ぶ探査機の信頼性を高めることにも役立つという。
----------------------------------------------------------
 
残念ながら、朝日新聞デジタルの無料会員は1日1記事までの観覧となっていますので途中までですが、代わりのものを添付します。
 
 
----------------------------------------------------------
九工大と大分の企業4社が共同開発した超小型衛星「てんこう」~今月29日に宇宙へ
2018年10月09日 14:26 Net IB News
 
 九州工業大学(北九州市戸畑区)(以下、九工大)と大分県内の企業4社とで共同開発を進めてきた超小型衛星「てんこう」が今月29日、種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)からいよいよ宇宙へと飛び立つ。
 
 「てんこう」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から採択された九工大・工学研究院の奥山圭一教授の研究室が、大分県内の企業4社と共同開発を進めてきた地球低軌道環境観測衛星で、直径約50cmの14面体の形状をしており、重量は約23kg。高度600km付近でコンピューターに誤作動を引き起こす宇宙線の観測などを行うほか、使用されている先進的な素材が宇宙空間でどう影響を受けるかなどのデータ収集なども行う。JAXAが打ち上げる温室効果ガス観測技術衛星2号「GOSAT-2」に相乗りするかたちで、10月29日の午後1時ごろ、H-ⅡAロケット40号機で打ち上げられる予定となっている。
 
 プロジェクトは昨年7月にスタートしており、九工大の奥山研究室のほか、(株)江藤製作所(大分市)、(株)デンケン(大分県由布市)、ニシジマ精機(株)(大分県佐伯市)、(株)ケイティーエス(大分県杵築市)の大分県内の企業4社とで共同開発が行われていた。「てんこう」はすでに完成して、JAXAへの引き渡しも完了。9月27日には、大分県庁で広瀬勝貞知事への報告も行われた。
 
【坂田 憲治】
----------------------------------------------------------
 
大分県側としては、試験的に行うとしたものでした。次につながるとよいですね。
 
----------------------------------------------------------
H2Aロケット、40回目の打ち上げへ 温室効果ガス観測衛星「いぶき2号」など搭載
2018.10.29 07:55 産経新聞

 地球温暖化をもたらす温室効果ガスの観測衛星「いぶき2号」などを載せたH2Aロケット40号機が29日未明、鹿児島県の種子島宇宙センターで午後1時8分の打ち上げに向け最終作業に入った。H2Aは今回が40回目の節目の打ち上げとなるだけに、成否が注目される。
 
 H2Aは28日深夜、大型ロケット組立棟から発射地点へ移動した。同日に発表された天気予報では、打ち上げ時間帯の天気は晴れ時々曇りで、発射に問題はなさそうだ。
 
 H2Aは6月の39号機で連続33回の成功となり、成功率は97・4%に到達し、信頼性は世界最高水準だ。ただ昨年8月の35号機では打ち上げの約3時間前に、今年9月には強化型のH2Bで約4時間前に機体に異常が見つかり、それぞれ約1週間延期されるという不測の事態も起きている。
 
 9月の異常は部品の変形が原因と判明。H2Aでも共通して使用する部品のため、今回の機体では異常がないことを点検で確認した部品に交換したという。
 
 打ち上げを行う三菱重工業の鈴木啓司射場チーム長は「確実な作業を続けている。冷静な判断を積み重ね、打ち上げ成功につなげたい」と語った。
 
 いぶき2号は平成21年から観測中の「いぶき」の後継機で、地球温暖化の主な要因となる二酸化炭素やメタンの濃度を測定する。温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の目標達成に向け、各国の排出量を正確に把握する重要な役割を担う。
 
 今回はアラブ首長国連邦(UAE)の地球観測衛星「ハリーファサット」や、東北大、静岡大、愛知工科大、九州工業大の超小型衛星4基も相乗りして打ち上げられる。
----------------------------------------------------------
 
「ハリーファサット」は地球観測衛星です。
 
この他で夕方の報道で分かったことは、「がまキューブ」。
 
東北大がフィリピンと協力して開発した「ディワタ2B」ついてはありませんでした。
 
----------------------------------------------------------
H2Aロケット、40回目の打ち上げへ 温室効果ガス観測衛星「いぶき2号」など搭載
2018.10.29 07:55 産経新聞

 地球温暖化をもたらす温室効果ガスの観測衛星「いぶき2号」などを載せたH2Aロケット40号機が29日未明、鹿児島県の種子島宇宙センターで午後1時8分の打ち上げに向け最終作業に入った。H2Aは今回が40回目の節目の打ち上げとなるだけに、成否が注目される。
 
 H2Aは28日深夜、大型ロケット組立棟から発射地点へ移動した。同日に発表された天気予報では、打ち上げ時間帯の天気は晴れ時々曇りで、発射に問題はなさそうだ。
 
 H2Aは6月の39号機で連続33回の成功となり、成功率は97・4%に到達し、信頼性は世界最高水準だ。ただ昨年8月の35号機では打ち上げの約3時間前に、今年9月には強化型のH2Bで約4時間前に機体に異常が見つかり、それぞれ約1週間延期されるという不測の事態も起きている。
 
 9月の異常は部品の変形が原因と判明。H2Aでも共通して使用する部品のため、今回の機体では異常がないことを点検で確認した部品に交換したという。
 
 打ち上げを行う三菱重工業の鈴木啓司射場チーム長は「確実な作業を続けている。冷静な判断を積み重ね、打ち上げ成功につなげたい」と語った。
 
 いぶき2号は平成21年から観測中の「いぶき」の後継機で、地球温暖化の主な要因となる二酸化炭素やメタンの濃度を測定する。温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の目標達成に向け、各国の排出量を正確に把握する重要な役割を担う。
 
 今回はアラブ首長国連邦(UAE)の地球観測衛星「ハリーファサット」や、東北大、静岡大、愛知工科大、九州工業大の超小型衛星4基も相乗りして打ち上げられる。
----------------------------------------------------------
 
この異常というのが、たった0.5mmの隙間です。これだけでも事故につながるので、中止となりました。
 
----------------------------------------------------------
「いぶき2号」29日打ち上げ 二酸化炭素の排出量、高精度に観測
2018.10.27 14:40 産経新聞
 
 地球温暖化をもたらす温室効果ガスの観測衛星「いぶき2号」が29日午後1時8分、H2Aロケットで鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が27日、発表した。二酸化炭素の排出量を世界最高の精度で観測し、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の目標達成に役立てる。
 
 平成21年から観測中の「いぶき」の後継機で、温暖化の主因となる二酸化炭素とメタンの濃度を測定する。二酸化炭素の観測精度は約8倍の0・5ppm(1ppmは100万分の1)に向上した。
 
 高度613キロを南北方向に周回し、各地の上空を通過する際、大気中の濃度をセンサーで観測する。産業活動からしか生じない一酸化炭素を同時に捉える機能を追加したことで、各国の排出量を高精度に推定できるようになる。
 
 平成27年に採択されたパリ協定では、産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑える目標を設定。今世紀後半に世界の温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることも盛り込んだ。締約国は自国の排出量を正確に報告する必要があり、いぶき2号のデータを活用する。
 
 環境省と国立環境研究所、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が計215億円をかけて共同開発した。観測を妨げる雲を避けるため、センサーの向きを自動で変える機能を地球観測衛星で初めて採用した。
 
 温室効果ガスは地上の観測では地域差があり、観測点も足りないため排出量の推定が難しい。いぶきは世界初の専用観測衛星で、地球規模の測定を可能にしたが、設計上の寿命である5年を過ぎており、後継機が必要になっていた。
 
 H2Aロケットは今回が40回目の節目の打ち上げ。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの地球観測衛星や、東北大などの超小型衛星4基も搭載する。
----------------------------------------------------------
 
実のところいうと、日本は排出量が多いようです・・・。これが火山の噴火などの部分が付加されていることを心から祈っています。
 
次は、電池です。
 
----------------------------------------------------------
GSユアサ、人工衛星「いぶき」に電池供給 29日打ち上げ
2018年10月27日 11時30分 京都新聞

 GSユアサは、鹿児島県の種子島宇宙センターから29日に打ち上げが予定されている人工衛星「いぶき2号」に、子会社が製造する宇宙用リチウムイオン電池が搭載されたとこのほど発表した。
 
 宇宙用は真空状態や打ち上げ時の振動への耐性が求められ、特殊用途の電池を手掛けるジーエス・ユアサテクノロジー(福知山市)が製造した。
 
 「いぶき2号」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や環境省が温室効果ガスの観測を目的に2009年に打ち上げた「いぶき」の後継機で三菱電機が製造した。搭載される電池は電圧3・7ボルト、容量100アンペア時。通信や観測用の電源を担う太陽光発電が地球の陰で利用できない時間帯をカバーする。
 
 同社の宇宙用リチウムイオン電池は、気象衛星「ひまわり8号」やH2A、H2Bロケット、国際宇宙ステーションなど約150機に搭載され、シェアは容量ベースで世界トップクラスという。
----------------------------------------------------------
 
凄いですね。
 
----------------------------------------------------------
H-IIAロケット40号機による「いぶき2号」などの打ち上げ日決定
2018年8月29日 19:56 財経新聞

 H-IIAロケット40号機による、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」と、観測衛星「ハリーファサット(KhalifaSat)」の打ち上げ予定日が、10月29日と決定した。三菱重工業及びJAXA(宇宙航空研究開発機構)が、打ち上げ予定日について28日に正式に発表した。また、40号機では打上げ能力の余裕を活用して、小型副衛星5基を軌道上に投入する。
 
【年度内に打ち上げ予定だった】JAXA、PM2.5も測定する温暖化ガス測定衛星「いぶき2」を年度内に打ち上げ
 
 「いぶき2号」は、環境省、JAXA、国立環境研究所の3機関の共同プロジェクトであり、温暖化防止の国際的な取り組みに貢献することを目的として、2008年度に打ち上げられた「いぶき」の後継機となる。
 
 「いぶき2号」はこれまでのミッションを引き継ぎ、世界中の二酸化炭素やメタンの濃度を、高精度で均一に観測する。また、その観測データを用いた気候変動予測の高度化、人為的な温室効果ガス排出の削減状況や、森林などへの自然吸収源の変動状況の把握などを行い環境行政に貢献する。 軌道高度は約613キロメートル上空で、約97分で地球を一周する。設計寿命は5年以上(目標7年)、打上げ時の質量は約1,800kgで、2翼式の太陽電池パドルを有する箱型になる。
 
 観測衛星「ハリーファサット(KhalifaSat)」は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関であるMBRSC(The Mohammed bin Rashid Space Centre)の観測衛星である。他国企業の協力により開発、打上げ済みの地球観測衛星DubaiSat-1、同-2で蓄積したノウハウをベースに開発した初の同国産衛星で、国家の重要な事業と位置づけられた開発、打上げプロジェクトである。
 
 小型副衛星は、次にあげる5つを搭載する。東北大学の「DIWATA-2B」は、フィリピン国内の天然資源モニタリングおよび災害監視を実施する。大阪工業大学の「プロイテレス衛星2号機」では、自立航行能力(パルスプラズマスラスタ)を検証する。また、九州工業大学の「てんこう」は地球低軌道環境観測衛星で、放射線環境や磁束密度の測定などを実施する。その他静岡大学の「Stars-AO」、愛知工科大学の「AUTcube2」を搭載する。
 
 打ち上げるロケットは従来のH-IIAロケットで、液体水素と液体酸素を使用した液体燃料ロケットであり、2段式になっている。また、打ち上げ時に十分な推力を得るため、左右2基の固体ロケットブースタを有している。
 
 打ち上げ場所は、種子島宇宙センター大型ロケット発射場で、打ち上げの予備期間は10月30日(火)から11月30日(金)となっている。
 
https://www.zaikei.co.jp/article/20180829/462662.html
----------------------------------------------------------
 
さぁ、ここで、と際されたものがすべて出ましたね。
(残念ながら大学側のものはありませんでした)
(Stars-AOは通称「あおい」だそうです)
(いわゆる「がばキューブ」です)
 
これで大幅わかることかと思います。
 
以上。
 
※エラーが出たので書き直しました。
 
 
ペタしてね