災害時、人だけでなくペットも守るために | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっても何にもならないとは思いますが、現在、私が自分で勝手に自身に課してます、危機管理シリーズ―データ編。
 

リサーチしている中で見つけたハザードマップで調べたら現在住んでいる家や避難所が浸水することがわかり、それを町内会に報告した結果、私が防災安全課に電話して避難所が浸水することなどについて話し合わないといけないくなりましました。
 

猫を飼っていることから、もともと、防災安全課には、ペット同伴で避難することについてや、それが無理なら相談窓口ができるかなどの対応を聞く予定なので、今回はそれに関するものを取り上げます。

 

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広がるペット同伴専用避難所、市役所開放も 西日本豪雨
7/19(木) 15:15配信 朝日新聞デジタル

 西日本豪雨で多くの家屋が浸水被害にあった岡山県倉敷市真備(まび)町などの住民の避難生活が続く中、ペットと一緒にすごせる避難所を作る動きがある。飼う人には「家族」でも、動物が苦手な人もいる。自治体は工夫をこらしつつ、被災者の「心のケア」も期待する。
 
 倉敷市に隣接する総社(そうじゃ)市。散歩から帰った犬が市庁舎に入っていく。3階の会議室はじゅうたんが敷きつめられ、飼い主のそばで犬や猫がくつろいでいた。
 
 愛犬ベッキーを抱いた倉敷市真備町の女性(74)は市内の避難所で犬の同伴を断られ、やってきたという。「犬も人間も一緒にクーラーがきいた所におれて幸せ。本当に感謝です」
 
 10日以降、最大で21世帯、犬20匹と猫5匹が避難した。19日朝現在、13世帯、犬13匹と猫4匹がいる。全員が真備町民だ。近くの公園の管理棟や公民館も同伴専用の避難所として提供している。
 
 場所を提供するよう指示した片岡聡一市長は、以前犬や鳥を飼っていたことがあり、動物好き。「ペットは家族であり魂。なるべくいい環境を提供したい」。当初、避難所として使われた体育施設きびじアリーナにはペットを連れた避難者も多く詰めかけ、サブアリーナがペット同伴専用の避難所として使われた。だがクーラーが使えないため閉鎖。空調の整った環境でペットと一緒に過ごしてもらうため、10日から市役所のスペースを提供している。
 
 2011年の東日本大震災の後、環境省はペットの避難についてのガイドラインを作り、自治体も検討を進めてきた。総社市が作成途中だった避難所運営マニュアルでは「屋外にペット専用スペースを設ける」としていたが市の担当者は「避難所を転々としてきた人が多い。いまペットと避難者を分けると、双方のストレスになる」と判断。獣医師が定期的に来てノミやダニのケアなどにあたる。
 
 市の担当者は「被災者がペットと一緒にいることが心のケアにもなる」と説明する。真備町の佐藤富男さん(81)は足が不自由で片付けに参加できず、日中も避難所で過ごし、長女夫婦の愛犬ココアの面倒をみる。「お守りができるだけでずいぶん気が楽になる」。市の担当者や避難者によると、周囲とのトラブルはないという。
 
 倉敷市でも、複数の避難所で学校の教室をペット同伴専用の避難所として使用している。避難所運営マニュアルには「アレルギーや感染症予防のため、ペットは避難者の生活の場とは別の場所に受け入れる」とあるが、「施設に余裕がある場合はともに生活できる部屋を別に設けることも検討」と補足されている。
 
 藤原心一さん(42)、明美さん(43)夫婦は、愛犬ちゃー助とボートで救助され、市立二万(にま)小学校に運ばれた。「室内犬だから一緒にいたい」と、1週間ほど廊下で寝泊まりしたが、環境は厳しかった。「暑いし、全身を羽アリに刺されてつらかった」。運営スタッフから総社市役所への移動を勧められたが、「車が水没して移動手段がなく、家の片付けもあるから近くにいたい」ととどまった。
 
 15日から教室に入れるようになり、2世帯2匹で暮らす。明美さんは「今は快適。もっと早く対応してもらいたかった」と話した。(河崎優子)

■被災地でペットと過ごすときの注意点
 
 猛暑の続く西日本豪雨災害の被災地でペットと過ごす際、どんな注意が必要なのか。
 
 岡山県獣医師会などによると、ペットも熱中症対策が重要だ。体が熱い、よだれが大量に出ているなどの様子があったら、日陰にすぐに連れて行って水をかける。首元や脇、股の内側をぬらしてあおぐのも効果的で、体温を下げる努力をして獣医師に連絡する。
 
 散歩にも注意がいるという。水害の被害地域では釘やガラスなど、肉球を傷つける危険物が落ちている恐れがある。また、犬の肝臓や腎臓に障害を引き起こす、レプトスピラという細菌への感染の恐れもある。気温が高く湿った環境で特に危険性が高まるという。予防注射もあるが、注意が必要だ。
 
 岡山県獣医師会(086・243・1879)は被災ペットの一時預かり支援を実施。広島市にも、行方不明動物の相談やペットの一時預かり先などについて「緊急ペット相談窓口」(082・243・6058)がある。(沢木香織)
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ペット同伴避難所が広がっているのは、環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」を忠実に取り入れて実行している岡山県内のみで、今回の「平成30年7月豪雨」では、他に対応しているところはありません。
 
岡山県では、災害発生直後に「岡山県動物救護本部」の設置が施行されました。その後もペット一時預かりや、町の避難所を巡回し、無料でのみやダニの駆除、フィラリアの予防、健康相談に応じたりと手厚い対策が行われています。
 
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西日本豪雨 避難所でもペットと一緒に 岡山・総社市が庁舎など3カ所開放
7/17(火) 11:39配信 産経新聞

 西日本豪雨で現在も自宅に帰れない人が多い中、岡山県総社市は、市内11カ所に開設した避難所のうち市庁舎など3カ所をペット同伴者用に開放している。とくに独り身の高齢者には、ペットの存在が心の支えにもなっているだけに好評だ。
 
 16日時点で計34世帯の計85人が、イヌとネコ計30匹と避難。このうち市役所西庁舎には3階部分にある大小の会議室4室に、冠水の大被害を受けた倉敷市真備町地区住民に共用スペースを提供した。
 
 基本的には各世帯ごと、保健所や愛護団体などが用意したケージ内で管理してもらい、散歩にも自由に連れ出せる。イヌは室内で飼っていたものばかりで、「環境の変化にも順応し、鳴いて困らせたり、他のイヌとのトラブルになったりしたケースはほとんどない」(総社市災害対策本部)という。ノミ対策の薬なども用意されている。
 
 柴イヌと身を寄せている池本忠義さん(66)は「小学校の避難所から移ってきた。前は周囲に気兼ねし車中泊だったが、ここはそんなこともなく、冷房も効いて過ごしやすい」。自宅2階まで浸水被害に遭った女性(34)は「いろんなワンちゃんが周りにいて、見ているだけでも癒やされ、退屈しのぎになるのもいい」と話した。
 
 総社市は西公民館を、アルミ工場が爆発した同市下原のペット同伴者に開放。また普段は屋外で飼育しているイヌと飼い主は総社北公園に避難してもらっている。
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ここまでしっかりと対応してもらえると、大災害で被災しても心強いですね。しかし、ペット同伴で避難する場合、飼い主側にもペット同伴ができるように、予め用意しておく必要があります。
 
たとえ、ペット同伴の避難所がなくても、環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」を読み込んでいれば、自力で対応するのも可能かと考えられます。
 
まず、「災害時の備えやペットのために今からできることは?」を考えてみましょう。
 
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「家族の一員のペットを守る」被災地でできることと難題
7/12(木) 14:00配信 FNN PRIME

■ペットも“被災者”
 
平成最悪の豪雨災害となった「平成30年7月豪雨」。
 
復旧へ向けさまざまな課題山積の中、犬や猫などのペット問題に直面している被災者も少なくないだろう。
 
被災した際に行方が分からなくなったケースや、自宅での生活が困難になり、避難所暮らしを強いられる際にどうするべきか迷うケースなどもあるだろう。
 
飼い主にとって大事な家族の一員であるのはもちろんだが、被災した状況で何を優先すべきか、そして避難所での集団生活の場合、衛生面やしつけ、食料の問題など、ペットが抱える課題は少なくない。また、避難所によっては、ペット不可のところもある。
 
■災害緊急ペット相談窓口を開設
 
SNS上ではペット同伴可能な避難所の情報や、ペット専用の義援金案内などを伝える投稿が広がっているが、こうした中、広島市のホームページに「災害緊急ペット相談窓口」開設の告知が掲載された。
 
具体的な相談項目としては、
 
・行方不明動物の相談
 
・飼い主不明動物の保護情報等の提供
 
・ペットの一時預かり先の相談
 
・その他ペットの飼養全般の相談
 
この4項目について、電話・FAX・メールで問い合わせが可能だという。
広島市動物管理センターによると、通常時においても、ペットに関する相談窓口はあるが、豪雨災害を受けて、市民により分かりやすいように「災害緊急ペット相談窓口」という名称で、ホームページに掲載したとのことだ。
 
■行政も取り組んでいる被災時のペット問題。
 
では、ペットを飼っている人は、いざ被災した時にどう行動すればいいのか。また、普段からどういう備えをしておけばいいのか。一般財団法人ペット災害対策推進協会に聞いてみた。
 
■ペットのために、今からできること
 
――ペットを飼っている人が、もし被災した時のために今からできることは?
 
ペットに迷子札・マイクロチップ・鑑札・狂犬病予防注射済票などを装着し、飼い主の氏名や連絡先などが把握できるようにしておくことが大事です。
 
飼い主の名前や連絡先などが特定出来ない首輪のみの装着は、所有者明示としては不十分です。また、マイクロチップを装着した場合は、日本獣医師会などに、マイクロチップ番号と連絡先などを登録しておくことが必要です。
 
そして、普段から災害時に必要となる備えをしておきましょう。

――被災したら、まずペットを守るためにすべきことは?
 
発災時に、飼い主が自身の安全を確保した上で、災害の状況を見極め、より安全な避難場所を確保するため、ペットと共に同行避難をとることが、ペットを守るための第一歩です。
 
自治体によっては、堅牢なマンションなどでの在宅避難を推奨しているところもあるので、前もって、それぞれの自治体における避難のあり方を確認しておくことが大事です。
 
また、避難が必要となる災害により、ペットと同行避難する必要が生じることを想定し、平常時から、災害に備えたペット用備蓄品の確保や、避難ルートの確認、ペットの同行避難に必要なしつけや健康管理を行うことも飼い主の責務です。
 
これらの内容は、環境省が昨年作成した「人とペットの災害対策ガイドライン」にも記載してあります。当協会はそのガイドライン等を基に、自治体や獣医師会が動物の飼い主に対して、同行避難や避難所で他の避難者の迷惑にならないような、しつけ等に関しての講習を行っております。
 
――豪雨被害を受けて、多く寄せられている相談は?また、具体的な活動は?
 
被災動物救護に関しては、基本的には被災地の自治体や獣医師会で構成される「現地動物救護本部」が対応することになっております。
 
今回被害が大きかった広島県や岡山県では、避難所に連れてこられた動物へのペットフードやペットシートなどの配布が中心に行われていると聞いております。また、避難所に入れなかった動物の一時預かりの要請も多く寄せられ、動物病院等で預かりを行っているとも聞いております。
 
当協会は、これらの現地動物救護本部からの要請に基づく、ペットフードやペットシートなどをお送りする活動を行っております。

――動物同伴可能な避難所と不可能な避難所があるのはなぜ?
 
避難所には、動物嫌い・動物アレルギーの方もおられ、避難所を管理する市町村が同伴可能と認めたとしても、避難者からの反対があり、結果的に同伴できないこともあります。
 
また、飼育動物自体も適正なしつけ等ができておらず、鳴き声や体臭等で、避難者に迷惑をかけることもあり、これが同伴できない要因ともなっています。
 
ペットを飼っていない被災者は、避難所でのペットの同伴について理解を示していただくことが重要となります。しかし、前述のように、動物アレルギー・ペットの不適切な飼い方・ペットの感染症問題など、多くの課題があることから、なかなか、難しい問題だと考えています。
 
■ペットのストレスを軽減させるために
 
避難生活では飼い主と一緒であっても、慣れない環境でペット自身がストレスを感じてしまうことは容易に想像がつく。
 
そこで、前述の環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」から、ペットのストレスを軽減させるためにできることをご紹介する。
 
【普段の備え】
 
発災時に飼い主がペットを連れて避難しようとしても、ペットがパニックになり、いつもと違う行動を取る可能性がある。そのため、普段からキャリーバッグなどに入ることを嫌がらないことや、犬の場合は「待て」「おいで」などのしつけをしておく必要がある。
 
避難所では、人や他の動物を怖がったり、むやみに吠えたりしないこと、ケージやキャリーバッグに慣れていること、決められた場所で排泄ができることなどが必要になる。これらのしつけは、他人への迷惑となる行動を防止するとともに、ペット自身のストレスも軽減することにつながる。

【被災時】
 
避難所や動物救護施設では、ペットが体調を崩し、下痢や嘔吐、食欲不振などのストレス兆候を示すことが報告されている。また、他の動物との接触が多くなることから、感染リスクも高くなる。
 
そして、平時とは異なった反応(攻撃行動など)を示す可能性がある。日常生活の中では問題のない接触が、咬傷やひっかき傷に繋がる可能性が高まるため、十分に注意することが必要である。
 
また、犬や猫などの動物がひと所で生活することは、ストレスを増大させる原因となるため、可能な限り動物を区分して飼養することが望ましい。飼い主が相互に協力して、飼養スペースの衛生管理や、ペットを適正に飼養するように促す。
 
そして、車中避難の場合はペットも熱中症になる恐れがあるため、十分に注意する。
 
いざというときにペットの命を守れるのは飼い主だけ。多くの課題はあるが「家族の一員であるペットに何ができるか」を普段から考えておくことも大切だ。
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そして、参考程度に・・・。
 
 
これを私も参考に防災安全課に問い合わせるとして・・・。時間を押していますね。次に、恒例のネイチャーを取り上げます。
 
 
 

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