はやぶさ2、小惑星「りゅうぐう」到着へ~いざ本格探査 | Just One of Those Things

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ご存知かと思いますが、あえて取り上げます。

 

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はやぶさ2、小惑星「りゅうぐう」到着へ
科学&新技術
2018/6/26 6:30 日本経済新聞

 日本の無人探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に27日到着し、壮大な謎に迫る挑戦を始める。地球から3億キロメートル離れた先に、太陽系の生い立ちや生命の起源を探る手がかりはあるのだろうか。これまでの道のりを振り返る。
 
■太陽系の「タイムカプセル」
 
はやぶさ2が約3年半かけてたどり着いた小惑星「りゅうぐう」。太陽系が誕生した46億年前の状態を残す「タイムカプセル」だ。
 
■謎多き小惑星が相手、緊張感漂う管制室
 
 りゅうぐう到着が間近に迫ってきた。りゅうぐうは地球からの観測が難しく、その素顔は多くの謎に包まれている。はやぶさ2を慎重に誘導する管制室には、緊張感が漂う。
 
■滞在は1年半 試される極限の技術
 
 りゅうぐう滞在は2019年末に離れるまでの1年半。表面に降り立ち、有機物や水分を含むとされる物質を拾い上げる。探査は、極限の技術が求められる。
 
■「人類初の挑戦。最初にやり遂げることに価値」
 
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田雄一プロジェクトマネージャは「小惑星に生命の起源を探しに行くのは人類初の試み。最初にやり遂げることに価値がある」と話す。
 
■6年の旅路が始まった
 
 地球とりゅうぐうを往復する6年の旅路は種子島宇宙センター(鹿児島県)から始まった。
 
■往路に3年半 地球の重力で進路変更
 
 りゅうぐうへの道のりは往路だけで約3年半かかる。2015年12月には、ハワイのはるか上空に最接近。地球の重力を生かして進路を変更し、りゅうぐうへ向かう軌道に入った。
 
■「地球のみなさん、行って参ります」
 
 2015年12月、JAXAは「みなさまへ」と題するメッセージを発表した。「これより地球を離れます。それでは地球のみなさん、行って参ります」
 
■初代はやぶさ、世界に感動の渦
 
 はやぶさ2は、エンジンの故障や通信途絶など幾多の困難を乗り越え、2010年に地球へ帰還した「はやぶさ」の後継機。初代はやぶさは、大気圏で燃え尽きながらも、小惑星「イトカワ」の微粒子を収めたカプセルをオーストラリアの砂漠に落下。世界中に感動を巻き起こした。
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いやぁ、はやぶさの時は、毎回ひやひやしながら、帰還を祈ったものです。

 

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はやぶさ2到着、いざ本格探査 小惑星「リュウグウ」の砂採取へ
2018年6月28日05時00分 朝日新聞デジタル

 小惑星探査機「はやぶさ2」が27日、地球から3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」に到着し、本格的な探査を始めると宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。リュウグウの砂には、生命の元となる有機物や水分が含まれている可能性があり、今後3回着陸して採取を目指す。

 はやぶさ2は、小惑星「イトカワ」の試料を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機。トラブルや故障が相次いだ前回の経験を踏まえ、エンジンや通信機器などが改良されている。
 
 2014年12月に打ち上げ後、3年半かけて32億キロを飛行。同日午前9時35分、リュウグウから20キロ離れた探査拠点に着いた。機体に問題はないという。到着が確認されると、宇宙科学研究所(相模原市)の管制室では、スタッフが握手し合って喜んだ。
 
 はやぶさ2は今後、リュウグウに1年半滞在する予定で、当面は近づいたり遠ざかったりしながら、地形や重力を詳しく調べる。8月に着陸する場所を決め、9月にも1回目の着陸に挑む。
 
 来春には、リュウグウの表面に金属の塊を撃ち込んで人工のクレーターを作り、世界初となる内部の砂の採取も目指す。採取した砂を入れたカプセルは、20年末に地球に帰還する予定だ。
 
 津田雄一・プロジェクトマネジャーは「世界で初めての探査で何が起こるのか分からない。わくわくしながら計画を立てたい」と語った。(浜田祥太郎)
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今後を見守っていこうと思います。

 

さて、次は恒例のネイチャーを定時に取り上げます。

 

 

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