筋細胞の再生戦略:異なる種類の筋繊維が部分的な再生に果たす役割 | Just One of Those Things

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Let's call the whole thing off

昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトのストーリー・カバーより。

 

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Cover Story: 筋細胞の再生戦略:異なる種類の筋繊維が部分的な再生に果たす役割
Nature 551, 7682   
2017年11月30日     


表紙は、プラナリアSchmidtea mediterraneaの筋繊維ネットワークである。プラナリアの筋内では、再生される細胞が配置される位置を割り当てるのに役立つ多くの遺伝子が発現している。これは、失われた体の一部の再生を適切に制御する重要な側面である。これまでの研究で、位置制御遺伝子が特定されているが、位置制御遺伝子がどのようにして影響を与えるかはまだよく分かっていない。今回P Reddienたちは、異なる種類の筋繊維の再生が、異なる転写因子によって制御されていることを示している。つまり、縦走繊維の再生にはmyoDが必要であるのに対して、輪走繊維の形成にはnkx-1-1が必要である。さらに、縦走繊維が欠損すると再生が全く起こらず、輪走繊維が欠損すると、1つではなく2つの頭部が形成されることが見いだされた。結果として、著者たちは、異なる種類の筋には、損傷シグナル伝達やパターン形成を通して再生を調整する別々の役割があると示唆している。


Letter p.623
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この論文は、表紙になりました。

 

先々、応用を経て、治療に生かされるかもしれません。

 

 

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