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 医薬品の広告基準が37年ぶりに大きく緩和されました。どういった人向けの薬なのかを表示できるように。効能効果についての規制や、新発売といえる期間も変わりました。

 

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薬の広告「女性向け」「中高年向け」OKに 基準見直し
福地慶太郎
2017年11月27日03時01分 朝日新聞デジタル

 

 「女性向け」「男性向け」といった表現で市販の医薬品の宣伝ができるようになった。厚生労働省が広告基準を37年ぶりに抜本的に見直し、特定の性別や年齢層をターゲットにした表現を認めた。一方で、ウェブサイト上の広告の増加を受け、明記してこなかった規制対象に、サイトやSNSも含まれるとした。

 

 新基準では、安全性に問題がない範囲で、対象を絞ることができる。例えば肩こりに効く薬で「中高年向け」といった内容だ。また効能効果が一つだとそれだけに効くと消費者に誤解されかねないと従来は原則、二つ以上表示せねばならなかった。だが説明を読めば理解できるとして、「頭痛・生理痛に」だった表現を「頭痛に」「生理痛に」と一つだけでも可能とする。

 

 「新発売」と表現できる期間は、6カ月間から1年間に延長した。他業界の商品では、1年程度を新発売とすることが一般的なため。一方、目薬の「すっとする」といった使用感に関する表現のみを強調するのは、使用目的を誤解させるとして禁止した。

 

 医薬品の広告基準は、医薬品医療機器法に基づき規定。以前の基準は1980年に示され、うそや大げさな広告を防ごうと自治体の監視員が取り締まっている。販売戦略の自由度を高めてほしいとの業界団体の声があり、国の規制改革会議が緩和を提言。専門家でつくる研究班の検討をへて厚労省がこの秋、都道府県に通知で新基準を示した。

 

 かぜ薬の「ベンザブロック」シリーズを販売する武田コンシューマーヘルスケアの担当者は「新基準によって消費者がより自分に適した薬を選びやすくなると期待している」と話す。(福地慶太郎)

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この新基準によって、うそや大げさな広告が増えないことを祈ります。

 

 

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