胃がんピロリ菌 東アジア強力 | Just One of Those Things

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他地域より胃がん多い要因となっているようです。

 

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ピロリ菌:東アジア強力 他地域より胃がん多い要因
2017/09/19 毎日新聞

 

 胃の粘膜に感染して胃がんを引き起こす細菌「ヘリコバクター・ピロリ」(ピロリ菌)について、日本など東アジアに流行するピロリ菌が作る発がん物質の型を調べたところ、欧米などのピロリ菌よりも発がん性が高いとの研究結果を畠山昌則・東京大教授(感染腫瘍学)らの研究チームが20日、米科学誌電子版に発表した。日本など東アジアで胃がん発生率が高い要因とみられ、胃がん予防や早期治療法の開発への応用が期待される。

 

 ピロリ菌は胃の細胞に取り付くと、針を差し込んで発がん物質「CagA」を注入する。CagAは、細胞を増殖させる酵素と結びつき、異常に活発にすることでがんの発症を促す。

 

 チームがCagAと酵素の結合の仕組みを調べたところ、欧米などでのピロリ菌が出すCagAは1本の爪で酵素に結び付くタイプだったのに対し、東アジアの型は別にもう1本、爪を持っていた。結び付きの力は欧米型より約100倍強く、東アジアで胃がんの発症率が高い原因の一つと考えられるという。

 

 東アジアでの胃がん発症率は世界的にも高い。特に日本は最多発生国とされ、胃がんによる死亡者は年約5万人に上る。ピロリ菌は抗生物質で除菌できるものの、効果が少ない人もいるという。畠山教授は「爪による結合を阻むような薬を作れば、日本人などの胃がん予防に役立つだろう」と話している。【斎藤有香】

 

 【ことば】ピロリ菌

 胃の中にいる細菌。名称は、初めて発見された場所が胃の出口(幽門部=ピロルス)だったことに由来する。胃や十二指腸の潰瘍を起こすことを豪州の研究者が解明し、2005年にノーベル医学生理学賞を受賞した。数本のべん毛を持ち、胃の中を移動する。

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費用が十分にあれば、案外早く作れる薬かもしれません。

 

副作用の少ない薬が出来ることを祈ります。

 

 

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