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昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトより。

 

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発生学: CRISPRにより修正された変異
Nature 548, 7668
2017年8月24日


ヒト胚の病原性変異の修正にゲノム編集を適用できる可能性はあるが、効率や安全性についての懸念が最も重要である。S Mitalipovたちは今回、CRISPR–Cas9を用い、ヒト胚で遺伝性心筋症の変異を修正した。著者たちは、実験条件の最適化によってモザイクを顕著に減らせることを示し、さらに、このヘテロ接合性変異については、ヒト胚において野生型対立遺伝子を鋳型として使うと、CRISPR–Cas9誘発性の切断が優先的に修復されるようであることを報告している。これらの結果は、ヒトの生殖系列の編集の有用性や課題についての我々の理解を深める。


Article p.413
News & Views p.398
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この論文はNatureのニュースにも取り上げられました。

 

この分野を制するということは、再生医療での医療活用や遺伝的な病気を取り除いた子を持つことも出来ます。

 

生命倫理においては、医療を目的としたものであるなら可能だと米国の識者は判断を下していますが、日本はこの分野においては遅れています。

 

少しでも発展すると良いですね。

 

 

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