幹細胞: 皮膚は異常増殖を修正することでその形状を維持する | Just One of Those Things

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昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトより。

 

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幹細胞: 皮膚は異常増殖を修正することでその形状を維持する
Nature 548, 7667
2017年8月17日


細胞では頻繁に変異が起こるが、それらの細胞が巨視的な腫瘍になることはまれである。これらの異常細胞に対し、体がどのように対応しているのかは分かっていない。V GrecoとS Beronjaたちは今回、腫瘍の増殖を誘導することが知られている遺伝的変異を有する皮膚幹細胞を持つトランスジェニックマウスを作製した。彼らは生体内画像化法を用い、活性型Wnt/βカテニンあるいは発がん性Hrasの発現によって過増殖物が生じ、その後退縮することを見いだしている。皮膚組織構造の変形は、過増殖物の退縮に直接関係していた。変異細胞を含む異常構造の除去には、隣接する野生型細胞の働きが必要だった。変異細胞は除去されるか、機能的な皮膚付属器に統合された。面白いことに、レーザー組織切除を用いて皮膚組織構造を物理的に操作しても、同様の方法で修正される。


Letter p.334
News & Views p.289
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この論文は、Natureのニュースにも取り上げられました。

 

皮膚がんの罹患者の方には朗報の情報ですね。

 

何分、盆疲れの夏風邪でここ数日ダウンしておりますので、皆様のところにお伺いするのは遅くなりますのでご了承ください。

 

 

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