がん: 脳腫瘍での転写因子のin vivoスクリーニング | Just One of Those Things

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昨日に引き続き、Natureの今週号のハイライトより。

 

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がん: 脳腫瘍での転写因子のin vivoスクリーニング
Nature 547, 7663
2017年7月20日 


神経膠芽腫のハイスループットな標的探索スクリーニングのほとんどは、生理学的意味が明確でないin vitroモデルに限られていた。今回J Richたちは、転写調節因子に対して2種類のRNA干渉スクリーニングを平行して行い、細胞株でのin vitroスクリーニングと、腫瘍微小環境を再現したin vivoスクリーニングを比較した。その結果、いくつかの転写伸長因子が、in vivoでの神経膠芽腫細胞の生存に特異的に必要であり、特に、転写停止解除因子JMJD6はグリオーマで高発現していることが見いだされた。このような種類のin vivoでの機能的スクリーニングによって、これまでin vitroの手法では見つからなかった、がんの新規治療標的を発見できる可能性がある。


Letter p.355
News & Views p.291
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この論文は、Natureのニュースにも取り上げられました。

 

これまでin vitroの手法では見つからなかった、がんの新規治療標的を発見できるよう、祈ります。

 

 

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