引き続き、Natureの今週号のハイライトより。
----------------------------------------------------------
免疫学: PD-1阻害治療応答の血液バイオマーカー
Nature 545, 7652
2017年5月4日
現在のところ、進行性黒色腫の患者で、PD-1阻害治療によって長期的な臨床的恩恵を受けられるのはごく一部である。これまで、PD-1阻害の機構を理解する手段としての血液によるプロファイリングは、あまり行われてこなかった。今回A Huangたちは血中のCD8 T細胞を解析し、PD-1阻害の臨床的恩恵が、治療前の腫瘍量に対して疲弊CD8 T細胞がどの程度再賦活化するかに依存することを示している。腫瘍量に対するCD8 T細胞の再賦活化の割合を明らかにすることは、患者がPD-1阻害治療にどのくらい応答するかを予測するのに役立つ可能性がある。
Article p.60
----------------------------------------------------------
長期的な臨床的恩恵を受けられるようになると良いですね。