体液中のがん細胞検出し転移予測 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

鹿児島大や名大などが技術開発しているようです。


----------------------------------------------------------
体液中のがん細胞検出し転移予測 鹿児島大や名大
2015/12/21 1:23日本経済新聞 電子版


 がん組織から離れて血液中など体内を漂うがん細胞を検出し、転移の危険を予測する技術の開発が相次いでいる。鹿児島大学は膵臓(すいぞう)がん患者の体液が含む細胞の遺伝子を増やして見つける。名古屋大学などは微小な網や磁石を使い、血中のがん細胞を捉える。転移を早期に検出し、早期治療につなげる。


 鹿児島大は、手術中に膵臓がん患者の腹腔(ふくくう)を洗った水を採取し、「リアルタイムPCR」と呼ぶ手法で遺伝子を増やしてがん細胞を検出する技術を開発した。がん細胞が含むメッセンジャーRNA(リボ核酸)を調べる。


 がんを切除した28人の患者で試した。がん細胞を検出した2人はいずれも1年以内に腹腔内にがん細胞が散らばる「腹膜播種(はしゅ)」という転移が起きがんが再発した。細胞が見つからなかった26人では11人が再発しており、今後は多くの患者で予測精度を検証し、早ければ5年後に実用化する。


 名大や愛知県がんセンター愛知病院は、約8マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル角の網の目と磁石の微粒子を使い、血中を漂うがん細胞を捉える技術を開発した。


 まず脂質膜で包んだ磁石の微粒子をがん細胞と白血球に取り込ませ、磁力を使って赤血球と分離する。次に網を使い、白血球とがん細胞をより分ける。


 実験では、健康な人の血液に胃がんや大腸がんの培養細胞を混ぜて試すと、がん細胞の80.7%を取り出せた。血液の量は10ミリリットルで済むという。臨床研究を経て2~3年後に実用化する。

----------------------------------------------------------


一日も早く実用化されると良いですね。


ペタしてね