北極圏気温 1900年以降最高に | Just One of Those Things

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温暖化の進行が顕著な北極圏で、1900年以降最高になったそうです。


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北極圏の気温、1900年以降最高に NOAA年次報告書
AFP=時事 12月16日(水)9時56分配信


【AFP=時事】温暖化の進行が顕著な北極圏で、気温が観測開始以降での最高を記録した。米海洋大気局(NOAA)が発表の年次報告書で15日、明らかになった。


 査読を経て発表された年次報告書「北極圏報告カード(Arctic Report Card)」2015年度版によると、圏内陸部の気温平年差は平均(平年値)を1.3度上回り、「記録が開始された1900年以降で最高」だったという。


 また、年間の海氷最大面積については、到達したのが2月25日で平均より約2週間早く、「記録が開始された1979年以降に記録された最小の面積」だった。


 NOAA主任研究員のリック・スピンラッド(Rick Spinrad)氏は、米サンフランシスコ(San Francisco)で開かれた米国地球物理学連合(American Geophysical Union)の総会で、「北極圏では、世界の他の地域の2倍以上速いペースで温暖化が進行している。これは気候変動が原因であることは周知の通りで、その影響は北極圏の各地域に重大な問題をもたらしている」と述べた。「北極圏で起きていることは、北極圏にとどまらないことも周知の通りだ」とも付け加えている。


 10か国の執筆者70人がまとめた年次報告書は、米海軍研究局(ONR)、米陸軍工兵隊(USACE)、NOAAなどで構成される編集チームが主導した。


 年間平均気温は、2014年10月~2015年9月までの期間に圏内の陸部で測定された。20世紀初頭以降、平均気温は3度上昇している。


 海氷の最小面積は、2015年9月11日に測定された。これは1979年以降の人工衛星による記録の中で4番目の狭さだった。


 北極圏全体の積雪量も減少傾向にあり、1979年以降は10年間に18%の割合で減少している。


■圏内の生物にも変化


 さらに、報告書に添付された一連の招待論文では、温暖化によってセイウチや魚の行動に混乱が生じている状況が明らかにされている。

「海氷の減少は、セイウチの生息環境を劇的に変化させている。大型海洋哺乳類のセイウチは通常、繁殖、出産、餌探し、嵐や捕食動物からの避難などのための場所として海氷を利用している」と報告書は述べている。


 また「近年、多数のセイウチが、米アラスカ(Alaska)州北西部の陸地に移動することを余儀なくされている。航空調査を通じて記録されたこの行動により、群れの過密化や餌が見つかりにくいなどの問題が発生している。過密化は子どものセイウチを圧死させる原因ともなる」としている。


 気候変動により魚の生息地も移動している。


 報告書は「タラ、アカウオ、カレイなどの亜北極に生息する種類の魚が、北方の北極海に移動していること」を明らかにした。


 これらの魚の生息地移動は、見慣れない捕食魚の大群に直面する北極海の小型魚に、生き残りの問題をもたらしている。【翻訳編集】 AFPBB News

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ここで問題とされるところは、生態系が変わってしまう問題と、原住民の生活が変わってしまう問題です。


これが自然の成り行きであるのなら仕方がないのですが、人為的な原因の成り行きであることがわかっているので、心配でもありますし、罪悪感が残りますね。


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