塩野義が、3年後にも新薬を出します。
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インフル 1回投与で治療 塩野義、3年後にも新薬
産経新聞 10月30日(金)15時18分配信
塩野義製薬が開発中の世界で初めてインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果のある飲み薬が、平成30年にも発売される見通しとなったことが30日分かった。1回の投与で1日以内に症状を抑える効果を目指して実用化に向けた臨床試験(治験)を進めており、厚生労働省も画期的な新薬候補として優先的に審査する対象に指定している。
スイス製薬大手ロシュの「タミフル」など従来のインフルエンザ治療薬はウイルスの拡散を抑えるもので、増殖そのものを抑えることはできなかった。このため、発症後48時間以内に服用しなければ効果が得られず、タミフルの場合は5日間程度服用を続ける必要があるといった不便さがあった。
塩野義は国内での治験を開始しており、11月以降に数百人規模の患者を対象にした第2段階の治験を行い、有効性などを確認する。
早ければ29年にも承認申請を目指している。
厚労省はすでにこれを画期的な新薬候補として、世界に先駆けて優れた新薬を発売するために優先的に審査する「先駆け審査指定制度」の対象に指定した。塩野義が承認申請すれば、通常1年程度かかる審査を半年程度に短縮することになり、30年にも発売される見通しだ。
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FUJIのRNAを制御するものとは違う新薬です。
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塩野義、インフル1日で治療 18年にも新薬実用化
2015/10/30 2:01日本経済新聞 電子版
塩野義製薬はインフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬を2018年にも国内で実用化する。従来の薬はインフルエンザウイルスの増殖そのものを止める効果がないが、新薬はウイルスの増殖を抑えて死滅させる仕組み。厚生労働省は画期的な新薬候補として優先的に審査する方針だ。
塩野義の新薬は喉や鼻から人体に入ったウイルスが増殖するときに使う酵素の働きを邪魔する。ウイルスは増殖できず、そのまま死滅する。飲み薬として従来品と全く違う仕組みで効く。
インフルエンザ治療薬は現在、スイス大手のロシュが販売する「タミフル」などがある。だがタミフルはウイルスの増殖そのものを止める効果はなく、服用を5日間程度続ける必要があり、患者の負担が重かった。
塩野義は健康な人に投与し、安全性を確認する初期段階の臨床試験(治験)を国内で実施した。インフルエンザ患者が増える11月以降、数百人規模の患者を対象にした第2段階の治験を始め、効き目を確認する。
厚労省は画期的な新薬の早期の実用化を促す「先駆け審査指定制度」で、同社の新薬をこのほど指定した。厚労省から製造販売承認が得られれば18年にも発売する。
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早ければ、2段階目の治験でこの新薬を投与となる可能性がでてきましたが、本当に1日で治療できるものならば、副作用のほうも心配ですね。