新胃がん検診 | Just One of Those Things

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50歳以上は、2年に1回になります。


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胃がん検診、50歳以上に引き上げへ 早ければ来春にも
福宮智代 朝日新聞デジタル
2015年7月30日20時55分


 市区町村が実施する胃がん検診の対象年齢が、40歳以上から50歳以上に引き上げられる見通しになった。バリウムを飲むX線検査に加え、内視鏡検査を導入し、検診間隔も1年に1回から2年に1回になる。厚生労働省の専門家検討会で30日、了承された。


 検討会に提出された報告書案では、40代の胃がんの罹患(りかん)率が1990年に比べ、半減していることなどが示された。


 国立がん研究センターが4月に公表したガイドラインは、胃がんの内視鏡検査の対象は50歳以上がのぞましく、受ける間隔は「2~3年に1回とすることが可能」としており、X線検査についても、50歳以上に引き上げても問題ないとの意見でまとまった。


 また、40歳以上の女性に行われている乳がん検診については、これまで推奨してきた乳房を見て触る視触診を「任意」とし、マンモグラフィー(乳房X線撮影)だけでもよい、とした。従来は国の指針で併用が推奨されてきたが、2012年度は約3割の自治体が集団検診で視触診をしていなかったという。


 医師の視触診の技量に差があることや、マンモグラフィーだけでも40~74歳で死亡率が25%減少するという研究結果なども踏まえて、判断した。


 胃がん、乳がんともに、指針を改定したうえで、早ければ来春の検診から導入される。(福宮智代)

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この新胃がん検診「1年おき」に懸念が出てきています。


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<新・胃がん検診>「1年おき」に異論…「内視鏡」選べるが
毎日新聞 9月5日(土)11時0分配信


 厚生労働省が来年度にも導入を予定している新たな胃がん検診の方法を巡り、学会などから異論が出ている。従来のエックス線検査に加えて内視鏡検査も選べるようになるが、検査の間隔は「毎年」から「1年おき」に延びるため、「内視鏡検査ができなければエックス線検査の機会が減るだけ」との懸念があるためだ。日本人間ドック学会などが厚労省に問題点を伝え、他団体にも再検討を求める動きが広がりつつある。【下桐実雅子、清水健二】


 日本人では胃がんは大腸がんと並んで多い。厚労省の有識者検討会は7月、国立がん研究センターの指針改定に沿った形で内視鏡検査を選択肢に加え、対象を50歳以上、間隔は2年に1回とする提言を大筋でまとめた。バリウムを飲むエックス線検査は、「対象や検診間隔がバラバラだと現場が混乱する」との意見が委員から出され、内視鏡に合わせることで合意。40代は対象から外れ、間隔も長くなる方向になった。


 しかし、医療関係者からは「がんの見逃しが増えるのではないか」との声が上がる。内視鏡検査は有効だが、検査できる医師の確保が特に地方で難しい。過疎地などで使われる「検診バス」では対応できない場合もあるという。東京都内の診療所の医師は「消化器の内視鏡の専門医が100人程度しかいない県もあり、数万人を診るのは無理」と話す。


 日本人間ドック学会の三原修一理事は「内視鏡に比べ、エックス線検査は精度が下がる。検診回数が減ると、結果的にがんが進行してから見つかるケースが増えるのではないか」と指摘。日本消化器がん検診学会も理事長が要望書を送った。


 検診の実施指針改定を予定している厚労省がん対策・健康増進課は「学会などのさまざまな意見も含め検討している」と話す。

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最終的にどうなるのか、わかり次第、またこのブログで取り上げます。


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