iPS細胞、さらに進展。 | Just One of Those Things

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iPSで人の生殖細胞作製に成功しました。


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ヒトiPSから生殖細胞 京大教授ら成功 不妊症など解明期待
産経新聞 7月17日(金)7時55分配信


 ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、精子や卵子のもとになる「始原生殖細胞」を効率よく作製することに、京都大大学院医学研究科の斎藤通紀教授らのグループが成功した。不妊症や遺伝性疾患の解明に役立つことが期待される。米科学誌「セル・ステム・セル」のオンライン版に、17日掲載される。


 ヒトiPS細胞で始原生殖細胞を作ったとの報告は国内外で複数あるが、いずれも手順があいまいで再現性が低いとされており、明確にメカニズムを示したのは初めてという。斎藤教授らはヒトiPS細胞に特殊なタンパク質などを加えて培養。まず「初期中胚葉」と呼ばれる細胞に変化させたうえで、さらに別のタンパク質などを加えたところ、始原生殖細胞の作製に成功した。


 これまでに、斎藤教授らはマウスのiPS細胞から精子や卵子を作ることに成功している。ただ、マウスのiPS細胞は分化能力が高い「ナイーブ型」だが、ヒトiPS細胞は「プライム型」と呼ばれ、生殖細胞に分化させるのは難しいとされていた。


 今回、ヒトiPS細胞から始原生殖細胞を作る手法が示されたことで、この分野の研究が世界的に加速するとみられる。斎藤教授は「今後、ヒトの精子や卵子を作製する研究を進める」と話している。

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そのほかにも、iPSがん化抑える物質を確認されました。


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iPSの細胞死、誘導物質を確認 神戸の先端医療財団など
神戸新聞NEXT 7月16日(木)14時5分配信


 人工多能性幹細胞(iPS細胞)の細胞死を誘導するタンパク質を、先端医療振興財団(神戸市中央区)や国立医薬品食品衛生研究所(東京)などの研究グループが世界で初めて確認した。このタンパク質は、目の神経を保護する役割で知られていたが、新たな機能を発見した。必要な細胞を生存させながらiPS細胞によるがん化の危険を抑えられ、安全な移植に貢献できるという。研究成果は英科学誌に発表された。(金井恒幸)


 タンパク質は「PEDF」と呼ばれ、目の網膜のうち網膜色素上皮細胞から分泌される。iPS細胞から移植用の細胞を作る際、iPS細胞が残っているとがん化の危険があることが課題だった。


 先端医療振興財団は理化学研究所と昨年9月、目の難病の患者に対し、iPS細胞から作った網膜の細胞を世界で初めて移植した。今回の成果はその研究の一環で分かった。


 グループは、網膜にiPS細胞を数多く入れてもがん化しにくいことから、PEDFが関与しているとみて研究を開始。網膜色素上皮細胞の上でiPS細胞を培養すると死滅することや、iPS細胞から作った網膜にPEDFを投与すると、網膜にならずに残っていたiPS細胞は死滅するが、網膜の細胞は生存できることを確認した。iPS細胞から作った肝臓や神経、心臓の各細胞に投与しても、残っていたiPS細胞だけを死滅できた。PEDFがiPS細胞の遺伝子に障害を与えているとみられる。


 グループは、iPS細胞が分泌する別の物質の量を確認し、移植前の細胞にiPS細胞が残っているかどうかを高感度で検出する手法も開発した。二つの技術について特許を出願している。


 先端医療振興財団細胞療法研究開発センターの川真田伸センター長は「二つの技術を組み合わせて使うことでiPS細胞由来の移植細胞の安全性を高め、多くの人を治療できるようにしたい」と話す。

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STAP細胞はどんどんと退化していきましたが、iPS細胞はどんどんと進展していきますね^^



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